◇レベル35 "天眼のマギヘドロン"サテライトハート <魔法生物>                            ミストキャッスル 知能:不明 知覚:五感(機械)/魔眼 反応:敵対的 言語:魔動機文明語、バジリスク語、アンドロスコーピオン語 生息地:霧の街最上層 知名度/弱点値:44/49 弱点:クリティカル値-1(最低6) 先制値:45 移動速度:120(飛行) 生命抵抗力:43(50) 精神抵抗力:46(53) ■攻撃方法:命中力:打撃点:回避力:防護点:H P:M P   なし : - : - :45(52): 20 :100:700 ◇特殊能力(○常動型、〆主動作型、☆補助動作型、☑宣言型、▽条件型、▼条件選択型) ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○純エネルギー無効、雷無効、呪い無効 ○全天の視線  戦闘特技《精密射撃》《鷹の目》を習得しています。  また、【サテライトハート】を中心に「半径10kmの空間」は、すべて【サテライトハート】によって感知されているものとして扱います。  透明な対象、擬態している対象もすべて感知でき、行動制限やペナルティ制限を一切受けません。 ○天に還る眼  この状態は、【バロール】の特殊能力「▽天眼離脱」が成立した場合にのみ発生する形態変化です。  この形態となった際、【バロール】の[部位:頭部]が受けていたダメージは、その【1/10(端数切り捨て)】だけこの魔物のHPを減らすものとして扱われます。  またMPは、[部位:頭部]のMPの【現在値+200】点が残っているものとして扱います。 ○黒曜のオクタヘドロン  サテライトハートは、あらゆる適用ダメージの最終値を「1/10(端数切り捨て・最低1)」であるものとして扱います。  また、刃を持つ武器や属性を持つ攻撃においてはクリティカルが発生しません。 ○魔法ダメージ半減  魔法ダメージを受ける場合、その算出ダメージを自動的に「半減」します。 ☆アージェント・アブソーバー/58(65)/精神抵抗力/消滅  高速離脱機能の起動のために大量のマナを周囲から汲み上げる機能を展開します。  10秒(1ラウンド)の間、「半径200m」以内の全てのキャラクターが消費するMPの基本値が2倍になるものとして扱われます。  また、この能力に対する抵抗に失敗したキャラクターの数だけ、サテライトハートのMPが【30】点回復します。  この能力は、原則として手番の開始時に使用されます。 ○2回行動 〆アーク・デストラクション/66(73)/生命抵抗力/半減【Lv6】  魔眼から極小の魔力の粒子を大量に放出し、「自身を中心とした半径500m」すべてへと魔法の散弾を曝露させます。  範囲内のすべてのキャラクターは【(2d+33)】点の魔法ダメージを【1d6+1】回だけ受けます。  また、構造物に対しては発生させる1回あたりのダメージが【3倍】となるものとして扱われます。  この能力は1ラウンドに1回、かつ連続した手番には使用できず、使用すると自身のMPを【100】点消費します。 〆バニシング・レイ/64(71)/精神抵抗力/半減  コアクリスタルより「土」「水・氷」「炎」「風」「雷」「純エネルギー」「斬撃」「衝撃」のいずれかの属性を乗せた強大な光線を照射します。  「射程:100m」の1体の対象に【威力100+86】点の属性を持った魔法ダメージを与えます。   この能力を使用すると自身のMPを【50】点消費します。 〆アンジュレイト・キャノン/必中  縮退効果によって空間ごと捩れさせ、その復元作用に対象を巻き込みます。  「射程:50m」「形状:貫通」として、【80】点の「防護点で軽減できない」物理ダメージを与えます。  このダメージは、【スケープドール】やレギオンの身代わりの対象にできません。「熱狂の酒」によるMPでの肩代わりのみ有効です。  この能力を使用すると、自身のMPを【50】点消費します。 〆アナライズ・プレディクション/52(59)/精神抵抗力/消滅  「射程:1000m」内の対象すべての動向を仔細に観察・解析します。対象は20秒(2ラウンド)の間、サテライトハートに対する全ての達成値の比べ合いを要する判定に おいて、判定を2回行い、出目が低い方を採用しなければなりません。  [剣の加護/運命変転]などの出目を変更する効果は、低い方の出目を採用した後に使用できます。  この能力を使用すると、自身のMPを【50】点消費し、[剣の託宣/運命凌駕]以外の効果によって解除できません。 〆ダーク・レイ  魔力をかき消す黒い光をオーバーロードにより放射します。  自らを中心に「半径30m」以内で効果を発揮している魔法、練技、呪歌、賦術、あるいはアイテムや特殊能力による効果、それらを全て達成値に関係なく打ち消します。  効果時間が「永続」である効果は、この能力の対象になりません。  この能力を使用すると、自身のMPを【200】点使用します。  この能力は、自身の現在MPが「600」点以上である時か、形態変化の直後においてのみ使用する可能性があります。 〆エジェクト・エスケープ  最大まで溜め込まれた魔素を全て消費し、近傍の宇宙空間へと即座に転移します。  自身の現在MPが最大値まで回復している状態に限り最優先で使用し、戦場から即座に離脱します。離脱した地点の座標は記録されます。  この能力による逃走は、いかなる方法によっても止める事ができません。 ◇戦利品   自動:衛星の核心(300,000G)  2~8:外なる黒曜の破片(14,900G/金白SS)*1d6 9~15:星の海を視た天眼鏡(215,000G)  16~:深淵を覗く望遠鏡(777,000G) ◇解説  バロール・リヴァイアサンと名付けられた外なる機神のコアであり、蛮族によって修理された内骨格・外殻形成機能すらも脱ぎ捨てた姿です。  その外観は一辺が2m程度の黒い正八面体の姿であり、数十年前の墜落から今までにかけて、内部で自己修復を行い続けていました。 (単独での完全修理のには百年以上が必要となる、あくまでシステムダウンを防ぐ為の補助機能となります)  この状態になった際は、即ち機体存続の危機に直面している状態です。そのため、戦場からの離脱を最優先ルーチンとし、それがエネルギー残量的に困難であると見做した場合は 安全確保のため、周辺のエネルギー反応に対し可及的に攻撃・鎮圧を図ります。  外殻を失った事で物理的な攻撃は行えなくなっていますが、天眼や空間兵器、また臨時稼働する予備縮退炉によるエネルギー生成はこの状態でも使用可能となっています。  また、危険レベルは限界突破しており、思考ルーチンにおいてあらゆる武装の使用許可が降りた状態です。  取り逃がして放置すればいずれ世界の危機足る存在として再生し、そうでなければ途轍もない火力を伴う災禍を振り撒く、非常に危険な存在です。  この状態まで追い詰めたならば、確実に機能停止まで追い込む必要があるでしょう。  この機体の正体は、「魔動機文明が途絶えなかったラクシア」という並行宇宙からの漂着物です。  本来の機能は「惑星ラクシアを離れた深宇宙の探索」であり、異常な戦闘能力は自己防衛機能として搭載されています。  かの世界においてはマギスフィアは更に技術革新が進み、立方体→多面体という形の変遷を経て、更に多くの情報量や機能の管理が可能となっています。  現時点の魔動機術体系と比して、文字通り300年以上の先の存在となるでしょう。