名称:セントエルモ
モンスターレベル:10 分類:妖精
知能:低い 知覚:魔法 反応:中立
言語:妖精語 生息地:墓地
知名度/弱点値:16/19 弱点:魔法ダメージ+2点
先制値:15 移動速度:15(浮遊)
生命抵抗力:12(19) 精神抵抗力:12(19)
攻撃方法:なし/命中力:12(19)/打撃点:2d+12/回避力:12(19)/ 防護点:0/HP:30/MP:30
特殊能力(◯:常動型 〆:主動作型 ☆:補助動作型 □:宣言型 ▽:条件型 ▼:条件選択型)
○変異種妖精
3つの「妖精の共通能力」を持っていません。
○奇跡を嫌う
この魔物は、神聖魔法による回復効果属性によってHPが回復せず、逆にダメージを受けます。
○通常武器無効
○攻撃方法なし
この魔物は、自身では通常の近接攻撃を一切行うことが出来ません。
☆屍に取り憑く/必中
レベル7までの、物理的な肉体(骨格)を持つアンデッドの魔物に取り憑いてその肉体を自在に操ります。
取り憑かれた魔物は自分の意志で行動できなくなり、この魔物の命令のままに行動します。この時、それらの種族としては【アンデッド】と【妖精】からPCに対してより有利な方を選択して選ばれ、また知能は「低い」であるものとして扱われます。
同時に、取り付いた屍に魔力を供給し、その動きを本来以上のものにします。
取り憑かれた魔物は、生命抵抗力・精神抵抗力・命中力・回避力に「この魔物が持つそれらの基準値の-4」だけボーナス修正を得、打撃点・HPは元の値と同じだけ加算されます。
取り憑かれた魔物のHPを0以下にした場合、この魔物のHPも即座に0になります。条件を満たす場合、これは「▽徒花」を誘発します。
○屍に潜む/22/危険感知
この魔物が潜んでいる死体と遭遇した場合、事前に目標値22の危険感知判定に成功しなければ、そのキャラクターはこの魔物に対し魔物知識判定を行えません。
ただし「▽徒花」が発動した場合は、その処理が終わった後にこの判定に成功したものとして魔物知識判定を改めて行えます。
▽徒花/必中
回復属性のダメージ以外でこの魔物のHPが0以下となった場合、鬼火が器を壊した者に燃え移ります。
その攻撃を行った者に対して、【15】点の火かつ呪い属性の魔法ダメージを与えます(対象にとってより不利となる属性が適用されます)。
〆死んで咲く花実/12(19)/生命抵抗力/半減
何にも取り憑けなかったこの魔物が、仲間のために死体を増やすべく行う自爆特攻です。
自身を中心とした「半径3m」にいるキャラクターすべてに、【30】点の火かつ呪い属性の魔法ダメージを与え、自身は消滅します。この時、経験点と戦利品は得ることができません。
この効果は《アンデッド》であるキャラクターにはダメージを与える事ができません。
戦利品
2-10:鬼火の火種(400G/赤白A)
11-:消えない鬼火(2,000G/赤白S)
解説
セントエルモは、直径20cmほどの青白い火の玉のような姿をした妖精と思わしき魔物です。その姿からウィル・オー・ウィスプの変異種と見られていますが、妖精として全く違和感のあることに、彼らは"穢れ"やそれをもたらす死体を好む傾向にあります。
原種とは異なり生者を害する意思を持っており、通常は墓地に漂ってはわずかな穢れを集めスケルトンやゾンビを作って、生きた者が迷い込んだ時にはそれを新たな素体にしようと襲いかかります。
最も奇妙なことは、妖精と同じ種族的特徴を持っておらず、また妖精魔法に準ずるものを扱えず、更には戦利品を得ることができるという点です。
これらの事実より、妖精ですらない別のなにかではないかという疑問が識者から挙げられています。