※注意書き※  このセッションは、原作として フリーゲーム『CardWirth』シナリオ『硝子月』を使用させて頂いています。  同シナリオのネタバレが含まれますので、読まれる際はご留意下さい。 ──参加PC── PC名:"死すらをも斬り啓く"ルシエ 種族:レプラカーン 性別:女性 年齢:32歳 PL:びたみん様 冒険者レベル:15 総経験点:182100 未使用経験点:11100 【冒険者技能】 フェンサー15、スカウト10、エンハンサー10、レンジャー9、アルケミスト5 マギテック2、バード1、アーティザン6、グリモワール10 シートURL:http://duck-hawk.sakura.ne.jp/3rd_list/list.cgi?id=417&mode=show ──出演NPC── <エデン> 種族:レプラカーン 性別:女性 年齢:10代     ──死神の娘。 <レイス> 種族:人間 性別:男性 年齢:30代         ──医者にして術師。 <エリシア> 種族:レプラカーン 性別:女性 享年:20代    ──故人。 <エクリプス> 種族:神族 性別:無性(男性人格) 年齢:数百歳 ──死神。   GM  :    GM  :    GM  :   月は硝子で出来ている   GM  :    満ち欠け砕き、沈みゆく   GM  :    GM  :    GM  :  新しい月がのぼる空   【182000-182900】   GM  :    GM  :    GM  :雨上がりの夜。湿った石畳の上。   GM  :足音もなく、三日月の明かりから身を潜めるように、静かに寂れた住宅街の路地を進む、影ひとつ。   GM  :垂水を凌ぐ雨衣の下は、帯剣している。わずかに月明かりに照らされた顔は、女性だ。   GM  :貴女は、極めてひと目につかない様に、目的地へと向かって移動している最中である。   GM  :    GM  :「高名を極めた剣士たる貴女の力をお借りしたい。守秘のため詳細は伏せさせて頂きますが、人域を超える腕利きが一人必要なのです。   GM  : 私的な依頼になりますが、どうかお返事をお願いします。   GM  : 手紙では人の目に触れるやもしれませんので、私の屋敷までどうか内密に、お一人でおいで頂けませんか」   GM  :    GM  :その様な手紙が届いたのは、数日前の事だ。 封蝋のされた手紙は、止まり木亭ではなく君自身に宛てられて届けられていた。   GM  :封筒に差出人の名は無く、本文に記されていた。 名前は、レイス・アレテス──。   GM  :    GM  :    GM  :軽く聞いてみれば、その正体はすぐに割れた。   GM  :この魔法都市ミラボアにおいて、「医術」と言うある種異端の技術を生業としている医者である。   GM  :だがその腕は確かであり、   GM  :・神殿において【奇跡でも起こらねば治せない】と呼ばれた病に罹った貴族の娘に治療を施す   GM  :・事故で物理的に盲になった豪商に、奇跡の医術で再び光を取り戻させた   GM  :等、タブロイド紙ではセンセーショナルに取り上げられた。   GM  :    GM  :最も、この都市において魔法に拠らない技術はマイナーも良い所の為、知ろうとしなければ名前を聞いたことがある程度の名誉でしかないが。   GM  :    GM  :    GM  :『知識の井戸』をぐるりと巡り輪となる大通り。そこから枝分かれする、水路通りの1本を入って終着まで。   GM  :位置はミラボアの北西エリアと言った所だろう。既に時間は夜半を過ぎ、周囲は暗い。   GM  :最も、レプラカーンの眼にとっては関係はないが。   GM  :    GM  :そんな所で、RPをどうぞ  ルシエ :(正直怪しいわよねえ…。)目的地へ進みつつ   GM  :レイス・アレテスに関して詳しい事を調べるなら、事前に新聞なりを漁るとしたとして文献判定を行っても構わない。  ルシエ :文献判定かあ  ルシエ :やってみよう ルシエさんならできる範囲で調べたりはするだろう  ルシエ :d+9 まあ基準値はこんなものしかないのだが      ->d+9 = [3,6]+9 = 18   GM  :18もあれば上記の情報も加えて、もうちょっと詳しい情報を得られるね。   GM  :レイス・アレテス、32歳、種族は人間。10年前にアレテス家に婿入りした男性で、元魔術師。   GM  :医術に関してはアレテス家の一員となってから身に着けたらしく、8年ほど前から話題にのぼる様になっている。   GM  :ただ、その患者は主に貴族や豪商……要するに「金持ち」に限定されているね。それも王侯貴族などではなく、いわゆる外様と言った者達だ。  ルシエ :(そもそもアレテス家って医者の家柄だったかしら…?)とかいう疑問を抱いたりする   GM  :アレテス家に関しても調べるなら…聞き込み判定かな。 魔術師系技能かスカウトorセージ+知力Bで情報収集出来たものとする。  ルシエ :スカウトと知力で聞いてみよう  ルシエ :d+14 こうなります      ->d+14 = [2,2]+14 = 18   GM  :18なら、いわゆる盗賊ギルド系の情報が手に入る。 アレテス家はまあ言われてる通り医者を生業としてきた様だ。   GM  :割と歴史自体は旧いようだが、貴族位は持っていない。 ただ何代か前に建てた屋敷にそのまま住み続けているらしい。   GM  :ただ、その扱う技術もあってやや煙たがられている…というのも、神殿にとっては「客」を奪う行為でもある為だろう。  ルシエ :(怪しい噂は聞かないようだけど、私はあんまり調査が得意じゃないからなあ…。もっと学の立つ人がいたらよかったんだけど。)   GM  :ここに来る前の数日間、集めた情報を反芻しながら歩いていく…そんな折のことだ。  ルシエ :その辺はまあそういう事情がおたくらにはあるということで ルシエさんには関係のないことだ   GM  :聞き耳判定をどうぞ、目標値は15。  ルシエ :d+14 ここでピンゾロ出たら笑う      ->d+14 = [5,4]+14 = 23   GM  :OK。では……ぱちん、ぱちんと、何かを鳴らすような音と、苛立ったような声。路地から更に枝分かれした、人目につかない場所からしているようだ。  ルシエ :なんだ、誰かSMでもやってるのか。様子探れるなら気配を消して行ってみます   GM  :声は荒く、一方的だ。 言い返している様子はない。   GM  :では…君が路地を進むと、やがて男が3人見えてくる。使い込まれた短剣を握った盗賊風の男2人が、残る1人を追い詰めて何事かを話している。   GM  :対する長身黒髪の男は手に持った瓶のようなものの蓋を、空けたり閉じたり繰り返している。  ルシエ :鞭の鳴る音ではなかった   GM  :長身、黒髪、痩躯。面は露わにしており──事前に情報を集めていた君は、それが話に聞くレイスその人であるとすぐに分かった。  レイス :「…………」   GM  :盗賊1「残念だが、これも仕事なんでな。アンタにこれ以上目立ってもらっちゃ困るんだよ」   GM  :盗賊2「へへへ、ブルって声も出ねえか? 仕事がやりやすくて助かるぜぇ」  *topic > レイス 3m 盗賊1 盗賊2 15m ルシエ  ルシエ :なんとなく怯えて声も出ないという感じじゃなくて、興味ないとかそっち系の反応に見えるな   GM  :この様な状況だが、さて…どうする?  ルシエ :どうするもなあ 正直依頼人にもうさん臭さを感じてるけど、それでもここまで来た以上置いとくって選択肢はルシエさんにはないのよ  ルシエ :というわけでそのまま男たちに近寄ります   GM  :忍び寄る?歩き寄る?  ルシエ :「その人に何の用かしら?」すたすた   GM  :では、声を掛けられた盗賊2人は君に向かって振り返る。   GM  :盗賊1「なんだてめェ……そうか、こいつの下僕クンか? 小賢しい真似しやがって」   GM  :振り返った2人は、君に向かって剣呑な目でカトラスを向ける。君が誰であるかは、彼らは知らないようだ。  *topic > レイス 3m 盗賊1 盗賊2 6m ルシエ  ルシエ :「下僕になった覚えはないけど。寄ってたかって絡むほどの人かしら?その人が。」   GM  :盗賊2「死人がグチャグチャうるせえんだよ、消えな!」  ルシエ :(死人…?)   GM  :ペッと路地にツバを吐き捨て、2人は目撃者である貴女の口封じとばかりに襲ってくる。  ルシエ :(彼が死人なのか、それとも彼の使役する下僕が死人なのかわからないけど。)   GM  :魔物知識判定、目標値は8だ。  ルシエ :d ひらむ      ->d = [4,6] = 10   GM  :うん、【腕利きの傭兵】だね。  ルシエ :軽く斬っただけでも殺してしまいそうだ。あしらって転がす程度にとどめておこう。   GM  :では、先制値は14になる。  ルシエ :d+22 戦闘になるのか…      ->d+22 = [6,6](6ゾロ)+22 = 34   GM  :ルシエの先手、ファストアクション有り。   GM  :    GM  :<1R表/ルシエ>  ルシエ :まあ仕方ないか  ルシエ :6m前に詰めて首切りでまずは盗賊1に攻撃  ルシエ :d+26+1 命中      ->d+26+1 = [6,5]+26+1 = 38   GM  :こちらは固定値、もちろん命中。  ルシエ :r30+21+1+2+1@9c 片手で ダメージ      ->Rate30+21+1+2+1@9c = [4,1:4]+21+1+2+1 = 29   GM  :24点もらって、「てめぇ!」と殺意をさらに増す。  ルシエ :んー FAで盗賊2にそのまま攻撃 最初から命取りに行かない  ルシエ :d+26+1      ->d+26+1 = [6,4]+26+1 = 37   GM  :こちらも固定値、命中だ。  ルシエ :r30+21+1+2+1@9c 同上      ->Rate30+21+1+2+1@9c = [4,2:6]+21+1+2+1 = 31   GM  :26点もらって、盗賊2も「この野郎ッ」と貴女への殺意を増したようだ。  *topic > レイス 3m 【盗賊1 盗賊2 ルシエ】   GM  :以上で終わり?  ルシエ :終わりですね   GM  :では   GM  :    GM  :<1R裏/盗賊>   GM  :こちらは2人とも全力攻撃を宣言し、剣で斬りかかる。 命中は15で回避をどうぞ。  ルシエ :d+27+2+1+1**2 回避ー      ->d+27+2+1+1 = [4,1]+27+2+1+1 = 36      ->d+27+2+1+1 = [2,3]+27+2+1+1 = 36   GM  :盗賊1「ちょこまかと!」 盗賊2「手間掛けさせやがって」   GM  :    GM  :<2R表/ルシエ>  ルシエ :「まあその程度では流石にね。それよりも、何よ死人て。少なくとも私は生きてるつもりだけど。」   GM  :盗賊2「ごちゃごちゃ喚いてんじゃねえよ!とっとと死ねや!」  ルシエ :(聞く耳ないか…。仕方ない。)  ルシエ :☆地礫の刃生成 強化はなし 盗賊2に向けて投擲  ルシエ :d+26+1 命中の      ->d+26+1 = [5,1]+26+1 = 33   GM  :こちらは固定値、回避失敗です  ルシエ :6+21+1@9 ダメージで      ->6+21+1@9 = 6+21+1 = 28   GM  :23点もらいました  ルシエ :(何者かわからないやつにあんまり手の内晒したくないんだけどなあ…。)  