◇レベル25 ガルーダフェダーイン <蛮族> 知能:人間並み 知覚:五感 反応:敵対的 言語:交易共通語、汎用蛮族語、獣人語、魔法文明語 生息地:試練の遺跡第五層「殺風景」 知名度/弱点値:27/32 弱点:衝撃属性ダメージ+3点 先制値:33 移動速度:38/76(飛行) 生命抵抗力:29(36) 精神抵抗力:29(36) ■攻撃方法(部位):命中力:打撃点:回避力:防護点:H P:M P  くちばし(頭部):29(36):2d+30:33(40): 20 :301:119   湾刀(胴体) :31(38):2d+36:32(39): 22 :322:126 部位数:2(頭部/胴体) コア部位:頭部 ◇特殊能力(○常動型、〆主動作型、☆補助動作型、ν宣言型、▽条件型、▼条件選択型) ●全身 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○挫けぬ心  自らが望まないあらゆる「精神効果」属性の効果を全く受けません。また、既に受けている「精神効果」属性の効果を自由に解除できます。  達成値の比べ合いは必要でなく、「呪い」属性を伴っていても関係ありません。 ○試練を課すものⅡ 【範囲:戦場ひとつ】【対象キャラクター:自陣営 かつ レベル25未満の魔物】  この魔物は、遺跡の守護者として周囲の魔物を強化する特殊な性質を持っています。  対象となるキャラクターは、以下のように能力値への修正を受けます。  ・レベルが【22】として扱われます。  ・自身の行使判定を除く行為判定に【26-(自身のレベル)】のボーナス修正を受けます。  ・発生させるダメージが【+28-(自身のレベル)】点、防護点が【+25-(自身のレベル)】点上昇します。  ・HPとMPが【+180】点されます。  ・使用可能な「魔法」は、一律として習得レベルと魔力が【+6(レベル上限15)】されるものとして扱います。魔力もそれに伴い上昇します。  ・置き換え可能な《戦闘特技》は、すべて最もランクが高いものとして扱います。 ○流星の勾玉【装備品】  聖地より奪い去った宝玉「ハジャル・アスワド」を加工した勾玉が、風に乗る戦士の体捌きに追い風を吹かせます。  通常移動・全力移動によって移動した場合、この魔物は次の手番の開始時まで回避力判定の基準値に【+12】のボーナス修正を受けます。  このアイテムを装備するためには、装備者のフェダーイン技能が15レベル以上である必要があります。 ▼ファントムカウンター  戦闘特技《ファントムカウンター》と同じですが、どちらの部位で宣言した場合でも命中力判定のペナルティは統一されて累積します。 ○心眼(計算済)  回避力判定に+4のボーナス修正を得て(ステータスに計算済)、「透明」の対象への命中力判定・回避力判定へのペナルティ修正を-4から-2に軽減できます。 ○足さばき ●頭部 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ▽連続攻撃Ⅱ  この能力は練技【フェンリルバイト】には適用されません。 ☆練技&○練体の極意  超越者用練技を除く、すべての練技を使用できます。  これらの練技は技能レベルが必要な場合は15レベルとして扱われ、通常の2倍の効果時間を持つものとして扱われます。  【フェンリルバイト】を使用する場合、例外的に「攻撃方法:くちばし」を強化する・補助動作で攻撃するものとして扱います。  また【バルーンシードショット】は武器として<スローイングスター>を使用し、「射程:10m」、基本命中力は29、ダメージは【R8+29@9】として扱います。  武器となる<スローイングスター>は、補助動作で何度でも生成できます。 ☑マルチアクション 〆遺失魔法/魔力28(35)  この魔物は【ディビリテイター】【パッシブスタイル】【☆ソーサルアンカー】の遺失魔法を使用できます。  それぞれのデータは、下記の特殊能力を参照してください。 〆ディビリテイター【遺失魔法】 【射程:50m 形状:起点指定 対象:1体 効果時間:30秒/3回 抵抗:短縮 消費MP:32 属性:呪い+精神効果】  相手に畏怖を抱かせる視線で射竦め、対象の行動はおろかその幸運までもを阻害します。対象は30秒(3ラウンド)の間、あらゆる判定において自動失敗する出目が「2」から「5 以下」となり、かつ自動成功が発生しなくなります。  この効果は効果時間の間であっても、【3回】2dによる判定を行うと効果が消滅したものとして扱われます。  対象がこの魔法に対する精神抵抗力判定に成功した場合、効果時間は10秒、かつ効果回数は【1回】として処理されます。 