名称:フルチューンドギア
モンスターレベル:17 分類:魔法生物
知能:運転手による 知覚:機械+運転手による 反応:運転手による
言語:運転手による 生息地:遺跡、軍拠点
知名度/弱点値:20/25 弱点:雷属性ダメージ+3点
先制値:21 移動速度:37
生命抵抗力:20(27) 精神抵抗力:19(26)

部位数:4(運転席、右腕、左腕、脚部) コア部位:運転席

攻撃方法:なし(運転席)/命中力:-/打撃点:-/回避力:※/ 防護点:※/HP:※/MP:※
攻撃方法:剣(右腕)/命中力:21(28)/打撃点:2d+20/回避力:19(26)/ 防護点:18/HP:95/MP:-
攻撃方法:機関銃(左腕)/命中力:19(26)/打撃点:2d+17/回避力:19(26)/ 防護点:15/HP:85/MP:-
攻撃方法:蹴り(脚部)/命中力:18(25)/打撃点:2d+19/回避力:17(24)/ 防護点:20/HP:115/MP:-

特殊能力(◯:常動型 〆:主動作型 ☆:補助動作型 □:宣言型 ▽:条件型 ▼:条件選択型)
●全身
○悪路走破
 足場が悪い事によるペナルティ修正を「-2」まで無効化できます。

○フルチューン
 内臓されたマギスフィアの過剰励起により、戦闘開始時、全身に魔動機術【ターゲットサイト】【シャドウボディ】【レジスト・ボム:雷】【スナイパーレンジ・小】【オートガードⅡ】【エフェクトプロテクター】の効果が付与されます。
 これらの効果は戦闘が終了するか、達成値22以上の【ディスペル・マジック】などの効果によって解除されます。

●運転席
○運転手
 この魔動機は、[部位:運転席]にレベル13以上の《人族》か1部位の《蛮族》《アンデッド》が「騎乗状態」にならなければ、移動、及び主動作を行う事ができません。
 また、[部位:運転席]の抵抗力、回避力、防護点、HP・MP、特殊能力は、騎乗したキャラクターのものを適用し、下記の能力が追加されます。
 このエネミーへの騎乗・降車は主動作で行います。

○〆手動運転
 [部位:運転席]に騎乗状態となったキャラクターは、この魔物の1部位として扱われます。
 その為、騎乗中は近接攻撃が不可能となり、《足さばき》《影走り》《飛行》《飛翔》《水中適正》の能力を持つ場合、それらも失われます。
 ただし、「魔法」や「○○のブレス」など、「射程:接触」以外の能力を持っている場合、[部位:運転席]の主動作を消費して、使用する事が可能です。

☆緊急脱出装置
 運転席に備え付けられた緊急脱出装置を使い、ギアの操縦席から脱出します。
 脱出したキャラクターは【30】点の落下ダメージを受けた上で転倒状態となり、即座に行動することができます。
 落下ダメージと転倒に関しては、「○飛行」「○飛翔」の能力を持っている場合、無効化できます。
 この能力は、[部位:運転席]以外のすべての部位がHP0以下になった時のみ使用できます。

〆マイクロミサイル/21(28)/生命抵抗力/半減
 この能力を使用する為には、[部位:運転席]のMPが12点必要です(魔動機術における、【○○・バレット】と同様に扱います)。
 座席後部に装備したバックパックから、小型ミサイルを連射して「射程/形状:20m/起点指定」「半径3m/10」を爆破して攻撃します。
 ミサイルは一旦上空に打ち上がって降り注ぐため、誤射の可能性はありません。爆発は【2d+24】点の炎属性の魔法ダメージを与えます。
 この能力は連続した手番には使用できません。

〆ロケットランチャー/20(27)/回避力/消滅
 この能力を使用する為には、[部位:運転席]のMPが15点必要です(魔動機術における、【○○・バレット】と同様に扱います)。
 右肩に搭載した主砲を発射し、「射程/形状:30m/貫通」の対象へと攻撃します。
 マナによる推進力を得た砲弾は、【2d+21】点の無属性の<ガン>ダメージを与えます。

●右腕、左腕、脚部
○機械の身体
 刃のついた武器から、クリティカルを受けません。

●右腕
□過負荷攻撃Ⅱ
 機体をオーバーヒートさせる勢いで右アームに装着されたブレードを振るいます。
 打撃点を+16点しますが、自身のHPに【8】点の魔法ダメージを受けます。

□斬り返しⅡ
 これを宣言した場合、2回の命中力判定を行い、どちらかでも成功すれば、攻撃が命中したものとして扱います。
 1回目の命中力判定で命中した相手に対しては、打撃点が「+3」点されます。

▼打ち払い
 [部位:運転席]が近接攻撃、射撃攻撃の対象になった場合、[部位:右腕]が攻撃を打ち払い、防御できます。
 運転席の回避力判定の代わりに、右腕が命中力判定を行い、達成値を比べ合います。
 相手の命中力判定と同点か、より高い達成値を得れば、回避力判定に成功したものとして扱います。
 より低い達成値しか得られなかった時は、運転席に攻撃が命中します。
 この能力は、1ラウンドに2回までしか試みる事ができません。

●左腕
○ガン
 機関銃は射程20mで装填数6の、カテゴリ<ガン>の武器として扱います。

〆装填
 機関銃の弾薬を完全に装填します。

〆弾薬斉射
 この能力を使うには、機関銃に3発以上の弾丸が装填されていなければならず、3発以上の弾丸を同時に消費しなければなりません。
 命中力判定の達成値と打撃点に「+使用した弾丸数」のボーナス修正を得た上で、対象を「半径5m/15」に変化させて機関銃での攻撃を行います。

●脚部
○攻撃障害=不可・なし
 巨体が攻撃を妨げます。
 [部位:運転席]は、近接攻撃の対象になりません。
 [部位:脚部]のHPが0以下となった場合、この能力は失われます。

戦利品
 自動:掘り出し物の魔動部品(7,600G/黒白S)
 2~5:未知の魔動部品(2,400G/黒白S)
 6~11:掘り出し物の魔動部品(7,600G/黒白S)
 12~:カスタマイズされたギアパーツ(18,000G/黒白SS)

解説
 魔動機「アラクネ」のように、騎手が乗る事で稼働出来るように設計された、2足歩行の汎用陸戦兵器をフルチューンカスタムしたものです。
 全高3m程度、運転席を覆うカバーも装甲もありませんが、その分計器と目視を両方用いれる事と、騎手の性能を活かす戦いが出来る強みを持っています。
 本来砕岩機やマニピュレータを装着する工作機ですが、この機体ではブレードとガトリングに置き換わり、更に背部のバックパックを利用して魔動機文明時代の兵器、ミサイルポッドやロケットランチャーを装着しています。内臓されたマギスフィアは6個にも及び、それぞれがシフトギアを上げる事で自動的に魔動機術を付与するという、戦闘特化型のチューニングがされています。
 主にこれを使用していたのは人族であったとされますが、もはや残存しているものはほとんどなく、現役で動いているものも大半が蛮族により鹵獲・改造されたものとなってしまっています。
 この騎獣は人族のライダーギルドでは流通していません。というか人族社会に鹵獲された場合でも、自動的に国家に接収されるくらいの代物です。