ルシエ :☆呪印:浮遊魔導書、秘奥魔法ダメージ+1 装備MPとMP5点 さっきの地礫もMPから  ルシエ :盗賊2ってあと3点ですよね   GM  :49点もらってるからそうですね  ルシエ :☆悪意の針→盗賊2 秘奥ダメージ+1で3点呪いダメ MP3点   GM  :固定値で気絶ですね  ルシエ :□MA宣言 主動作1:盗賊1に首切りで攻撃  ルシエ :d+26+1 命中の      ->d+26+1 = [3,6]+26+1 = 36  ルシエ :r30+21+1+2+1@9c 威力      ->Rate30+21+1+2+1@9c = [5,3:8]+21+1+2+1 = 33   GM  :盗賊1「あぁ!? 妙な手使いやがッ」28点もらって、24+28の52点、ぴったり気絶。   GM  :<戦闘終了>  *topic > レイス 3m ルシエ   GM  :    GM  :2人の凶手は倒れ付し、動かなくなった。それを見届けた痩身の男は、安堵した息を吐く。  レイス :「ありがとうございます、命拾いしました……素晴らしい手並みですね、"死すら切り拓く"ルシエ殿」言いながら会釈。   GM  :鮮やかな手並みに感心したように、男は礼を伝えた。死体を見ても、驚いた様子はない。  ルシエ :「…人にあんまりそう呼ばれたことがないから不思議な気分だわ。ええ、私がルシエ。この手紙の主は貴方で間違いないかしら。」  レイス :「ええ、間違いなく…出迎えの準備をしようとしていたのですが、厄介なものに目を付けられていたようで」  レイス :「では、私の家に来て頂けますか? 何、すぐ近くです」  ルシエ :「…その前に一つだけ。"死人"って何?」  レイス :「大したことではありませんよ…匙を投げられた患者を助けてパトロンになってもらうわけですが」  レイス :「"死体になっているはずだった者"が私の後ろ盾にいると言う感じでね」   GM  :なので、自分に与する者を『死人』と呼ぶのでしょう──と、男は続けた。  ルシエ :「ふぅん…。まあ、いいわ。その様子だとここでどんな依頼か教えてくれなさそうだし、お宅に案内して頂けるかしら。」  レイス :「ええ。では、こちらです」言いながら、ルシエの横をすれ違い表通りに歩いていく。   GM  :気絶した盗賊たちを気遣う様子もない。  ルシエ :ついていく。同じく気遣うことはしないが、医者だよなあこいつ…。とは思いながらついていく   GM  :医者や冒険者がこんなもの、見飽きているのは同じということだろう。   GM  :    GM  :……ヘッ、ヘッ、ヘッ、と、薄汚れた路地の暗がりに聞こえる野犬の声は、聞こえない振りをした方が良いかもしれなかった。   GM  :   レイス :「どうです? なかなかなものだと思うのですがね」   GM  :暗がりに浮かぶのは、中に明かりが煌々と灯る屋敷であった。下級貴族が住まう程度には大きいものだ。   GM  :屋敷を囲む門を抜ければ、広く開放的だが、手入れのされていない庭に入る。   GM  :石畳にも雑草が交じる道を抜ければ、屋敷の入口へたどり着いた。   GM  :屋敷のわりに、ドアは狭い。大勢の出入り、権威の誇示は考えられていない造りだと言えた。  ルシエ :「ご立派なことで。その、お庭の手入れくらいはした方がいいと思うけど。」   GM  :「使用人の類は1人もいませんので。庭を見れば分かるでしょうが」  ルシエ :(これだけの屋敷に使用人の一人もいないの…?)  レイス :「では、どうぞ」  ルシエ :「お邪魔します。」警戒はし続けてるけど   GM  :レイスが先導しドアを開ける。中には煌々とした明かりが灯り、辺りの暗さを照らした。   GM  :入ると、それを一層に確認できる。輝く程の照明……。   GM  :魔術・魔動機や妖精でも用いらねば、ここまで明るくはならないだろう。  ルシエ :でもそれらを使用したような感じはないのですよね。しかも描写通りならひとりでに点いた感じすらある   GM  :グリモワールを修めているなら感覚はあるかもね。 魔術によるもののようだよ。  ルシエ :ほう  ルシエ :どんな魔術かは今わかれば苦労しなかろうし、おそらくわからなさそうだから気にするのはいったんやめておこう  レイス :「私の術ですよ、これらは全て。続く廊下もありますが」周囲を警戒している様子を見て、声を掛ける。  レイス :「この様に」にこりと笑って、指を振る。   GM  :そのたびに、明かりがひとつ、ふたつと落ちて──三度目に、周囲全ての明かりが落ちて、代わりに闇が広がった。  *topic > ルシエ  ルシエ :Oh…見えなくなったのかな 暗視でも  レイス :「そう、医術だけでは行けない所。魔術だけでも行けない所。それは確かにあります」   GM  :すぐ後ろにいたはずのレイスの声が、どこから届いているか分からない。   GM  :それ以上に──見渡せない。レプラカーンの眼であっても、遠くまでが。  レイス :「だから両方使ったほうがいい。医術と魔術、ふたつの知識をね」   GM  :かしゃん。がしゃん。かきり。がぎり。がちゃ、がちゃ、がらがら──。  ルシエ :「どこへ行こうというのかしらね。」  *topic > ?AB !AB 6m ルシエ  レイス :「──その答えとして、私の術をお見せしようかと」   GM  :気配は、ごく薄い……だが、微かに香る匂いは、湿った土のような。 墓場を掘り返したような。  ルシエ :(墓場…。いいえ、もしかしたら…。)   GM  :ざぐり。ぐちり。べしゃり。ぺしゃり。ずる。ずる、ずる、ずるずる──。  *topic > ?ABCD !ABCD 6m ルシエ  レイス :「…ええ、死を創造し、撒き散らす術ですが、熟知すればそれは医術すら超える」思考を見透かしたように。  レイス :「私の家系は代々、コレでして。魔法文明時代まで遡れますよ、ハハ」  ルシエ :「人の頭の中を覗かないでほしいのだけど。いえ、或いはもう貴方の術の中で、私のことは思うままという感じかしら?」  レイス :「では、貴女が気付く前に始めましょう」   GM  :わずかにしか見えない暗闇の中、がしゃり、と、貴女に害意が向けられた。   GM  :    GM  :●謎の重圧により行動制限が掛かります   GM  :●五感(暗視)で知覚ができません   GM  :●全力移動・通常移動ができません   GM  :●補助動作ができません   GM  :    GM  :では、先制判定。こちらは19となる。  ルシエ :d+22 先制判定      ->d+22 = [1,5]+22 = 28   GM  :先手はルシエ、ファストアクションを取得。   GM  :    GM  :<1R表/ルシエ>  ルシエ :FA取得と言われてもなあ  ルシエ :通常移動ができないんじゃあ剣は届かないし…  ルシエ :うーん 主動作はできるから まあやるだけやってみよう   GM  :こちらは固定値  ルシエ :制限移動で3m前進 何がなんだかわからないものに向かう  ルシエ :それで…一応確認ですけど、宣言も無理ですよね、補助動作無効だから   GM  :では、「!」が移動妨害で前に出てくるよ。   GM  :無理ですね スタンクラウドの恐怖  *topic > ?ABCD 3m !ABCD ルシエ   GM  :…前に出てきたのは、気配で探る限り、死体の群れのようだ。4体ではない。 部位にすれば4つほどにもなる、群れの一部。  ルシエ :それじゃあまあ、まずは殴るのが効くかどうかだ !のA部位に首切りで攻撃 ロトンモブみたいな何かか   GM  :それらが貴女の腕を、足を、指を、靴を掴もうとしてくる。振り払おうにも、数があまりに多い。  ルシエ :d+26+1 命中      ->d+26+1 = [1,3]+26+1 = 31   GM  :こちらの回避力は固定値で30。命中だ。  ルシエ :ぎりぎりだった  ルシエ :r30+21+1+2+1@9c ダメージ 通るのかな      ->Rate30+21+1+2+1@9c = [4,5:9][6,4:11][4,1:8]<クリティカル>+21+1+2+1 = 53   GM  :では、貴女の剣はあっさりと死体の一部を斬り飛ばす。その部位の1/3ほどが欠けただろうか。   GM  :ずる、ずり、と這いずる音は消えない。  ルシエ :通るのか ならばまあ、結局のところ私のすることはここに行きつくのだ。FAで!Aに再度攻撃  ルシエ :d+26+1 命中の      ->d+26+1 = [5,5]+26+1 = 37   GM  :命中、ダメージをどうぞ。  ルシエ :r30+21+1+2+1@9c ダメージ      ->Rate30+21+1+2+1@9c = [5,6:10][5,1:7]<クリティカル>+21+1+2+1 = 42  ルシエ :「変な感覚だわ。斬れてはいるけど、減ってる感じはしない。」  ルシエ :おわりー   GM  :やはり剣はあっさりと死体たちの頸を薙いでいった。だが、死体がそれで動きを止める事もない。   GM  :    GM  :<1R裏/死者の群れ>   GM  :では、刻まれた部位を含む死者たちが、一斉に貴女を巻き込み暴れ始める。   GM  :目標値は32と言って、回避判定をどうぞ。  ルシエ :d+27+2+1+1 かいひー 躱せるのか      ->d+27+2+1+1 = [6,4]+27+2+1+1 = 41   GM  :おっとそういや盲目ペナ忘れてた とは言えなんとか、貴女は気配だけで躱していく。  レイス :「ほう」  ルシエ :そういえばそうだった  ルシエ :受けること滅多にないからなあ…w   GM  :あと掴まれてる事により行動判定に-1ペナルティもあるが…それでも足りないな  レイス :「では、この様にしましょうか」   GM  :暗闇の中、声すら反響しどこにいるか分からないが──どこかにいるだろうレイスが、何かの魔力を残る4体へと投げかけた。   GM  :●【インテンス・コントロール】対象>ABCD   GM  :●【????????】対象>ABCD  ルシエ :次回から-5すればいいね ところで盲目入ってるなら一撃目当たってない気がするんだが   GM  :遡及は原則的にないものとしましょう  ルシエ :あい   GM  :がしゃん、がしゃん、がしゃん、がしゃん──不吉の足音が、掴まれる君へと殺到してくる。   GM  :乾いた、腥いにおい。 武器を携えた骸骨の騎士が、君に向かっているようだった。  ルシエ :「趣味が悪いわねえ。」   GM  :全員行動は同じ。 Aから順繰りに、《牽制攻撃》《全力攻撃》を宣言し、近接攻撃。   GM  :命中力は固定値で36、2回攻撃かつ2回行動なので、4回回避をどうぞ。  ルシエ :d+27+2+1+1-5**4 かいひー      ->d+27+2+1+1-5 = [5,1]+27+2+1+1-5 = 32      ->d+27+2+1+1-5 = [4,1]+27+2+1+1-5 = 31      ->d+27+2+1+1-5 = [6,1]+27+2+1+1-5 = 33      ->d+27+2+1+1-5 = [4,3]+27+2+1+1-5 = 33   GM  :2d+28**4 では、これだけのダメージが入る。      ->2d+28 = [1,6]+28 = 35      ->2d+28 = [2,6]+28 = 36      ->2d+28 = [4,5]+28 = 37      ->2d+28 = [5,5]+28 = 38   GM  :っと全力忘れ +4ずつで  ルシエ :#(39+40+41+42)-(21*4)      ->(39+40+41+42)-(21*4) = 78  ルシエ :78点 あと6点ですなー   GM  :では、そのまま連続攻撃。 