lv20 多くして、一つなるもの(不完全体) 魔神? 知能:未知数 知覚:五感(暗視)&魔法 反応:生贄が捧げられ続ける限り、無関心  言語:生贄になった者の扱える言語全てを習得 生息地:エヴセピト 知名度/弱点値:24/28 弱点:命中+1 先制値:22 移動速度:50・100(浮遊・水中) 生命抵抗力:28(35) 精神抵抗力:28(35) 命中力 打撃点 回避力 防護点 HP MP 体当たり/外殻 26/33 2d+50 24/31 20 150 160 触手/触手 24/31 2d+32 26/33 10 200 120 なし/胴体 - - 22/29 30 500 500 部位:11 外殻*5・触手*5・胴体 コア:胴体 ●全身 〇毒・病気・呪い・精神効果・土・水・氷・無効 〇通常武器無効 〇分類「魔神」だけではなく、「人族」「蛮族」「動物」「植物」「妖精」「幻獣」「神族」としても扱います。 〇精密射撃・鷹の目 ◯それはそれはおぞましい姿/必中  ”多くして、一つなるもの”を見た場合、恐怖のために硬直してしまい、  3Rの間、いっさいの移動と主動作、補助動作、回避判定が行えなくなります。  そして3R経過後、対象は、自身の手番の開始時ごとに、  1回だけ「目標値32」の精神抵抗力判定を行うことができ、  これに成功すれば恐怖を克服して、その手番から行動できるようになります。  一度、精神抵抗力判定に成功した対象は、以後、この効果を受けません。  この効果は精神効果属性です。  ですが、ブレイブハートの魔法では「◯それはそれはおぞましい姿」の効果を防ぐことはできません。  LV16以上のキャラクターは、この効果は必中ではなく、  「目標値32」の精神抵抗判定に成功すれば、この効果を受けません。 ▽マッディ・タイダルウェイブ/28(35)/生命抵抗/半減   エヴセピト産100%の泥水で津波を引き起こします  「射程:自身を中心に半径100m」の範囲内のすべての対象に「2d+35」点の「土&水・氷」属性の魔法ダメージを与えます。  (&:軽減などは両方の属性が必要)  この特殊能力は、登場した時、1度だけ手番を関係なしに発動します。 ●外殻 〇丸い身体 丸い身体が、自身の行う近接攻撃の阻害をします。  1つの「部位:外殻」が近接攻撃を行った場合、他の「部位:外殻」は近接攻撃を行えません。 ▽おぞましき光景/特殊/精神抵抗/消滅/  「部位:外殻」は攻撃を受けると、取り込まれた者が汚泥のような血を流し、外殻から剥離されます。  呻き苦しみもがき、阿鼻叫喚で崩落していくその様は、見ている者を狂気に陥れます。    この部位に対し、目視して射撃攻撃・近接攻撃・魔法などで「1」点以上ダメージを与えた場合、  即座に目標値「30」の精神抵抗力判定をしなければなりません。  失敗した場合、1rの間、いっさいの移動と主動作、補助動作、回避判定が行えなくなります。  一度の命中・行使判定などで複数の「部位:外殻」にダメージを与えた場合、この判定は1回のみになりますが、  命中・行使判定が複数の場合、もちろん、その都度、抵抗判定が必要になります。  この効果は精神効果属性です。  ですが、ブレイブハートの魔法では「▽おぞましき光景」の効果を防ぐことはできません。 ☆身をゆだねなさい/目標値:26/生命抵抗/消滅  「射程:接触」で「対象:1体」を取り込みます。  対象は移動と主動作ができなくなり、補助動作も自身に効果のあるものしか使用できません。  この魔物の行動開始時に、対象はHPの最大値と現在値が「10」点減少します。  対象のHPの最大値、もしくは現在値が「0」点以下になった場合、対象は即座に死亡します。  そして、この魔物に完全に取り込まれます(キャラクターロスト扱いです)。  脱出には「引きはがし処理」が必要です。原則的に取り込まれたキャラクターは主動作ができませんが、  例外的に「引きはがし処理」をすることが可能です。また、「はじき玉」も有効です。  取り込んだ部位のHPが「0」以下になった場合、取り込まれたキャラクターは解放されます。  解放されたキャラクターは、即座に減少した最大HPが元の状態に戻ります。  減少した最大HPは、解放される以外の方法では回復させることはできません。  取り込まれたキャラクターは、この魔物の攻撃の対象から除外されます。  この能力は各部位、1R1回限定です。 〆分かち合いましょう/25(32)/精神抵抗/消滅  範囲内のすべてのキャラクターに、この魔物に取り込まれてしまった人族や蛮族の、  怨嗟や嘆き悲しみ苦しみ、狂気の声を浴びせて、精神をすり減らします。  「射程:自身を中心に100m」で範囲内にいる対象すべてに効果をもたらします。  対象のキャラクターは精神力が「6」点減少します。  精神力が減少した場合、精神力抵抗、MPの最大値と現在値も、  減少した能力値を元に再計算し直します。  この効果は累積します。この能力で精神力は「0」未満にはなりません。  精神力が「0」になったキャラクターは発狂します。  以後、この魔物が倒されるか、居なくなるまで、生死判定以外の一切の行動がとれなくなります。  固定値のキャラクターの場合「精神抵抗力-魔物レベル」回だけ効果を受けたら、発狂するものとします。  この効果は精神効果属性です。  ですが、ブレイブハートの魔法では「☆分かち合いましょう」の効果を防ぐことはできません。  減少した精神力は、時間経過以外の方法では回復しません。  