〆パッシブスタイル【遺失魔法】【通常移動後使用可能】【時間拡大不可】【エクステンション不可】 【射程:- 形状:- 対象:術者 効果時間:10秒 抵抗:なし 消費MP:24 属性:-】  常在戦場の精神を具現化した、闘気のオーラに包まれます(正しくは魔法というよりは練技の極みとも言える技術です)。  闘気のオーラを纏っている間は、術者は受けるダメージを4分の3(0.75倍/端数切り上げ)に軽減します。またあらゆる判定において、超成功が発生します。  さらにこの効果が消滅した場合、その瞬間に自身のHPが【最大HPの1/10(端数切り上げ)】点だけ回復します。  一応は魔法による効果なので、【ディスペル・マジック】などで解除することが可能です。 ☆ソーサルアンカー【遺失魔法】 【射程:30m 形状:射撃 対象:1体 効果時間:一瞬 抵抗:消滅/必中 消費MP:4 属性:-】  闘気で編んだ非実体のアンカーを射出し、対象に楔として打ち込みます。  このアンカーは打ち込まれた直後に巻き取られ、「対象を自身の地点まで引き寄せる」か、「対象の地点まで自身が跳躍するか」の2つの効果から、どちらかを選んで発動します。  引き寄せを選択した場合、その効果は「抵抗:消滅」として扱われます(基本的には主動作によって発動し、行使判定を行わなければ選択できません)。  跳躍を選択した場合、その効果は「抵抗:必中」として扱われます。  アンカーによって引き寄せる事ができるのは部位数が2以下のキャラクターか、200kg未満の構造物に限られます。跳躍に関しては、この制限はありません。  この効果は移動妨害の影響を受けず、また離脱宣言の必要もありません。さらに、この効果を使用した後にも制限移動が可能です。 ●胴体 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ☆乱気流/32(39)/生命抵抗力/半減  自らを中心に「半径6m/20」の範囲に乱気流を巻き起こし、対象に【2d+25】点の風属性の魔法ダメージを与えると同時に転倒させます。  この能力は各手番ごと、終了時に1回だけ使用できます。 〆斬り裂く風/32(39)/精神抵抗力/半減  「射程:30m」「形状:起点指定」で、敵3体を風の刃によって斬り裂いて【2d+28】点の風かつ斬撃属性の魔法ダメージを与えます。 ○飛翔Ⅱ=命中+2・回避+2  対象部位:すべて/喪失条件:[部位:胴体]のHP0以下 ☑レイジ【《武器習熟/ソードS》秘伝:宣言型】【<ソード>限定】  裂帛の気合を刃に込め、敵一体を斬りつける抜刀術です。気の力で、実体を持たない目標に対してもダメージを与える事が出来ます。  この秘伝を宣言した近接攻撃は、銀かつ魔法の武器によるものとして扱われます。また、「○通常武器無効」の能力を持つキャラクターに対しては、与えるダメージが【+2】点さ れます。  また、この秘伝による近接攻撃の命中力判定でクリティカル、もしくは超成功が発生した場合、そのダメージは防護点を無視して与えられます。 ☑ハイスラッガー【《回避行動Ⅱ》秘伝:宣言型】  自身の回避を顧みない捨て身の技で、一撃必殺の攻撃を行います。命中力判定に+【回避力判定の基準値/10(端数切り上げ)】のボーナス修正を受け、また打撃点を【回避力判 定の基準値】点だけ上昇させます。  ただし、攻撃の成否に関わらず、自身が次に行う回避力判定は、サイコロを振らず自動失敗であるものとして扱います。この効果は防御ファンブルを誘発します。 ◇戦利品   自動:流星の勾玉ハジャル・アスワド(58,800G/-)  2~5:風刃の羽(3,500G/赤S) 6~11:風乗りの羽(6,500G/赤S)  12~:乱気流を纏う羽(35,000G/赤SS) ◇解説  かつてデュランディルの時代に現れたガルーダです。  群れより賜るガンダルヴァの称号を厭い、ひとつ身のままに中つ東なる場所へ向かい、その地の戦士──【フェダーイン】としての衣鉢を会得しています。  ある種の魔法剣士としての技能を1つの系統として纏め上げた戦士の技を十全に学んだ彼女は、超越者ならぬ求道者へと変じて流浪のガルーダとしてその姿がわずかに記録に残って いました。  種として鍛え上げられた機動力、異能と呼べるほどの捌きの技術、そしてかの地より奪い去った秘宝の能力により、飛ぶ姿は何者の矢にも捉えられず、また人知れず何処かに消えた とだけ伝えられています。  いかなる理由によって彼女がこの殺風景の番人となったか語る事はありませんが、再現される荒野は彼女が旅した中つ東の地の景色そのものであろうと思われます。