命中36と言って、4回の回避をどうぞ。  ルシエ :d+27+2+1+1-5**4 かいひーん      ->d+27+2+1+1-5 = [2,5]+27+2+1+1-5 = 33      ->d+27+2+1+1-5 = [6,5]+27+2+1+1-5 = 37      ->d+27+2+1+1-5 = [1,2]+27+2+1+1-5 = 29      ->d+27+2+1+1-5 = [1,2]+27+2+1+1-5 = 29   GM  :3ヒットして  ルシエ :一回避けたわ   GM  :2d+32 生死判定も絡むから一発ずついこう。      ->2d+32 = [5,6]+32 = 43  ルシエ :22点受けてー  ルシエ :#4-22      ->4-22 = -18  ルシエ :d+21+1+1-18 まだこれでは死ねないかなー      ->d+21+1+1-18 = [5,3]+21+1+1-18 = 13   GM  :2d+32 では2発目。      ->2d+32 = [2,6]+32 = 40  ルシエ :+1で14だ まあ大きな差ではない  ルシエ :19点受けて  ルシエ :#21+1+2-37      ->21+1+2-37 = -13  ルシエ :うむ、失敗だ  レイス :「……」   GM  :    GM  :多勢に無勢も良い所。それ以上に、戦力差を埋めるかのような異様なまでの身体の重さ。   GM  :薄れゆく意識の中で、最期に。  ルシエ :(…ま、咎人の最期ったら、こんなモンよね。) 半ばわかっていた、という感じで  レイス :「……妙だな? まあいい。一度は殺さねばならん。殺れ」   GM  :そんな言葉を聞いて、心臓に刃が突き刺さった。   GM  :<戦闘終了>   GM  :    GM  :    GM  :    GM  :    GM  :    GM  :貴女は、目を覚ました。   GM  :身体を動かせば、自分が硬い寝台に寝かされている事には気付けるだろう。   GM  :首を動かせば、鉄格子の嵌った窓から射す陽光に視界が焼かれた。どうやら、とっくに日付は変わってしまっていたようだ。   GM  :    GM  :──2日目──   GM  :    GM  :……生きている。明らかに、自分は死んだと思ったのだが。  ルシエ :(ここは、どこかしらね…?)   GM  :かつ、かつ、と、小さな音が、窓に向けた頭の反対側から聞こえてくる。  ルシエ :(あの世ってやつかしら。もし地獄とかに落ちてなければ、ヒューレ様に会いたいのだけど。)   GM  :そちらに目を向けると。牢と外を区切る鉄の柵。それを小柄な少女が鍵で叩いているのが見えた。   GM  :あの男と同じ黒髪だ。齢は10かそこらだろうか。特徴的なのは、耳の形だ。君よりやや短い、柔らかな毛に覆われた大きな耳が、長い髪の間から見えている。   少女  :「覚醒しましたか」  ルシエ :寝台に磔にされてて動けませーんとかでなければ起きて様子を見たい  ルシエ :「ええ、おかげさまで? よくわかんないけど、何があったのかしら。」   GM  :問題なく起きる事ができる。 やや胸に痛みはあるものの、身体に傷は残っていないように感じる。   少女  :「私からも、聞きたいことがあります。 ──なぜあなたはここにいるのです。それも生きたまま?」  ルシエ :「さてねえ、なんだか怪しい男に連れられて、気づいたら体がろくに動かない環境でグサリよ。てっきり死んだかと思ったけど、私生きてるのかしらね?」あんまり自信がないぞ   少女  :「……父さまに会ったのですね。そして襲われたことを覚えている、と」   少女  :「昨夜の来客は、貴女でしたか」  ルシエ :「そうね、たぶんそうなるわね。まあ、生きてるならまだよし。死んでたら…そうねえ…ポゼッションが使えるヤツは何人かいるから、せめて警戒はするように伝えたいなあ。」   少女  :「わたしの目から見る限り、貴女は生きているようにしか視えませんが…」   GM  :寝具から、牢の外まで。間合いは3mも無い。痛みは残っているが、気合を込めれば腕も足も、指先も満足に動きそうだ。  ルシエ :「そう?何分現実味のないところでやられたから、現実感が薄くて。ところで、貴女はここで何をしているの?」   GM  :何より、信じがたい事に──衣服はまだしも、荷物も、得物も揃えて寝具のそばに置いてある。  ルシエ :それは大変だっただろう…MCCがすごい数あるんだぞ…。   少女  :「……」その質問には、答えない。>何をしにきた   GM  :荷物は荷物袋ごと置いてあるから…  ルシエ :「つれないわねえ。まあ、答えたくないなら無理には聞かないけど、あんな父親では大変でしょう。」   少女  :「……落ち着いているんですね」   GM  :鍵を持っているのは、目の前の少女だ。 君の目で見ても、戦いの心得があるようには視えない。  *topic > ルシエ 3m 少女  ルシエ :「まあ、あんな依頼が来た時点でまともじゃないし…。それに、死には極限まであらがうけど、死そのものを否定するつもりはないもの。」  ルシエ :「とりあえず…あたたた!派手にやられたわね…。動けるなら脱出したいから、そのカギを頂けるとありがたいのだけど。」   少女  :「そこから出すのは無理です」  ルシエ :「あ、そうなの。鍵までもってるから、てっきり。」   少女  :「……逃げようとするなら、大声を、出します」  ルシエ :「…それは参ったわね。一応、子供を襲う趣味はないのだけど。」  ルシエ :「それで?わざわざ鍵までもってきてて、それでいて出してくれず、逃げさせることもしないで、私に何の用かしら。」   少女  :「……見にきたんです、貴女を」  ルシエ :「見ても面白いものではないと思うけどね。それはあなたの意思?それともお父さんに言われて?」   少女  :「……見にきたのは、父さまに、言われてです」   GM  :──かつん、かつん。   GM  :ぱちん、ぱちん。   GM  :やや遠く。 階段を降りてくる様子で、足音と、蓋を鳴らす様な音が近づいてくる。   少女  :「……っ」その音を聞いて、少し焦ったように。  ルシエ :「…噂をすればやってきたようね。」なんかこの子も様子がおかしいなあ   少女  :「生きているなら…ひとつ、忠告があります」   少女  :「これからあなたが聞かされる事は、全て事実です……どうか」   少女  :「どうか、決して無理なご判断はしないよう……」   GM  :それだけ伝えて。少女は、音がする方とは反対側の方向へと逃げるように走り去っていった。   GM  :入れ替わりに。  レイス :「ヘロウ、お目覚めですね」   GM  :骨の亡者を2体連れ添って、牢の前までレイスがやって来た。  ルシエ :「あんまりいい目覚めじゃないけどね。体の自由を奪って殺すなんて、いい趣味してるじゃない。」  レイス :「いえいえ、これも私の依頼を達成してもらうために必要な事でしたので」   GM  :悪びれもしない様子。  レイス :「さて、では改めて…お返事を聞きましょうか」  レイス :「……だんまりですか? 困りましたね」  ルシエ :「いや、何の返事を聞きたいのか待ってたんだけど。」  レイス :「……ああ、これは失礼。 依頼を受けるかどうかの返事と思ったのですが……内容をまだお話していませんでしたね」  レイス :「依頼の内容は、死神の抹殺です」  ルシエ :「ええ。まあ、請けるけど。内容は聞かせてもらわないと。」  ルシエ :「…死神?」  レイス :「ザールギアスそのものではありませんがね。本物の死の神──それに連なる天の御遣いですよ」  ルシエ :「はあ…何のために?」  レイス :「ふむ、それを貴女に伝える必要がありますか?」  ルシエ :「できれば聞いておきたいけど。ま、教えてくれないならいいわ。大体見当はつくし。」  レイス :「……と、突き放すのは簡単ですがね。 理由をお話しますと、『秘密を共有』すると効力が弱まるものでして」  ルシエ :「面倒くさいしがらみがあるもんねえ。」  レイス :「死神はこの家に居ます。 長い話なのでかい摘んでお話しますと。彼は同居人です、私の家のね」  ルシエ :「厄介なもんと同居してるのねえ。毎日命狙われたりしないの?」  レイス :「今の所は。それに、あれは娘の『名付け親』でもありますので」  ルシエ :「あと、その死神って、私が貴方の術中に居た頃にやられたアレ?アレだったら、殺し切るのは結構無理があるんだけど。」  レイス :「いえいえ、まさか。 コレ程度であの死神に対抗するなど天地がひっくり返っても無理でしょう」横の骸骨騎士──アンデッドジェネラルを小突き。  ルシエ :(そんなもんを従えてる時点で大変なもんだけどねえ…。)  ルシエ :「そ。ならまあ、殺れるかは見てみないとわからないわ。良ければ聞ける範囲で死神の情報を頂きつつ、早速取り掛かりたいのだけど。」  レイス :「では、死神の抹殺方法についてお教えしましょうか」  ルシエ :「そうでもしないとこの牢屋で一生を終えることになりそうだし。よろしく頼むわ。」  レイス :「前向きな返事でありがたい限りですね」骸骨騎士に携えさせた突剣を納刀させて。  レイス :「要点を言えば、彼を殺せる者はこの世に存在しません。そもそも生き物ではないので当たり前ですが」  レイス :「デスロード、リッチと言った高名なる不死者の王達。なんなら一般に天使と呼ばれる者たちですらその実は実体です」  ルシエ :(まあ…実体だったわねえ。)  レイス :「……? 何か?」  ルシエ :「いえ、別に?」ただの思い出だよ  レイス :「隠し事はあまりされない方が良いでしょうがね」クッと指を引く。   GM  :その瞬間、貴女の心臓が軋むように締め付けられた。  ルシエ :「んぐッ…!っか…!べ、別に隠すほどのもんじゃないわよ…。ただデスロードとアストレイドには会ったことがあるだけで。」  レイス :「……そうですか」返事をすると、痛みがおさまる。  レイス :「"聞かれた事には素直に答える"も加えておくべきでしたかね……まあ3以上の命令は、流石に難しいですしねえ……」   GM  :誰に聞かせる様子でもなく、ぶつぶつと虚空に向かって呟いている。  レイス :「ああ──死神の抹殺に成功したら、まずひとつ、貴女の施術が正しく解呪されます。その上で報酬をきちんと支払いましょう」  レイス :「慢性的な金欠でしてね、報酬はマジックアイテムで。ああ……勿論呪いはありませんよ。剣か杖、それか宝石。好きなものを選んで頂く方向で」  ルシエ :「それはありがたいことで。で、この世の者じゃ殺せないから私を殺した、ってところでしょうけど…。」  レイス :「ご理解頂けて何よりです」にこやかに。  ルシエ :「まあここまで聞けばね。」  レイス :「まあ、殺す方法は私に任せてくれれば良いですよ。神話を復唱するだけです……既に終わっている事ですしね」  レイス :「ですが。私の『方法』には彼の情報が不可欠です。後は監視も。ですから──」  レイス :「あなたのする事は死神の調査。と言っても彼は視えますし、話もできる。特別な術も道具もいりません」  ルシエ :「同居人なのに調査がいるの?」  レイス :「いやいや、私は嫌われていますので。それに情報の探りや聞き込みはお手の物でしょう?」  ルシエ :「そんな自信はないけど、まあ仕事だからね。」  レイス :「それに向こうは私が殺したい事など、おそらく大昔から気付いていますので。だから気にせず監視をしてください」  ルシエ :「ややこしい家庭環境ねえ…。わかったわ。」  レイス :「ああ、期間は基本的に無期限とさせてもらいますよ。