名称:ベノムサウルス
モンスターレベル:12 分類:動物
知能:低い 知覚:五感(嗅覚) 反応:敵対的
言語:なし 生息地:森林、山岳
知名度/弱点値:16/19 弱点:風属性ダメージ+3点
先制値:17 移動速度:22
生命抵抗力:16(23) 精神抵抗力:14(21)
部位数:3(頭部、胴体、尻尾) コア部位:頭部
攻撃方法:牙(頭部)/命中力:15(22)/打撃点:2d+14/回避力:14(21)/ 防護点:10/HP:74/MP:12
攻撃方法:爪(胴体)/命中力:14(21)/打撃点:2d+15/回避力:13(20)/ 防護点:14/HP:85/MP:5
攻撃方法:尻尾(尻尾)/命中力:15(22)/打撃点:2d+13/回避力:14(21)/ 防護点:8/HP:66/MP:8
特殊能力(◯:常動型 〆:主動作型 ☆:補助動作型 □:宣言型 ▽:条件型 ▼:条件選択型)
●全身
○悪食
あらゆるものを食べてきた蓄積により、毒に対する強い耐性を持ちます。
毒属性の魔法や特殊効果に対する生命・精神抵抗力判定に+4のボーナス修正を得ます。
また、毒属性の物理ダメージ、魔法ダメージを請ける時に、それを「-8」点します。
▽毒の血液/15(22)/生命抵抗力/半減
この魔物が存在する乱戦エリア内にいるキャラクターは、この魔物がダメージを受けた場合、自身の手番の終了時に【2d+8】点の毒属性の魔法ダメージを受けます。
●頭部
〆腐毒のブレス/14(21)/生命抵抗力/半減
自身の体内に蓄積された毒ガスと、口内に住まうバクテリアを混ぜあわせたブレスを勢い良く浴びせかけます。
「射程:20m」「形状:貫通」として扱い、【2d+18】点の毒属性の魔法ダメージを与えます。
また、この能力に対する生命抵抗力判定の達成値が「16」以下だった対象は、所持しているポーション類、食料品がすべて腐り、使い物にならなくなります。
この効果は、神聖魔法【プリザベーション】によって防ぐ事ができます。
▽腐食の牙/13(20)/生命抵抗力/消滅
自身の口内に住まわせているバクテリアを傷口に塗布する事で傷口を腐敗させ、回復を阻害します。
牙による攻撃が命中した場合、対象のHP最大値を適用ダメージの半分だけ減少させます(0未満にはなりません)。
これにより、HPの最大値が0となってしまったキャラクターは、生死判定に-10のペナルティ修正を受けます。
この効果は、毒属性として扱い、永続します。【キュア・ポイズン】の魔法などで解除することもできます(その場合、受けた達成値にかかわらず、20以上の達成値が必要です)。
HP最大値が0となって死亡したキャラクターは、その毒を解除しなければ蘇生することはできず、3日以内に蘇生できなければ、完全に腐敗します。
●胴体
〆2回攻撃&双撃
両腕の爪を用いて、素早く2回の攻撃を行います。1回目の攻撃の結果を確認してから、2回目の攻撃を、同じ対象にさらに行うか、別の対象を選んで行うかを選ぶ事ができます。
▽ヴェノムネイル/14(21)/生命抵抗力/消滅
爪から滲みだす毒の体液が、傷つけた対象を更に強く苛みます。
爪の攻撃が命中し、「1」点以上のダメージを与えた場合、対象に【8】点の毒属性の魔法ダメージを与えます。
○攻撃障害=不可・なし
巨体が攻撃を妨げます。
[部位:頭部]は近接攻撃の対象になりません。
[部位:胴体]のHPが0以下になると、この能力は失われます。
●尻尾
□テイルスイープ
自身の存在する乱戦エリア内の任意の5体までに、尻尾での攻撃を行います。
この能力は連続した手番には使用できません。
□テイルブレイク
尻尾を勢い良く叩きつける事で、命中力判定に-2のペナルティ修正を受けますが、同時に打撃点が+4点され、攻撃が命中した場合対象を転倒させます。
戦利品
自動:致死性の猛毒袋(4,000G/赤S)
2~7:毒竜のねじれた角(860G/赤A)
8~12:毒竜の猛毒袋(1,200G/赤S)
13~:致死毒の結晶(6,800G/金S)
解説
太古の時代から生きているとされる、雑食性の2足歩行の恐竜です。その体高は4m程で、恐竜としては珍しく前傾でない直立歩行を行う事が可能です。
その生態として特徴的なのが、先述した通りの雑食です。彼らは生きるためならば、美味、不味いを通り越し、毒や病気を持つものすら食べる事を拒みません。
しかしベノムサウルスは、その難儀な食生を可能とするある手段を得ています。一種のバクテリアを口内に住まわせる事で、彼らの持つ耐毒性を自身のものにしているのです。
そして世代を経るに伴い、ベノムサウルス自身の身体にも毒性を持つようになりました。 完全に毒を無効化している訳ではありませんが、その体を流れる血や体液は、獲物を苛む武器へと進化したのです。
現代のベノムサウルスは好戦的であり、獲物を見つけるとまずは毒で侵し、自身の食卓へと持ち帰れるように"下ごしらえ"をすると言われています。
ですが、その体内の奥底には蓄積された毒性物質が結晶化した宝石、通称「ベノムアメジスト」が隠されているとされます。
宝石からは常に致死毒が滲み出し、人に扱えるものかどうかすら分かりませんが、希少性からそれを求める好事家もまた、数多く存在します。