◇レベル３５　"深淵の天眼"バロール・リヴァイアサン　＜魔法生物＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾐｽﾄｷｬｯｽﾙ 知能：不明　知覚：五感（機械）／魔眼　反応：敵対的　言語：魔動機文明語、バジリスク語、アンドロスコーピオン語　生息地：霧の街最上層 知名度／弱点値：３８／４５　弱点：「○質量持つ幻影」「▽天眼離脱」看破　先制値：４５　移動速度：２０（飛行） 生命抵抗力：４５（５２）　精神抵抗力：４７（５４） 　 ■　攻撃方法　：命中力：打撃点：回避力：防護点：Ｈ　Ｐ：Ｍ　Ｐ 　なし（頭部）：　－　：　－　：44(51)： ２５ ：７００：５００ 　右翼（翼）　：48(55)：2ｄ+46：48(55)： ４０ ：４５０：　－ 　左翼（翼）　：48(55)：2ｄ+46：48(55)： ４０ ：４５０：　－ 　尻尾（胴体）：46(53)：2ｄ+68：41(48)： ５０ ：８００：　－ 部位数：４（頭部／右翼／左翼／胴体）　コア部位：頭部 ◇特殊能力（○常動型、〆主動作型、☆補助動作型、☑宣言型、▽条件型、▼条件選択型） ●全身 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○質量持つ幻影【弱点】 　【バロール】は、実際には五感すら欺く質量を持った幻影によって外殻を形作っています。 　この能力を看破すると、［部位：翼］［部位：胴体］は「○魔法ダメージ耐性」「○機械の身体」の特殊能力が適用されなくなり、防護点が－３０されるものとして扱います。 　《弱点看破》を習得しているキャラクターは、上記の効果に加えて適用ダメージが２倍になるものとして扱います。 ○魔法ダメージ耐性 　魔法ダメージはクリティカルしません。 ○機械の身体 　刃を持った武器によってクリティカルが発生しません。 ○飛行Ⅱ ○全天の視線 　戦闘特技《精密射撃》《鷹の目》を習得しています。 　また、【バロール】を中心に「半径１０ｋｍの空間」は、すべて【バロール】によって感知されているものとして扱います。 　透明な対象、擬態している対象もすべて感知でき、行動制限やペナルティ制限を一切受けません。 ☆全天の凝視 　補助動作で１ラウンドに３回まで、透明なキャラクター１体に対して「マーク」を行う事ができます。 　「マーク」された対象は、１分（６ラウンド）の間、その輪郭が他者にもはっきりと見える様になり、透明である利を一切失います。 ▽戦闘レベル危険域段階解除 　自身が管理している【ヘキサデバイス】が１体倒されるたびに、戦闘レベルを１段階上昇させます。戦闘レベルは戦闘開始時では【Lv1】として扱い、最大で【Lv7】まで上昇します。 　戦闘レベルが上昇すると、一部の特殊能力の封印が解かれ使用できるようになります。 　原則的に、一度上がった戦闘レベルは戦闘終了か「〆フルリペア」を使用するまでは低下しません。 　戦闘レベルが関与する能力は、能力名の横に【Lv○】と表記されています。また、「倒された」の判断は、ＧＭが行います。 ●頭部 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ▽天眼離脱【弱点】 　［部位：頭部］以外のすべての部位のＨＰが０以下になった場合、もしくは［部位：頭部］のＨＰが０以下になった時［部位：頭部］の能力値・一部能力が変化し、独立した１部位の 魔物として扱われるようになります。 　与えたダメージはある程度が引き継がれます。 　この能力を看破した場合、追加で魔物知識判定を行う事ができます。成功すれば、形態移行後の魔物データが事前に閲覧できます。 　但し、賦術【エンサイクロペディア】をこの魔物に対する魔物知識判定に既に使用している場合、このタイミングでは再使用できません。 （この段階で魔物知識判定に失敗しても、形態移行時に再度行う事が可能です。その際は【エンサイクロペディア】を使用できます）。 ○マナ・コンバータ 　［部位：頭部］はＭＰが０以下になった場合はＨＰを消費して行動を行えます。 ○２回行動【Lv2】 ○３回行動【Lv5】（「○２回行動」を上書き） 〆貫きの視線・拡散／５１（５８）／精神抵抗力／半減 　視線に「土」「水・氷」「炎」「風」「雷」「純エネルギー」「斬撃」「衝撃」のいずれかの属性を持たせ、単眼から放出します。 　「射程：１０００ｍ」「形状：貫通」として扱い、【威力６０＋６８】点の属性を持った魔法ダメージを与えます。 　この能力を使用すると自身のＭＰを【３０】点消費します。 〆貫きの視線・収束／６０（６８）／精神抵抗力／半減 　視線に「土」「水・氷」「炎」「風」「雷」「純エネルギー」「斬撃」「衝撃」のいずれかの属性を持たせ、単眼にて凝視します。 　「射程：１００００ｍ」の１体の対象に【威力９０＋８９】点の属性を持った魔法ダメージを与えます。　 　この能力を使用すると自身のＭＰを【５０】点消費します。 〆停滞の視線／４７（５４）／精神抵抗力／消滅【Lv3】 　【バロール】が感知しているキャラクター１体に強烈な重力負荷を与える視線を放ち、その動作を阻害します。 　抵抗に失敗した対象は、１０秒（１ラウンド）の間、補助動作を一切行えなくなります。 　この能力は１ラウンドに１回だけ使用できます。また、この能力を使用すると自身のＭＰを【３０】点消費します。 〆アーク・デストラクション／６６（７３）／生命抵抗力／半減【Lv6】 　魔眼から極小の魔力の粒子を大量に放出し、「自身を中心とした半径５００ｍ」すべてへと魔法の散弾を曝露させます。 　範囲内のすべてのキャラクターは【（２ｄ＋３３）】点の魔法ダメージを【１ｄ６＋１】回だけ受けます。 　また、構造物に対しては発生させる１回あたりのダメージが【３倍】となるものとして扱われます。 　この能力は１ラウンドに１回、かつ連続した手番には使用できず、使用すると自身のＭＰを【１００】点消費します。 〆フルリペア【Lv7】 　自身のリソースを消費し、損なわれた子機を急速作成します。 　自身と同じ座標に、Ａ～Ｆまでの【ヘキサデバイス】を新たに出現させます。但し、現在ＨＰは１００点であるものとして扱います。 　出現した【ヘキサデバイス】は即座に行動を開始しますが、同時に【バロール】の戦闘レベルはLv1に低下します。 　この能力は手番の開始時のみ使用でき、使用すると即座に［部位：頭部］の手番が終了します。 　また、この能力を使用すると自身のＭＰを【１２０】点消費します。 ●翼 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○攻撃障害＝－４・－４　魔法障害＝－４　暗黒の光が攻撃を妨げます。 　対象／［部位：頭部］　軽減条件：両方の［部位：翼］のＨＰ０ 〆刃根の弾丸／４６（５３）／回避力／消滅 　幾本もの鋭い羽根状弾丸を立体プリンターにて形成し、翼から射出します。正常な精神を持つ者に対しては、物理弾丸でなくエネルギー弾に錯覚させられる事でしょう。 　「形状：射撃」「射程：５０ｍ」として、任意の３体までに【２ｄ＋４８】点の物理ダメージを与えます。 　この攻撃を同じ対象に行う場合、最大同時発射数は２発までとなります。 　対象が精神効果属性を無効に出来ない場合、このダメージは精神効果属性の＜ガン＞ダメージとして扱われます。 〆死滅の黒光／必中【Lv3】 　翼から爆発的な放射線を照射し、自らを中心に「半径１０ｍ」の範囲に【２ｄ＋２０＋（使用部位の残りＨＰ／１０（端数切り上げ））】点の魔法ダメージを与えます。 　この能力で発生したダメージは、一切の方法で軽減ができません（熱狂の酒、消魔石、【ホーリー・ブレッシング】等による肩代わりは可能です）。 　この能力でＨＰが０以下となった場合、対象は生死判定に－１５のペナルティ修正を受けます。 〆暗黒星の光【Lv5】 　魔力をかき消す黒い光を周辺に投射します。 　自らを中心に「半径２０ｍ」以内で効果を発揮している魔法、練技、呪歌、賦術、あるいはアイテムや特殊能力による効果、それらを全て達成値に関係なく打ち消します。 　効果時間が「永続」である効果は、この能力の対象になりません。 　両方の［部位：翼］が同時にこの能力を使用する場合、効果範囲が「半径１００ｍ」に拡大されます。 ☑幻魔撃【Lv2】 　近接攻撃のダメージを精神効果属性の魔法ダメージに変更し、与えたダメージがＨＰとＭＰの両方に適用されるようになります。 　同時に、自身は回避力・生命抵抗力・精神抵抗力に－２のペナルティ修正を受けます。 ☑渾身攻撃 　近接攻撃のダメージを２４点上昇させます。同時に、自身の回避力に－４のペナルティ修正を受けます。 ●胴体 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○攻撃障害＝不可・－４　大きさが攻撃を妨げます。 　対象／［部位：頭部］　喪失条件／［部位：胴体］のＨＰ０以下 〆メギドの炎／５２（５９）／精神抵抗力／半減【Lv4】 　極大エネルギー砲を、温度を伴う巨大な炎柱の幻像とともに胴体部コアから放射します。 　「射程：１００ｍ」に「形状：貫通」として【２ｄ＋６３】点の純エネルギー属性の魔法ダメージを与えます。 　さらに、対象が精神効果属性を無効に出来ない場合、抵抗力判定の目標値が【＋４】、ダメージが【４０】点上昇し、属性が炎＋精神効果属性であるものとして扱われます。 　また、炎＋精神効果属性でのダメージは【ホーリー・ブレッシング】等の追加ＨＰが適用されません。 　この特殊能力に限り、貫通判定は通常と異なり「１～４」で対象となり、「５～６」で対象から外されます。 〆黒星招来／５０（５７）／精神抵抗力／消滅【Lv3】 　尾の先端に疑似ブラックホール弾を形成・射出し、空間歪曲によって周辺を吸引します。 　「射程：５０ｍ」「形状：射撃」として射出し、着弾点から「半径１０ｍ」内にいる自身と【ヘキサデバイス】以外のキャラクターを着弾点へと強制的に移動させます。 　乱戦エリアごと巻き込まれた場合、乱戦エリアはその時点で解除されます。 　また、着弾点から「半径６ｍ」内に存在した対象は特に強く歪まされ【２ｄ＋６０】点の物理ダメージを受けます。 〆一掃 　自身の存在する乱戦エリア内の任意のキャラクター全てに尻尾による近接攻撃を行います。 ☑過負荷攻撃Ⅲ 　機体が自壊する勢いで尻尾を叩きつけます。打撃点を＋３０点しますが、自身に【適用ダメージの１／５（端数切り上げ）】点の魔法ダメージを受けます。 ◇戦利品 　　自動：衛星の核心（300,000G） 　２～８：砕けた内骨格（14,900G/金白SS）*1d6 ９～１５：星の海を視た天眼鏡（215,000G） 　１６～：深淵を覗く望遠鏡（777,000G） ◇解説 　厄災（リヴァイアサン）級と認定された、霧の街蛮族軍が使用する魔動機兵器です。その姿は、ケツァルコアトルのような翼持つ蛇に似ます。 　全高２８ｍ、翼を広げた全幅は２０ｍにもなり、ダンケルハイト要塞上空に展開した際にその巨大な姿が戦場全域から確認できました。 　かつてバッカスの斜塔北の砂漠に墜落していたコアが蛮族軍に回収され、"魔動博士"ゲリ・ブレキによって分析が進められていた（その後、ゲリはルキスラ軍により排除されました がドラゴンフォートレスの影に隠れ、回収されませんでした）段階でしたが、今回ヤーハッカゼッシュの亡霊の影響を受けたアンドロスコーピオンの研究者たちによって起動に成功、 元来の機能の１／１０程度の能力で稼働しています。 　機械の翼からは絶えず余剰エネルギーらしき黒色の光が洩れており、マナの流れや飛来物を妨げます。 　腹部には縮退炉リアクターが搭載されており、こちらからもエネルギーの放出を行います。こちらは黒い炎柱のような形を取り、正常な精神を持つ生物に対し選択的に被害を与える ようです。 　また、縮退炉を転用して瞬間的に擬似ブラックホールを作る事すら可能としています。 　実は、翼蛇に見える外殻は、実際は空間上に質感を伴うホログラムを転写しているものであり、本体はコアを中心とした内骨格（ボーン）のみの存在です。 　ボーンの生体素材はコアの機能である３Ｄプリンターによって合成・製造されたものであり、破壊されてもコアが健在であれば時間さえ掛ければ容易に再復活が可能になっています。 　そのため、被害が危険段階に達した場合はコアは自動的にボーンから分離し、単体で離脱する機能を備えています。