貴女が馬鹿やって死ぬか、依頼を完遂すれば終わりです」  レイス :「食事は出しますのでご心配なく」  ルシエ :「終わるまでずっと幽閉されたまんまってことでしょう。わかってるわよそれくらい。」  レイス :言いながら、指を向けると牢の錠がひとりでに開いた。 それを骸骨騎士が外し、檻が開く。  ルシエ :荷物を持って出ますかねー  ルシエ :「それで、目的の死神さんはどちらに?」  レイス :「案内しましょう」  ルシエ :「よろしくお願いするわ。」   GM  :レイスはこちらが着いて来ているという感じで、牢の外にある廊下を歩いていく。   GM  :長い石廊。目を凝らすと、かなり先まで同じ造りのようだ。つまるところ、同じ牢が先まである訳だ。   GM  :微かな風の流れはあるが、それでも沈殿した空気の匂いは、地下墓地のそれと大差ない。  レイス :「どうです、中々のものでしょう?」  ルシエ :「牢屋を見て『すごいですね』っていう趣味はなくてね。まあ、凄いと思うけど。」   GM  :軽口を叩くように、石廊を歩いていき、突き当りで階段を登る。   GM  :登った先には扉があり、開ければ煌々と灯る明かりが目に入る。昼夜であっても関係無く、これらの明かりは機能し続けているようだ。  レイス :「死神は普段、だいたい2階の、北棟の廊下にいます」  レイス :「何かあったら地下に。場所は自分で探して下さい。屋敷の把握も兼ねるでしょう?」  レイス :「鍵の掛かった部屋も、まあ解錠して入る分には止めませんよ。元より物理的な鍵など使っていませんしね」  ルシエ :「投げっぱなしねえ。わかったわよ。」  レイス :「では──ああ、そうそう。ちなみに、窓から大声を出しても余り意味はないですよ」  ルシエ :「どうして?」  レイス :「ここいらの治安隊のトップは私の親友でしてね、ハハ」  レイス :「さて、ではご武運を。貴女自身への監視は付けませんから、ここからはご自由に行動下さい」  ルシエ :「あ、そう。まあいいわ。」   GM  :言うだけ言って、レイスは地下へと戻っていく。  ルシエ :廊下の先に進むってことでいいのかな   GM  :周囲を見回せば、最初に入った屋敷とは違う館の中のようだった。 下り階段のある部屋は廊下に繋がり、そこから先はホールになっている。   GM  :鏡写しのような対面側に、今度は扉のない上り階段。 ホールは玄関にも繋がり、扉は開け放たれている。 その先は、中庭に繋がっているようだ。  ルシエ :まん丸のホールの左右に階段があってホールに玄関もあるという感じでイメージ   GM  :それで合ってますね、さて。   少女  :「父さまとの話は、終わりましたか?」   GM  :そんな暁の闇から染み出すように、先程の少女が現れた。  ルシエ :「ぅゎっ、びっくりした。ええ、終わったところよ。」流石にいきなり出てこられると驚く   GM  :「……彼は、なんと?」  ルシエ :「死神を殺せって。ああ、殺す方法はあの人に任せるって話らしいから、殺すのは私じゃないのかしら?」   少女  :「……」その台詞を聞いて……わずかに敵意のこもった視線を向け、すぐに伏せて。   少女  :「私の『名付け親』エクリプスのことですか」死神、と聞いて。  ルシエ :「で、そのために死神の調査を…へえ、エクリプスっていうのね、その死神さんは。」   少女  :「彼から貰った名はエデン。家から継いだ姓はアレテス。 ……次は貴女の番ですよ」  ルシエ :「私の番?何か聞きたいことでも?」  エデン :「名前を」  ルシエ :「…ああ、ごめんなさいね。私はルシエ。ただの冒険者よ。」  エデン :「ルシエ。姓名に詳しくはありませんが、良い名なのでしょう、きっと」  ルシエ :「そういえばすっかり名乗ってなかったわね。ごめんなさいね、ああ見えて意外と動揺してたのかもしれないわ。」  エデン :「構いません。わたしも…父さま以外に生きているひとを見るのは久しぶりでしたから」  ルシエ :「そうなの?…まあ、あんまり人の出入りがありそうにないものね、この家。」  エデン :「…そうですね。なので、あなたがあそこで生きているのを見た時は、驚きました」  ルシエ :「生きているのは、ねえ。まるで死んでるのは見たことがあるみたいだけど。」  エデン :「そうですね」  ルシエ :「あるんだ…。私以外にもこういう目に遭った人がいるって事かしら…。」  エデン :「……? 他の牢は、見ていないのですか」  ルシエ :「見てないわね。」  エデン :「そうですか。 ……いえ、あまり気分が良いものではないでしょうから。 賢明です」  ルシエ :「牢屋は苦手でね…。」  エデン :「……貴女が彼を……エクリプスを殺せと命じられたのは分かりました。 とは言え、貴女が殺す訳ではないということも」  エデン :「よく分からない話ですが……エクリプスは今、あの階段を登った先にいます。 彼はここ、北棟から出る事はまずありませんので」   GM  :そう言うと、エデンは上り階段を示す。 貴女が襲われた「本館」は、中庭を通って渡り廊下を進んだ向こうにあるようだ。  ルシエ :「本当によくわからない話だけどね…。そう、ありがとう。」  ルシエ :エデンが去るか、そうでなくても話が終わりなら先に進んでみようかな   GM  :では、エデンは話は終わりと判断したのか貴女と別れて階段の方に進んでいくよ。 上りの方。  ルシエ :それではエデンが教えてくれた上り階段の方へ行きます。まずは見てみない事には始まらない   GM  :では、ほぼ同行するような形で、貴女とエデンは階段を登る。 2階の中央を走る廊下は、左右に2部屋を分けている。   GM  :その廊下の突き当り、唯一と言っていい、火の明かりが灯っている場所。そこに……影と見紛う様な、蒼衣の影が立っている。  エデン :「エクリプス。 あなたに…来客です」  ルシエ :(廊下にいる、って話だけど…。…あれ?だいぶ影が薄いような、というか、影じゃないの。)   GM  :エデンが側へ滑り込むように近づいていき、その隣に立つ。  ルシエ :「こんにちは。あなたのような存在にこの挨拶でただしいのか、わからないけど。」紹介までされたならまずは挨拶だ   GM  :それだけで、まるで数年前から其処にあったかのように佇んでいた。 エクリプス:「……何用か、若き旅人よ」  ルシエ :「何用か、と聞かれると困ってしまうのだけど。ここの主人にひどい目に遭わされてね。」  ルシエ :「それで、解放されるためには貴方の事を知らなければならないらしくて。死神って聞いてたけど、傍に子供がいるあたり、荒ぶる神ではないのかしら。」 エクリプス:「私自身はザールギアスの遣いではあるが、戦神の側面を奉じている訳ではないからな。 ふむ」 エクリプス:「私のことか。あの男が私を殺したがっている事と何か関係が?」  ルシエ :「そうね、関係は大いにあるわ。とはいえ、貴方と主人がそういう関係なら、私がここに遣わされた理由もおおよそ察しはついてそうだけど。」 エクリプス:「ただ単に金銭で雇われた、という風には視えないが」  ルシエ :「そうねえ、それはその通りね。いや、そうする以外に他に手立てがないというのが正直なところではあるんだけど。」  エデン :「…彼女は……父さまに連れてこられて、命を握られています。 それを解くために……」エクリプスに補足 エクリプス:「…話を聞くとしよう」  ルシエ :「おおむねその子に補足された通りではあるんだけどね…。」   GM  :エデンの補足を受けながら、エクリプスに現状の説明が行われた。   GM  :レイスに依頼と称してひとり呼び出された事。   GM  :騙し討ちの形で、君は殺され(たはずだが)、地下牢で目覚めた事。   GM  :死神を殺せ、なる依頼を受けた事。その折に君の体に何らかの細工か魔術が掛けられ、命を握られている事──。   GM  :……それらを話し、相槌を打つ姿は、何となく、自然に、父と娘の会話の空気のように感じた。 エクリプス:「なかなかお前も、運がなかったな」  ルシエ :「ツキは良い時もあるんだけどねえ。」 エクリプス:「殺すという意図が判明している、私の調査と監視か。中々不可解だな」  ルシエ :「ええ。ただ、個人的に興味というか、気になることはあるわ。」  エデン :「……聞くまでも無い事ですが……真面目に仕事を?」  ルシエ :「一応はね。そうしないと、また殺される羽目になりそうだし。」  ルシエ :「…どうして貴方は主人とそういった関係でありながら、この家に居続けるの?それも、生まれた子に名まであげて。」 エクリプス:「……それは……」  エデン :「……貴族の中には、子供の名前を他人に付けて貰う風習があるらしいです」  エデン :「名のある人物や高位の司祭等、彼らに付けられた名前は意味、力を持ち、幸運や加護をもたらす──と」  ルシエ :「そうね、実際にそのように名を贈られてる人は私も知ってる。でも、神から名をもらうなんてのは聞いたことがないわ。」 エクリプス:「……話せば長くなる。 故、要点だけ言うなら……請われたのだ。 この子の母に」  ルシエ :「母親に、ねえ。」  エデン :「……母さまに…」  ルシエ :「…貴方、この家自体とは仲が悪くないでしょう。」 エクリプス:「だが、彼女はそれから程なくして夭逝した。 私が運んだ訳ではないが…」 エクリプス:「…何故、そう思う?」  ルシエ :「だって、今のここの主人、外様だもの。知る限りでは、他所から婿に来た、という話を聞いたわ。」 エクリプス:「…いや、この"家"という意味でなら、私とあれは互いに殺したがっているだろうよ」  エデン :「……わたしが物心つく前に、お祖父さまも亡くなられたそうです。 お祖母さまはそのずっと前に」  ルシエ :「うーん、じゃあ、言い方を変えるわ。貴方は、この家の血筋…正確に言えば、"その子とその母親が継いでいた本来の血筋"とは仲が悪くない。」  ルシエ :「…継いでいた、じゃあ言葉が悪いわね。この家の血筋はその子がまだ継いでいるのだもの。」 エクリプス:「……そういう訳でもない。 私がエデンに『名付け』をしたのが9年前──それ以前は、この家の事など知らなかった」  ルシエ :「…あれ?そうなの?てっきりずっと前からここにいるものかと。」  ルシエ :話せそうなのでどっかり座って話をしよう。  エデン :「……その、椅子くらいなら持ってきましょうか」  ルシエ :「てっきりこの家の守り神みたいなものかなーと思ってたのよね。だから、外様の主人とはそりが合わないのかなと。あ、お気遣いなく。」子供に気使わせちゃったよ  エデン :「そうですか…」 エクリプス:「……エデン、少し長くなりそうだ。 先に日課を済ませるといい」  エデン :「……はい、そうします。 ルシエさん、わたしはそこの図書室に居ますから」そう言うと、エデンは廊下で分けられたうちの、片方の扉に入っていった。  ルシエ :「ええ、ありがとう。」 エクリプス:「して」 エクリプス:「何を聞きたいのだ、旅人」  ルシエ :「そうね。貴方とここの主人が、何故互いを殺したがっているのか知りたいわね。…あ、ごめんなさいね。私はルシエ。適当に呼んでもらって構わないわ。」 エクリプス:「エクリプス。 ザールギアス神に仕え、死神の任を賜っている」 エクリプス:「あれが私を殺したい理由は、見当はつく。 あれが操る術──死霊術の為であろうよ」 エクリプス:「私があれを殺したい理由は…………まだ、答えれぬ。 旅人、お前が信ずるに値すると判じられれば、話そう」  ルシエ :「死霊術…コンジャラーではなく、不死の神の奇跡でもなく…?」 エクリプス:「操霊術とはまた異なる術だ。 ……言ってみれば、我らが司る『死』を歪めるに等しい、が」 エクリプス:「戦神としてのザールギアスは、それを容認している……より多くの生者を、死霊によって殺すには良き手段であるとしてな」  ルシエ :「そうね…私が知ってるザールギアスは、戦い、救いのためにより殺すことを是とする神。」 