普通の生活環境では1日に精神力「1」点、とてもリラックスできる環境では精神力「3」点回復します。  1つの「部位:外殻」がこの特殊能力を使用した場合、  他の「部位:外殻」はこの特殊能力を使用できません。 〆あの頃に戻りなさい/目標値:32/精神抵抗/消滅  「射程:自身を中心に100m」で範囲内にいる対象すべてに効果をもたらします。  抵抗に失敗した対象は、真言魔法パーフェクト・キャンセレーションの効果が掛かります。  パーフェクト・キャンセレーションの達成値を32として、呪歌・練技・賦術・特殊能力などの  達成値の比べあいをし、達成値未満の効果はすべて消滅します。  1つの「部位:外殻」がこの特殊能力を使用した場合、  他の「部位:外殻」はこの特殊能力を使用できません。 〆挨拶をしてきなさい/26(33)/回避/消滅  外殻に取り込んだ者たちを、球状にまとめて投げつけます  「射程/形状:30m/射撃」「対象:1体」に「2d+30」点の物理ダメージを与えます。 〇私に還りなさい 行動終了時HP「50」回復 HP「0」以下でこの能力を喪失  剥離し崩落していった、取り込まれた者たちを、再度拾い上げて、外殻に吸収し直します。 ●触手 〇潜伏 対象部位:外殻1つ 喪失条件:[部位:外殻]のHP0以下 ※個別注意(説明アリ)  この部位は、近接・射撃攻撃、魔法、その他あらゆる能力の対象にならず、効果を受けません。  この部位は、「〇潜伏」が喪失するまで、一切行動することができません。  ※個別注意補足   便宜上、「触手A〜E」「外殻A〜E」とナンバリングします。   「触手A」は「外殻A」と対になっています。「触手B」は「外殻B」と対になっており、    C〜Eも同様に対になっています。   「外殻A」のHPが0以下になると、「触手A」のみが「〇潜伏」の能力を喪失します。   「触手B〜E」は対になている「外殻」が生存している限り、「〇潜伏」の能力は常に有効です。 ▽連続攻撃U ▽貫通撃 ダメージ決定のダイスの出目が「8」以上で、対象の防護点を「0」として適用ダメージを算出する。 〆マッディ・スプラッシュ/25(32)/生命抵抗/半減   エヴセピト産100%の泥水を惜しげもなく噴射します。  「射程/形状:100m/貫通」で対象に「2d+25」点の「土&水・氷」属性の魔法ダメージを与えます。  (&:軽減などは両方の属性が必要) ●本体 〇潜伏 対象部位:触手 喪失条件:3つ以上[部位:触手]のHP0以下 〇魔法ダメージ減少=自身の防護点 〇適用ダメージ半減 〇外殻強化 「部位:外殻」の特殊能力の判定に+8のボーナスを与えます。        潜伏中はこの能力は効果を現しません。 〇眠りにつきましょう  ”多くして、一つなるもの”は不完全体です。  眠りにつき、完全体になるまで眠っていたところを、リャグやイグナウに起こされた状態です。  この魔物の行動開始時に「1d6」を振り、「1」の目が出た場合、  この魔物は元の居た次元に戻り、再び眠りにつきます。  潜伏中はこの能力は効果を現しません。 ☆母なる大地に降り立ちなさい/36/精神抵抗/消滅   対象の飛行する能力や浮遊の能力を一時的に喪失させます。   「射程:自身を中心に半径100m」範囲内のすべての対象に、   飛行・飛翔・浮遊・そのほか、大地から足が離れるような特殊能力や魔法、その他の効果を3r無効にします。 〆マッディ・タイダルウェイブ/28(35)/生命抵抗/半減   エヴセピト産100%の泥水で津波を引き起こします  「射程:自身を中心に半径100m」の範囲内のすべての対象に「2d+35」点の「土&水・氷」属性の魔法ダメージを与えます。  (&:軽減などは両方の属性が必要) ▽守りの喪失  すべての「部位:触手」のHPが0になった場合、防護点が「0」になります。 ▽まだ終わりではありません  すべての「部位:触手」のHPが0になった場合、「〇2回行動」の能力を得ます。 戦利品 自動 異世界の未知なる結晶体(8000G/赤黒緑白金S)*3d+2  たとえ倒したとしても、”多くして、一つなるもの”は死ぬことはありません。  謎の結晶体を残して、泥水のように溶けて、元の次元に流れていきます。  そして長い長い時間をかけて、自身を再生させるのです。 解説 ”多くして、一つなるもの”は人族だけでなく、穢れのある蛮族も生贄として受け入れる、深き心を持っています。研究によると、アンデッドと魔動機以外なら、何でも生贄として受け入れるようです(魔神も、神族も!)。 生贄に捧げられた者をゲル状に融解させ、自身の体に纏わせていくことで、巨大な肉の怪球になっています。 イグナウと同じように、取り込まれた者は、たえず泣き喚き、呻き、ときに狂ったような笑い声を上げています。 ただし、”多くして、一つなるもの”に取り込まれた生贄の魂は、体と同じように変質化され、二度と輪廻の円環に戻れません。 ですが、悲しむことはありません。彼らは”多くして、一つなるもの”の一部として、永遠にエヴセピトで暮らすことができるのですから。 ”多くして、一つなるもの”は魔神と分類されていますが、魔神学者の中では異論があるようです。 この魔物は、様々なものを取り込み、吸収し、成長する過程で、種族というものを超越した存在になったと考えられています。 始まりはいったいどんな存在だったのか、全く分かっていません。 この”多くして、一つなるもの”は不完全体のデータです。完全体の場合、生贄として取り込んだ者の、様々な特技や魔法を操る恐るべき敵として、冒険者の前に立ちはだかるでしょう。