エクリプス:「だが、それとは別に『死』は何にも等しく訪れる『現象』だ」 エクリプス:「故に、ザールギアス神は、望まざるとも2つの側面を持つようになった。 1つは荒ぶる戦神として、1つは静かなる死の管理者として」  ルシエ :うなづいている 全くその通りです<誰にもおとずれるもの エクリプス:「我ら死神は、その管理者として……死した魂を河へ運ぶ、あるいは歪んだ死を糺す役割を持たされている」 エクリプス:「……最も、私自身は……」  ルシエ :「…信仰やらなにやらの影響で、神格が分割されるみたいな感じに近いものかしら。以前、ルーフェリアでそんなことがあったと聞いたことがあるような…。」新米女神参照 エクリプス:「……いや、何でもない。 死霊術に関してだが」 エクリプス:「私自身は、魔術に詳しくはない故……エデンに聞くのが良いだろう。 あの子は、ここの蔵書のほとんどを一度は読み終わっている」  ルシエ :「マジで。」 エクリプス:「あの子は、生まれて以来この家の外に出ていない」  ルシエ :「いやまあそれはそうだろうなあとは。出ていないというか、出してもらえてないって言った方が正しそうだけど。」 エクリプス:「…そうだな、その言い方が正しいだろう。」 エクリプス:「……あの子の母が残した蔵書は、あの子に知識をもたらした筈だ。 詳しく識るならば、聞いてみるといい」  ルシエ :「そうね、後で聞いてみることにするわ。…貴方がここの主人を殺したがってる理由も、少しは教えてもらった感じがするけど。」  ルシエ :「まあ、私の予想が正しいかはわからないわね。でも、貴方はどうしてこの家に?」 エクリプス:「…先も伝えたが、請われたから──そして」 エクリプス:「……見過ごすことが、出来なかったからだろうな」  ルシエ :「…そう。こっちの側面の死の神様は、優しいのね。」 エクリプス:「……死は救いであるべき、そうだろう?」ザールギアスの格言を引用して エクリプス:「私ばかりと話し込んでいても、仕方あるまい」  ルシエ :「そうね…だからといって、いたずらに死がふりまかれるのは許されるべきではないけど。」 エクリプス:「私をいかに殺すか、あれの考えは分からんが……お前も、素直に動くばかりではないのだろう」  ルシエ :「…あんまり表に出さないようにしてたんだけどなあ、わかっちゃうもんね。…ありがと、ちょっとあの子に話を聞きに行ってくるわね。」 エクリプス:「私は大抵、ここにいる。 質問のほか……そうだな」帯剣を見て「手合わせ程度なら、付き合おう」  ルシエ :「ふふ、まあ、それは気が向いたら、かしらね。ありがとうね。」立ち上がり、一礼 ルシエさんが死の神に礼をする日がくるとは エクリプス:「それではな」  ルシエ :でー エデンの入っていった部屋に行くかな   GM  :そう言って、蒼衣の死神は再び、風景のように佇んだ。  ルシエ :図書室へ行くー   GM  :OK。図書室は特段鍵などが掛かっている事もなく、抵抗なくドアが開く。  ルシエ :「エデン、お邪魔するわよ。」アイサツをして入室   GM  :中に入ると、古書特有の薄いカビのような匂いがする。 据え付けられた机では、エデンが何冊かの本を積み上げ、静かに頁をめくっている。  エデン :「どうぞ、お好きに見て下さい」  ルシエ :「お好きに、と言われてもねえ…。何の本だか、さっぱりわからない…。」   GM  :…使用人の類は居ないという事だったが、それなりに掃除はされているようだ。 積み上がった埃特有の、咳き込むような感じはない。  エデン :「…わたしもルシエさんがどの様な本を探しているのか分かりませんが…この部屋にある本は、概ねがこの館で書かれたものです」  ルシエ :「それよりも、死霊術っていう魔法についてなら貴女の方がよいと死神さんから聞いてきたのだけど…教えてくれたりはするのかしら。」  エデン :「死霊術について、ですか」ぱたん、と読んでいた本を閉じて。  エデン :「わたしも、学んではいますがきちんと修めている訳ではありません。 それでも良いのでしたら、"さわり"くらいは教えられると思います」  ルシエ :「少なくとも今のところ本格的に教わるつもりはないから、それでいいわ。どんな魔法か、まずは知りたいわね。」   GM  :言いながら、エデンは書棚から本を一冊取り出す。 装丁の新しさの割には、擦り切れた本だ。  エデン :「一言で言えば、死霊術は『操霊魔法の前段階となった魔術』になります」本を開くと、中はややグロテスクな…いわゆる医術書の類になっているようだ。  ルシエ :「操霊魔法の前段階…。」  ルシエ :「…魔術書の割には、人体の構造やらについてかなり詳しく書かれているようだけど…。」  エデン :「操霊魔法が、忌避されながらも比較的に一般に受け容れられるようになった理由のひとつでもあります」  エデン :「死霊術は、文字通りに死体と霊を操る技術です。 ……言ってみれば、"死者の蘇生"がその理念の魂胆にあった、と言われています」  ルシエ :「ふむ…。」  エデン :「不死神メティシエだけに許されていた、死者の軍勢。 ですが、デュランディルが魔法を開発して以来……人は、神ですら成し得なかった事」  エデン :「すなわち、不老不死。そして死者の蘇生という、ふたつの奇蹟を開発しようとした、そうです」  エデン :「その為には、目的となる「もの」が、どうやって生きているか。どの様な構造をしていて、何が重要なのか。それらを徹底的に調べなければなりませんでした」   GM  :ぺらり、ぺらりと頁がめくられる。 当時に生きていた、あらゆる種族、あらゆる年齢層、あらゆる性別の腑分けの様子が写されている。  ルシエ :「それが、これ…。」無茶苦茶人体について詳しく書かれている本  ルシエ :人体にとどまってなかった  エデン :「やがて、それは今日における【リザレクション】や【フィジカル・ギミック】へと変遷したものもありますが」  エデン :「不老不死──ひいては不滅の王国を求める、魔法王たちによって、「死者を死者のまま操る」という目的にすり替わっていきます」  エデン :「スペクター、マミーロード、デスロード、リッチ……そういった、自らを不死者とした魔法王たちは、その技術の粋だけを用いた、とも」  エデン :「ですが」  エデン :「死霊術というのは、それらの中においても淘汰される運命にありました。 操霊魔法の台頭と、『同族殺し』による焚書と坑儒です」  ルシエ :「同族殺し…?」  エデン :「自らを不死とした魔法王達ですよ」  ルシエ :「ああ…。」  エデン :「彼らは、自分たちと同じ…不老不死の軍団ができる事をよしとせず、同族となった不死王国と戦争を始めたんです」  エデン :「死霊術は、その点に関しても大きく貢献しました。 死者を操ることは、死者を消すことにも通じましたので」  エデン :「…逆に、生者に対して有効な死霊術は、そう多くはありませんでした。 ですので、漁夫の利を得る形で、各国は当然のように数を減らしていったようです」  ルシエ :「死者を操る魔法に傾倒した結果生者にやられるなんて、皮肉な話ねえ。」  エデン :「生者の恩恵も大きく、また『ゴーレム』という忌避されぬ労働力を生み出す操霊魔法が体系として完成したのも、大きな点でしょうね」  エデン :「死霊は、あくまでも"素材"に大きく左右されますから」   GM  :続いて、エデンは机に積み上げていた本から一冊を取り出した。 開けば、古代魔法文明語らしき書式で──かつ、一見してそうは分からないよう、書かれている。   GM  :鏡文字だ。  ルシエ :暗号文書だ  ルシエ :暗号ってほどでもないか  エデン :「そうした結果、死霊術を扱う者は僅少となり、それらもこの様に密かな探求を強いられたそうです」  ルシエ :「一見して何が書いてあるかわからないようにしてまで、か。」  エデン :「例えばこの本…"エミグレ文書"は、鏡文字で書かれている上に、ページごとに一定の法則で行列を差し替えなければ正しく解読出来ないようにされています」  ルシエ :「ほとんど暗号文書みたいなものね。」  ルシエ :「…ちなみに、読めるの?」  エデン :「はい、読み終えるのに1年ほど掛かりましたが」  ルシエ :ひええ、という顔をした  ルシエ :「凄いわね…。」  エデン :「内容は、いわゆる『体系化できる』死霊術だけですが…まとめたものがありますから、識りたいのでしたら見せましょうか?」  ルシエ :「そうねえ…何かヒントが掴めるかもしれないし、見てもよければ見せてもらえるかしら。」  エデン :「こちらに」そう言うと、エデンは机に立て掛けた本の一冊を開き、20ページ分ほどの部分を指し示した。   GM  :http://duck-hawk.sakura.ne.jp/uploader_sample/src/up0319.txt こちらです  エデン :「ただ……わたしが嘘をついていないという前提で言うなら、ここの書物の調査は無意味と思います」  ルシエ :「どういうこと?」  エデン :「死霊術というのは、伝えたとおりに術師がそれぞれ身を潜めて探求するものになりました」  エデン :「言い換えれば、父さまが貴女に見せても良い、と判断したのは……自分の『手』から離れたものだから、だと思います」  エデン :「本館は父さまの、北棟は母さまの場所でしたから──」  ルシエ :「早い話が…自分にはもう必要ない、これ以上のものがあるから、知られても問題はない、ということかしら?」  エデン :「そういう事です」  ルシエ :「なるほどねえ。」  エデン :「父さまの書庫であれば、話は異なるかもしれませんが…」ルシエの心臓を見て「…無茶だけは、なさらぬよう」  ルシエ :「ん…?ああ、大丈夫。"今のところは"行くつもりがないから。」  ルシエ :「魔術師の禁域に触れたやつは、その魔法が明るいものであっても暗いものであっても、ろくでもない結果になるもんよ。」  エデン :「それなら、良いです」言い終えて、棚から取り出した本を戻した。  エデン :「他に、なにか?」聞きたい事はあるか、と問うているようだ。  ルシエ :「そうね…聞きたいことは今のところ三つあるわ。答えたくないなら答えてくれなくてもいいけど。」  ルシエ :「まずひとつ。死神さんは貴女のお父さんが彼を殺したい理由に、この死霊術が関係していると言ってた。あなたは、なんであなたのお父さんが彼を殺したがってるかわかる?」  エデン :「……」まずは質問をすべて聞く姿勢  ルシエ :「ふたつめ。あなたのお父さんは、彼を殺す方法を"神話をなぞる"って言ってたわ。その神話って何かしら。」  ルシエ :「最後に…これはごく単純な私の興味だけど。お母さんのことを覚えているの?聞いた話では、貴女を産んでまもなく亡くなられたと聞いているけど。」  エデン :「…1つ目に関しては、あくまでわたしの想像ですが…死霊術において『死を克服する』というのは、それだけで非常に強い意味を持っています」  エデン :「『死』そのものである彼を殺す事で…『父さまが作った死霊術』の神秘は、間違いなく高まるであろうことは、想像できます」  エデン :「2つ目は、わからない、としか言えません。 父さまは、大事な事は大事なまま、わたしに教える事はありませんから…」  エデン :「教わったのは、本の読み書きと、父さまが父さまであること、それと父さまの仕事の手伝い、そのくらいです」  エデン :「……母さまは…だいぶ昔に亡くなりました。おぼろげにしか、思い出せませんが」  エデン :「…優しい人だった気がします。なんとはなしにですが…」どこか遠く、望郷の瞳を浮かべながら、そう伝えた。  ルシエ :「そう…ありがとう。」  ルシエ :「…ダメかー。神話ってのが結構キラーポイントだと思うんだけどなあ。私は神話には明るくないし…。」  エデン :「…では、わたしは読書に戻ります。 わたしは本館とこちらを出入りしていますから、居ない時は本館にいると思って下さい」  ルシエ :「ええ、わかったわ。…さっき見せてもらったところの初めの部分だけ、頭に叩き込んでから出ていくわね。」見せてもらった本の場所の冒頭の方を読み込んでいる  エデン :「…どうぞ。 持ち出さなければ、この家に咎められる事はないでしょうから」   GM  :そう言って、再び黙々と読書を再開した。  ルシエ :「…ありがとね。」小さく礼を言って、部屋から出ていく   GM  :ぱたん、と図書室の扉が閉じられ、貴女は北棟2階の廊下に戻った。  ルシエ :…して、どうするかーとなるが…一応依頼人からは死神の監視しとけって言われてるから、まずは死神の元へ行くか…やること思いつかないんだけどな…。   GM  :もしくは、レイスが言ったようにこの家の中を探索するというのもありだろう。   GM  :2階にはもう一つ部屋があり、1階には中庭への渡り廊下、地下には…まあ、戻りたくもないかもしれないが、何か手がかりがあるかもしれない。  ルシエ :監視しなくていいんか…?おもっくそ魔術師の工房の中だから、あんまり触れて回るようなことをしてまた首もとい心臓が絞められるなんて真似は勘弁願いたいが…  ルシエ :まあ、そうだな。この北棟があの魔術師の領域ではなく母親の領域だったってなら  ルシエ :二階のもう一つの部屋に入れるなら、中を見てみよう。   GM  :…鍵が掛かっているようだ。 物理錠ではなく、魔法錠だね。   GM  :鍵穴はなく、コマンドワードによって開くタイプになっている。 エクリプス:「そこは、あの子の母の部屋だ」ヌッ  ルシエ :「…ええい、面倒くさい。魔法錠はこれだからいやなのy…うわっ!」ビックリシタナモー エクリプス:「驚かせたか」  ルシエ :「そりゃいきなり声かけられたら驚くでしょうが。貴方ただでさえ影が薄いのだし。」 エクリプス:「……そうか……」地味にショックを受けているようだ  ルシエ :「…悪かったわよ、言いすぎたわ、ごめんなさい。で…まあ、予想はしてたけど、エデンの母親の部屋ね、ここが。」 エクリプス:「ああ。彼女が死んで以来、私もあの子も、あれも、踏み入った事はない」 エクリプス:「彼女が最期に決めた言葉を、誰も知らぬ故」  ルシエ :「うーん…そうなると入るのは難しそうね。」  ルシエ :「まあ故人がそこまでして守りたいものに、よそ様が勝手に触れていいかって言われると、よくないとは思うんだけど…。」 エクリプス:「…殊勝な事だ」  ルシエ :「とはいえ気になるというか、鍵が眠ってそうな気はするのよね…。この家の秘密というか、この家の主人が私を呼び出して、嵌めて殺してまで貴方を殺そうとする、その秘密が。」 エクリプス:「どうであろうな。私も招かれた事はあるが、当時は至って普通の居室でしかなかった」  ルシエ :「まあ…そうよね。うーん、もう少し家を見て回ってみることにするわ。また聞きたい事があったら、お尋ねするわね。」 エクリプス:「そうすると良い、私がここからロクに動かぬ事など、あれは百も承知の上だろう」  ルシエ :では死神さんに一礼して階段を下りて…まずはホールに来る。 エクリプス:では、1階に降りてきた。 ホールにはまあ、居所として最低限な機能の各部屋へと繋がっているようだ。 エクリプス:いわゆる水回り各所、空になった小部屋──おそらく倉庫だったのだろう──、中庭を一望できるテラス、そういったもの。  ルシエ :えーとホールからは 地下室と 北棟と 玄関と 中庭か 外に出たら死にそうだからやめておくとして エクリプス:調べるなら、探索判定で一括で出来るよ。  ルシエ :あい  ルシエ :ひらめき眼鏡装備しよう(しばらくぶり  ルシエ :d+14+1 探索      ->d+14+1 = [5,5]+14+1 = 25   GM  :25もあればめっちゃ分かるね。 特に何もない。   GM  :分かることといえば、便所や浴場はまだ水回りが生きている事くらいだ。 これらも魔力が用いられているようだけど……と言った所で   GM  :魔法系技能+知力Bで判定どうぞ、目標値は17くらいとしようか  ルシエ :d+14 ぐりも+知力      ->d+14 = [6,2]+14 = 22   GM  :OK。では、ルシエはそれらの魔力が、レイスのものと似ているけれど、決定的に何かが違うような気がすると思ったよ。   GM  :少なくとも、利用する上では害はなさそうだと思える。  ルシエ :ここの風呂を使う気はないけど…便所は使う機会があるかもしれないな…  ルシエ :といったところでー 中庭に出てみよう 夜に見た荒れ放題の庭があるのだろうか   GM  :テラスに出たって感じかな  ルシエ :はい   GM  :では、外の景色が見える。簡易な壁に囲まれた本館と北棟。エーテルにあれば一軒家4つ分くらいの面積はあろうか。   GM  :だが中庭はお世辞にも手入れされているとは言えず、荒れ放題だ。それでも、生きた気配がしないというのは見事なものだが。  ルシエ :「人が呼べないとはいえ、これではお宅も可哀想でしょうに…。」   GM  :とは言え、久しぶりに外の風に当たれば、少しは気持ちが良いものだ。 ……軟禁されているという事実から目をそらせば、だろうが。  ルシエ :ここから見てもわかることはあまりなさそうだが…望遠鏡とか使ってぐるっと見回すだけ見回してみよう   GM  :なら…まあ、壁までの距離とか、本館のだいたいの大きさくらいかな。  ルシエ :ふーむ   GM  :壁まではおよそ80mほど、貴女なら一息で走り抜けられるくらいだろう。 その間、何が起きるかは…想像に難くはないけれど。   GM  :本館は、3階建てだ。 北棟よりも大きく、ある程度は客人なども招いてはいるのかもしれない。  ルシエ :きゅっとなってばたーん   GM  :表立って呼べない"客"であれば──庭の荒れ方などは、逆に好都合でもあろう。  ルシエ :んー 今やれること 動けることは 地下室にいく 中庭に降りて本館にいく 死神に会いに行く といったところか エデンに会うってのもあるけど、今会っても意味はなさそう  ルシエ :あとは母親の部屋に入れるかやってみる、ってのもあるが やはり今それをする意味があるのかというところがあるなあ  ルシエ :中庭に降りて本館にいくのは、ホールから階段とかで下に降りていくことができたりするので?   GM  :というか北棟1階~中庭(渡り廊下)~本館1階って繋がりかな   GM  :下にあるわけではなく並行  ルシエ :なるほど そのルートで行けるのね   GM  :北棟内の階段は2階(図書室、廊下)~1階(ホール)~地下(牢)って繋がり  ルシエ :うーんぬむ 依頼は死神を殺す事 報酬は出られる事 でもなあ、ここの主人の勝ちにしてしまうと色々とろくでもないことになる予感があるんだよなあ  ルシエ :かといってあの主人の影響下にある以上、その方法以外で呪いから抜けて自由になる道ってのがあるのかって言われるとむーん  ルシエ :というようなことをテラスで荒れ放題の庭を見ながら思案してみたりする   GM  :あるいは、そういった『基礎的』な部分を調べる価値はあるかもしれないね。   GM  :魔法について造詣が深くはないとは言え、貴女は一端に秘奥魔法を修めている。 2階の蔵書を調べる事自体は、出来ない事ではないだろう。   GM  :……とは言え、エデンの協力は必要だろうが。 一冊一冊調べるとなれば、恐らく1日や2日では終わるまい。  ルシエ :ふむ…。  ルシエ :思考が固まった。動かんと始まらない。一日二日で終わらなくても、調べる事で何かに繋がるならやって時間以外に損はすまい。   GM  :では、どこに向かう? ちなみにレイスも言っていたが、彼本人と会うなら地下に行けば良い。   GM  :起き抜けで確認していなかった部分などあるならば、聞いてみるのも良いだろう。  ルシエ :それがいまいち浮かんでないから困っているのだけども…まあ、一度依頼人に会うのもできることか。地下室へ向かいます。   GM  :OK。では、貴女はホールから階段への小部屋を開き、降りていく。 ……小部屋を開いた時、地上では感じなかった死のにおいが、むっと漂った。   GM  :そのまま階段を降りると、独特の空気すらそのままにあの地下牢へと辿り着く。 地下に降りて、手前から3番目。それより手前は、今の所からっぽだ。   GM  :それより奥を見通せば、突き当りに登り階段。どうやら両方の屋敷からここに至る事が可能なようだ。隠し通路も兼ねているのだろう。   GM  :そして、改めて見ると──確かに生きたものの気配がしない。   GM  :ひとつ、中を覗けば朱い部屋。粗方解体し尽くされている。   GM  :ふたつ、壁の至る所に5本の赤い線。おそらくは閉じ込められた動物よろしく、壁を掻きむしった結果だろう。   GM  :みっつ、なんだか干し肉の様に成ったもの。だが人型は保っている。大きさからして──貴女はそこで想像を打ち切った。  ルシエ :ええとすいません、今のところわかってる地下牢の構造を忘れた。ああ、そうなっているのか…ここ、イメージとしては地下に廊下があって、牢屋の扉があって、北棟と本館を繋いでるって感じなのか   GM  :そうだね、長さもおおよそ北棟から本館に続く渡り廊下に等しいか、少し長い程度だ。  ルシエ :んー?   GM  :あとの牢は、記す事もない。類似品・模造品ばかりであった。   GM  :そして、おおよそ突き当りの階段、その少し手前の牢を見終わったあたりで。   GM  :ぱちん、ぱちんと手に持った瓶の蓋を鳴らしながら。  レイス :「やあ、こんにちは。 どうしました?こんな所で」   GM  :本館側の階段を、悠々とレイス・アレテスが降りてきた。  ルシエ :「こんにちは。今のところはお屋敷の把握ってところかしらね。」  ルシエ :「地下室の様子を、来るときは見ていなかったものだから。」  レイス :「勤勉なのは良いことです。 とは言え、あまり興味深いものはないと思いますがね」  レイス :「あれなんて見て下さい」隣の牢を指差す。中にはひたすら助けを乞う血文字。恨み文句。意味の通じない言葉。  レイス :「ねぇ、何の捻りもない内容でしょう? 模範解答も良い所です。最期の時くらい、名言を遺して欲しいものですよ、全く」  ルシエ :「今際で名言残せるやつなんてそう多くないでしょうに。私もあんまり自信ないわよ、そういうの。」  ルシエ :「ところで…ずっと気になってるんだけど、その…瓶?は何なの?」  レイス :「つまらないですねえ。かつて東方の国では、死を迎える前に「ジセイノク」なるものを遺したと言われるほどなのに」  レイス :「ああ、コレですか? 代々伝わっているものでしてね」  レイス :「今は特に何も入っていませんよ、ほら」目の前でひっくり返す。何が落ちてくる事もない。  ルシエ :「今は、て。何か入る時もあるのね。で、なんで蓋を閉じたり開けたりしてるの?」  ルシエ :「学生が暇なときにペン回す的なアレ?」  レイス :「ええ、ただの手慰みですよ。」  ルシエ :「そう。まあ、手持無沙汰になると意味もなく開けたり閉めたりするわよね。」よくやる  レイス :「パン屋でトングをカチカチと鳴らすのと同じことです」  レイス :「さて、他に何もなければ私は失礼しますが?」  ルシエ :「そうねえ、幾つか聞きたい事があるのだけど…こんなところで立ち話もなんだし、もし立ち入ってもよければ本館にお邪魔したいのだけど、だめかしら。」  レイス :「あまり長話となると私も困るのですがね。 手近な部屋で良ければ?」  ルシエ :「色々忙しい身でしょうし、そう時間はとらせないわよ。なら、案内して頂けるかしら?」  レイス :では、貴女は本館1階の応接室に案内される。 ──本館に入った途端、貴女の身体に不吉な重みがのしかかった。  レイス :「どうぞ、掛けて下さい。 それで、聞きたい事とはなんでしょう?」椅子に座り、にこやかに応対する。  ルシエ :「っ――これは…。」重い 体が重い  ルシエ :「失礼するわ…。聞きたいことが増えてしまったのだけど、この異様に体が重いの何…。」ぺしゃりそう   GM  :家具は、それなりに金を掛けてあるものだ。 その上で、貴女を脚から引きずり込むような、底なし沼の如き気配には辟易させられるだろう。  レイス :「聞く必要あります?それ」目線だけで嘲って「魔術師の居所ですよ、不意の来客には相応の対応を、というものですよ」  ルシエ :「ああ、そう。まあ、そう言われたら、そうよね…。」  レイス :「食事の際には『招待』をしますから、ご安心を」  ルシエ :「それなら有難いわ…と、聞きたいことは、まず依頼の基本的なところね。」  ルシエ :「なんで私を呼んだの?」  ルシエ :「聞いた限りだと、あの死神を殺すのに特段剣の腕はいらないように見えるけど。」  レイス :「手紙に書いた通りですよ。 人の領域を超えた剣士がひとり必要だったという話です」  レイス :「……最も、ギリギリ指先で引っかかってるとは思いませんでしたがね」小声で、吐き捨てるように。  ルシエ :「悪かったわね、ギリギリ超えてなくて。」  レイス :「それはそれとして、貴女の働きがなければあの死神は殺せませんよ、私が考える限りではね」  レイス :「ですので貴女は、来るべき時が来れば私の指示に従って動いて貰えばいい。 それまではあの死神の監視、観察、それと調査をしてもらう、そう言う話です」  ルシエ :「調査…ってのは、死神の調査でいいのよね。…見た感じ、こうされるのは私が初めてではないみたいだけど、今までの人はダメだったの?」  レイス :「いえ、貴女が初めてですよ。 以前にも一人手紙を出しましたが、生憎と丁寧に代理人を立てて断られましてね」  レイス :「…今思い出しても…あのラミア、ナメた真似をしてくれたな…」ぼそり。  ルシエ :「そうなの。てっきりあの犠牲者はそのものかと。」  レイス :「ああ、あそこは普段『材料』を置いてるところですからね」  ルシエ :「…じゃああたしは材料を置いてるところにぶちこまれたってわけね…。」  ルシエ :「その材料ってのは、あなたの術…死霊術の素材、ってところかしら。」  レイス :「……おや、随分耳敏い…それとも、既に同業に出会ったことでも?」  ルシエ :「死霊術なんてものにお目にかかったのは初めてよ。死神の調査の過程で、教えてもらっただけ。」  レイス :「ほう……そうですか、なるほど、なるほど」  レイス :「その通りですよ。身体はカスでも、霊は管理ひとつで少しは質を上げられますからね」  レイス :「知ってますか? 安らかに死んだものより、苦痛と絶望と怨嗟をたっぷり蓄えて死んでくれたほうが良い素材になるんです」  ルシエ :「そうなの?それだと怨霊とか、悪霊とか言われる類になりそうだけど。」  レイス :「ええ、そうですよ?」  レイス :「そういったものを素材とするのが死霊術というものですから。最も、なかなかにカネの掛かる生業ですがね」  レイス :「施設の維持、材料の維持、原料の調達費──最も多くは、協会と教会への袖の下ですが」  ルシエ :「まあ、傍目に見たらヤバい魔法だからね…。」  レイス :「ま、セフィリアだのラ・ルメイアだのに比べればミラボアは良いですね」  ルシエ :「割合魔法に理解があるからね…。ヤバい魔法も同時に。」召異魔法の超越者が所領を持ってるくらいだからなあこの国  レイス :「それで、他になにか?」腕を軽く組んで、指先をとんとんと動かし  ルシエ :「そうねえ…気になるところと言えば何故私だったのか、というところくらいよ。なんで人の域を超えてる奴じゃないとだめなのかって思って。」  ルシエ :「それが、超越者でなければアレ…私が殺された時の出来事を耐えられない、とかいう話なら、今のところ改めて聞きたいことはないわ。」  レイス :「単純な理由は2つあります。 ひとつは古代神の加護の存在。もう一つは戦力の問題ですよ」  ルシエ :「古代神の加護?」  レイス :「神に使える天使は、その身に神の加護を受けています。 彼もザールギアスの使徒ですしね」  レイス :「一定の力量に達していなければ、剣を振った所で絶対に当たらず、魔法を放ったとしてもまともに効かないというものです」  レイス :「もう一つの問題ですがね、彼は死神です、それも戦神に仕える。」  レイス :「言ってみれば、戦天使と同等か、それ以上の力量があるわけですよ。 超越者か、それに準じる程度の戦力が必要と判じた訳です」  ルシエ :「でも、殺すのは私自身の手ではないんでしょう?」  レイス :「それはそうです、私が殺さねば意味がない」  レイス :「ですが、その為には貴女の戦力が必要不可欠なんですよ」  ルシエ :「雲をつかむような話ねえ…。例えば貴方が狙撃手だとして、絶対に撃ち抜くためのチャンスをうかがうために、私が矢面に立つ、くらいの理解でいいかしら?」  レイス :「言っておきますが、その手法はその時にならなければ話せません。 貴女から死神の方に漏れても困りますからね」  レイス :「まあ、概ねその様な認識で構いませんよ。 手を下すのは私、というだけです」  ルシエ :「そう、わかったわ。手段も気になるところだけど…教えてくれなくて、教えてくれても私ができないなら聞く意味がないし。」  レイス :「ええ、そうです。 それまでは精々、真面目に役割をこなしてくれれば十分ですよ」  ルシエ :「…思ったよりも長く話をしてしまったわね、ごめんなさい。お忙しいところ。」体が重いけどお詫びの礼  レイス :「いえいえ、『契約』の確認は大事ですからね──ああ、そうだ。 先は言い忘れていましたが、貴女に施した術式についてもお話しておきましょう」  ルシエ :「…そこも聞き忘れてたわね…ぜひお願いするわ。」うっかり  レイス :「まず、恐らくこれは認識済みだと思いますが、彼は生者でも死者でも殺せません。 ですので、その狭間に存在出来るよう、貴女を一度殺し……」  レイス :「その上で、貫いた心臓を外科的に治療し、魔術的に繋ぎ止める事で、『穢れを受ける事なく』蘇生しています」  レイス :「コレ、私が編み出したんですがね。 魂が肉体から離れるまでにはわずかに猶予があるようで。 なかなかのものでしょう?」  ルシエ :「…言っとくけど、すぐに理解しろってのは無理な話よ。そんな術があるなんて…。」  レイス :「さて──で、この術の好都合な所はですね。 維持の一端として【ギアス】を掛けることが出来る所でして」  レイス :「貴女には、「この屋敷から出るな」「私への攻撃の禁止」を編み込ませて貰っています」  レイス :「それを破れば、この世で最も簡単な罰が与えられる、という訳ですよ」  ルシエ :「破ったら心臓が、ってところかしら。まあ、今のところ出る気はないし、貴方に危害を加えるつもりもないけど。」  レイス :「この呪いは、依頼を完遂すれば勝手に剥がれるようになっています。もしくは、まあ…私が死んだ場合も同様ですがね」  レイス :「最も、後者は試さない方が良いと忠告しておきますよ」  レイス :「私としても、貴女という駒を失うのは勿体ないですからね」  ルシエ :「はいはい。その気はないってば。」  レイス :「さて、こんな所でしょうか。 他に聞きたい事がなければ、地下を通ってお帰りを」  レイス :「夕食時に迎えを寄こしますので、それまでは役割を全うして下さいね」  ルシエ :「ええ、ありがとう。聞き忘れてたところまで教えてくれて。それじゃ、お邪魔しました。…あー体がおもーい。」ずるずると体をひきずり地下室へ   GM  :……では、聞き耳判定をどうぞ。 目標値は25。  ルシエ :d+14 出目11要求は辛いなあ      ->d+14 = [1,2]+14 = 17  ルシエ :反対のが出たなあ   GM  :では、貴女は重い体を引きずり、地下牢に続く階段を降りて……死臭の不快感とは裏腹に、肩に掛かる重圧がスッと抜けていくのを感じる。  ルシエ :そのまま地下室を通ってー ホールへー   GM  :では、ホールに戻れば時間はもう昼過ぎのようだ。 陽は傾き始めている。   GM  :そして、ホールから続く本館への渡り廊下。その陰に潜むように、少女の姿がある。本館側から、帰ってきたようだ。  エデン :「……何か、入用なものでもありますか?」   GM  :どうやら何かを運び終わった後のようだ。わずかに息が荒い……何方かと言えば、何かを堪えているかのような息遣いをしている。  ルシエ :「…何運んできたの?」  エデン :「……父さまの、手伝いを」  エデン :「…調べ物は終わりましたか?」  ルシエ :「ええ、あの人に聞きたいことは終わったけど、たった今貴女に訊きたいことができてしまったわ。…お父さんの手伝いって、何?まるで、何か苦痛に耐えてきたような顔をしているけれど。」  エデン :「……いえ、なにも……」言いながら、袖に隠された左腕を庇った。  ルシエ :「…ちょっとごめんね。」エデンの左腕を取って庇った腕を見よう これは見なければいけない気がする  エデン :袖を捲れば、大げさな切り傷があった。拙い手当こそしてあるが、見た感じ、真新しい。刃物で、ゆっくりと引き裂いたかのような。  エデン :「……っ」その拍子の痛みに顔をしかめた  ルシエ :「…何があったのかよりも、まずは治す方が先ね。一応聞くけど、魔法の癒しは通るタイプ?」  エデン :「……はい、恐らくは……」  ルシエ :「…何があっても、今やることの責任は私が取る。これで私が死んでも後悔はしない。」 言って、魔導書を取り出してー  ルシエ :秘奥魔法の 〆肉体修復→MP…何点だったか忘れたけど自前から  ルシエ :d ひとまず行使の      ->d = [5,5] = 10  ルシエ :r20+14 これだけなおる      ->Rate20+14 = [1,1]<自動的失敗>  ルシエ :( 'ω')…  ルシエ :もう一回…(  ルシエ :d 行使      ->d = [2,2] = 4  ルシエ :R20+14 今度こそ!      ->Rate20+14 = [4,5:7]+14 = 21  エデン :うーんおめでとう(  エデン :傷はゆっくりと塞がり、痣程度になる。 ……あくまで本人の治癒力を高めるものの為、完治には時間がかかるだろう。  エデン :「…これが秘奥魔法ですか…それにしても」手間取ってた…とは口には出さないでおくやさしさが少女にも存在した  ルシエ :「なおってよかったわ。」ルシエさんは めをそらしている こえはぎこちない  エデン :「…その、関係のない傷まで治して頂いて、礼を言います」……少なくとも、事故でつくような傷ではない。  ルシエ :「いいのよ。…お礼替わりに、なんであんな傷を負う事が手伝いなのか聞かせてもらえるかしら。」  エデン :「──いえ、ただの軽い傷ですから」その質問の答えは、拒絶された。  エデン :「ただ……ひとつだけ。 エクリプスとは…関係無い事ですから」  ルシエ :「そう、ならよかったわ。歩ける?」  エデン :「大丈夫です…痛みも、だいぶ引きましたから」  ルシエ :「なら、ひとまずよし!…だいぶ長い仕事になりそうだから、また見つけたら、治してあげるからね。…できれば、今度は一発で…。」ごにょごにょ   GM  :(ポーションや薬草を使っても良かったのでは)  ルシエ :(そうなんですけどね)  エデン :「……それは、それとして。 何か、入用なものでもありましたか?」本館から持って来ましょうかと言っているようだ  ルシエ :「ああ、いや。今のところはないわ。…ああでも、たぶん死神さんのところにいるのが長くなるかもだから、椅子か座布団は欲しいかな?」地べただとケツがいたくなってしまいそうだ  エデン :「椅子は、図書室に確か余りがありますが…合わなければ、持ってきましょうか」  ルシエ :「わざわざ本館に行くのも面倒だし、まずは図書室の椅子を見せてもらえる?」  エデン :「はい」そう言って、図書室まで向かう。  ルシエ :幼女レプラの後を追うレプラ   GM  :図書室には、たしかに片隅に多少埃の積もった、使われていない椅子があった。 やや小振りだが、レプラカーンである貴女の身体なら問題なく座れそうだ。  ルシエ :埃をささっと払い  ルシエ :「うん、ちょうどいいわ。ありがとね、借りていくわ。」  エデン :「良かったです。 ……家具の類は、本館にあるものを持ち込むと危ないかもしれませんから」  ルシエ :「そんなこの北棟と本館って相性悪いの…?それか、本館のものは常にお父さんに監視されてるとか?」  エデン :「いえ…この長い歴史を持つアレテスの屋敷は、積年の魔術と死霊術に冒されて、構造物自体が魔術品じみているんです」  エデン :「ですので、何が起こるか分からないな、と」  ルシエ :「ああ…それは確かに危ない。」  エデン :「ルシエさん」椅子の埃を払いながら、声をかける。「ひとつお聞きしたいのですが」  ルシエ :「んー?何ー?」  エデン :「貴女は、何故冒険者を?」  ルシエ :「んー…。」  ルシエ :「私ね、元々セフィリアでとある貴族に仕えてたんだけど。」  ルシエ :「そこでやっちゃいけないことをやってしまって、家を追われたの。で、逃げるようにしてエーテルに来て…後は成り行きかしらね。」  エデン :「成り行き、ですか」  エデン :「……でも、そう、命を賭けて、時にはただ働き同然で、それでも続けているというのは、何か相応の理由があるんですよね?」  ルシエ :「そうねえ…。」  ルシエ :「理由は二つかな…。もっとも、一つは続けていく途中で生まれた理由だけど。」  エデン :「……」作業の手を止めて貴女の方をじっと見ている。  ルシエ :「一つは…仲間、友達を守って助けるためかな。私が今まで一線で体張って、それでも今まで来れたのは彼らのおかげだから。」  ルシエ :「もう一つは…追われた家、使えていた家の主人からの命を守る為。」  エデン :「命令……ですか?」  ルシエ :「そう。命令。私は最後に―"生きろ"って言われたの。」  ルシエ :「…私が生きてて何になるのか、いまだによくわかんないけど。でもそれが―主がくださった最後の命だから。」  エデン :「……ありがとうございます、有意義な話でした」何か、深く考えるように  エデン :「よいしょ」そのまま、拭き終わった椅子をルシエへと差し出して。  ルシエ :「あら、ありがとう。」  エデン :「──また、外の話をしてください。お願いします」  ルシエ :「いいわよー。面白いかはわからないけどね。」  ルシエ :椅子を受け取る  ルシエ :「じゃ、ありがとね。後でまたお話とか聞くかもだけど、その時はよろしくね。」  エデン :「はい。 それでは、また」  エデン :返事を聞くと、こくりと頭を下げ。振り返ることなく階下へと降りていった。  ルシエ :「よいしょっと…。」エクリプスがいるあたりに椅子を置く エクリプス:「…」特に気にした様子もない  ルシエ :「その、邪魔だったらごめんね。一応、この家の主人からの依頼の一つは貴方の監視だから、いる場所にはいた方がいいと思って。」 エクリプス:「…そうか」  ルシエ :「…ねえ、もし知ってたら教えて欲しいんだけど。」  ルシエ :「あの子、エデンはこの家の主人に何をされているの?」 エクリプス:「…私はそれを知ってはいる。だが…」 エクリプス:「…それを、私が答えても、どうにもなるまい」苦虫を噛んだような声で  ルシエ :「そう。…あの子も答えてはくれなかったわね。」   GM  :……そんな折のことだ。 かしゃん、かしゃん、と乾いた音が、階段から聞こえてきた。  ルシエ :「ん?」   GM  :目を向ければ、そちらには──両手に、刀を構えた例のアンデッドジェネラルが、北棟の階段を登ってきていた。   GM  :『ヵ──ヵ、ヵ。ヵ』かきゃり、と頸を貴女に向けて、かしゃん、かしゃん、と歩んでくる。  ルシエ :「…アンデッド語は生憎知らないんだけど。ていうかないと思うんだけどそんな言語。」迎えかそれとも始末 始末はないなたぶん  ルシエ :ひとまず立ち上がりて応える姿勢   GM  :『ヵ、ヵ』と、剣を持っていない腕を差し出すと、【夕食の時間です。彼女とともにどうぞ】と書かれた羊皮紙が挟まっている。  ルシエ :「ああ…そう、ありがとう。ご苦労様、貴方も大変ね。」  ルシエ :羊皮紙を受け取る。     エデンどこいったんだっけ   GM  :エデンは先程1階に降りてましたね、恐らく本館に向かったものと思われます  ルシエ :それともこの骨将軍が彼女か。いい趣味してんな  ルシエ :まあそれはともかく、彼女と共にならエデンを追おう   GM  :『ヵ。ヵ。ヵ』かしゃん、かしゃんと先導していく。 ……どうやら骨の形状からするとこの骸骨剣士は元女性のようだ。  ルシエ :本当に彼女だったわ   GM  :肉付きのあまりよろしくないメイドである。  ルシエ :よろしくないってかないじゃないか  ルシエ :ともかく骨騎士についていこう   GM  :連れられて、本館の食堂に向かう。中庭を抜け、渡り廊下を終え、ほどなく。   GM  :『ァァ。。。。カ──ヵ』両開きのドアの前に到着した。   GM  :骸の手が、ドアを開ける。  ルシエ :あ、開けてくれるのか ノックしようとしてた   GM  :お、ノックするならドアを開けようとした骸骨の手が一寸止まるね。   GM  :『……ヵ、ヵ』そしてそのまま腕を下ろす。  ルシエ :きっとふいにバッティングしてしまった感じになったに違いない 骨騎士の顔(の骨)をみてちょっと気まずくなる  ルシエ :ではその様子を見て「ルシエです。呼ばれてきたけれどお邪魔してよろしいかしら?」と声をかけてみよう  レイス :「ええ、どうぞ」と、中から返事。  ルシエ :では改めてドアを開けよう。   GM  :きぃ、と音を立ててドアが開く。2人家族には似合わない、二部屋ほどをつなげた豪奢な食堂。   GM  :その中央面積を専有する、これまた金のかかっていそうなテーブルの上。 3人分の食事が、ぽつんぽつんと置いてある。  ルシエ :「お邪魔します。」入る前に礼儀正しく一礼  レイス :「さて…早く席にお座り下さい。折角の料理が冷めますよ?」   GM  :真黒の絨毯に釣り合うような重厚な机と大げさな椅子。料理はどれも高そうだが、屋敷の程度と比べると釣り合わない。  ルシエ :「そうね、では失礼して…。」さりげなく一番位の低そうな席に座る そういう配置だったらの話だけどw   GM  :レイスとエデンは既に着席しているので、自然残った席に貴女は座る事になるだろう。  レイス :「では、久方ぶりの客人を祝い、乾杯」貴女が座ったのを確認して、一つ咳払いをしてから。 自分の席に置かれたワイングラスを持ち上げた。   GM  :……料理に不可思議な変色や匂い、偽装するための違和感ある盛り付けは為されていない。  ルシエ :…あればともにグラスを持ち上げ乾杯する。ふるまってくれる料理には最大限の経緯を払います。これでもノーブルがあるので。   GM  :エデンを見れば、我関せずと言ったふうに食事を続けている。   GM  :行儀は行き届いているようで、食事に没頭している。此方とはメニューが違い、サラダが多めなようだ。  ルシエ :主人も食事をしているなら私も食事を取るかな。   GM  :では、貴女は自分のメニューと、エデンのメニューを見比べて違和感を覚えた。 あちらの食材に、見覚えのあるようなものがある。   GM  :薬学品判定、目標値は14でどうぞ。  ルシエ :d+9 けみちりょく      ->d+9 = [6,4]+9 = 19   GM  :レンジャーでもいけるのよ。 さておき。  ルシエ :そうでした   GM  :──サラダの、根菜? いや、違う。あれは。 そう、精力剤の材料となる、但し、穢れを持たない者には──高い毒性を持つ   GM  :『穢れ精力根』として知られる、人型の朱い球根をスライスしたもの。  ルシエ :えーっと ディルフラム博物誌あたりにあるやつだっけ   GM  :ディルフラム博物誌P45ですね   GM  :穢れ0のものがコレを食した場合、抵抗:必中の毒となり、1日の間、幻視と幻聴に侵されます。  レイス :「おやあ、どうしました?」さも愉快そうに、エデンのサラダの皿を見る貴女を観察している。  ルシエ :「…ちょっと、これ。まともな人族が食べちゃいけないやつじゃないの?」  エデン :「…………」エデンは黙々と、ゆっくりと、それをフォークで一切れ刺して、咀嚼して。  エデン :ごくん、と飲み込む。  エデン :「気にしないで下さい。……私はこの植物を知った上で口にしていますから」  ルシエ :「…流石に気にするなと言われても無理があるんだけど…。」   GM  :皿に盛った量など問題外、今嚥下した部分だけでも十分に危険な量だ。 ましてや、十やそこらの小さな身体では、なおさら。  エデン :「昔、……父さまに食事の制限をされた時期がありまして──」  エデン :「それ以来、たまに摂取しないと心の具合が悪くなるんです。見苦しかったらすいません」  ルシエ :「…。」  エデン :「ルシエさん、人の体は不思議です。そうしなければ生きられないのなら、そうなるように作り変わるモノです」  ルシエ :「…まあ、悪食という言葉もあるから、その話はひとまず信じるけど…。流石に私は食べられないわよ…出してもらったのは申し訳ないんだけど。」  レイス :「え? 私達の更には入っていませんよ、あんなモノ」  レイス :「さ、気にせず夕餉を続けましょう」  ルシエ :あ  ルシエ :見間違えてた(  ルシエ :「…そういえばそうだったわね、ごめんなさいご主人。」深々と謝る   GM  :あくまで入っているのはエデンの皿だけですね。その他にも、薬品学19なら…まあ、それ以外にも。少量ながらベラドンナやジギタリス、ヒヨス等──   GM  :──一般的には、毒である葉が、見受けられる。  ルシエ :この子は将来静謐ちゃんにでもなるつもりか  エデン :「…………」食事を進める顔色は、元々の……生気の薄い色に比して、やや、血色が悪い。  ルシエ :「そこまで毒を食べて問題がないなら、外野の私が口を出す事ではないけど…。まあ、よくもこんな毒草ばっかり集めたわね。特にその赤いやつ、ディルフラム原産って聞いたことあるけど。」  レイス :「理由が気になりでもしますか? 研究の為ですよ。 はい、説明終わり」  ルシエ :「どうも。」あっさり聞いて食事を再開 うまいめしが食える光景ではないが、贅沢を言ってられるような状況でもない  レイス :「つまらないですねぇ。なんだか説明する気も失せてきましたよ。ま、どうしても、と言うなら吝かではないですが──」  エデン :「ルシエさん、心配しなくても私は大丈夫ですから」  レイス :「──ハ?」   GM  :エデンが、しまった、と言う顔をする。   GM  :数秒の後。   GM  :がしゃん、という音を立てて、エデンの顔のすぐ横にワイングラスが投げつけられた。  ルシエ :敢えて、眉根も動かさない。  レイス :「俺が。話しているのに。なぜ。お前が割り込む?」   GM  :──気が触れたように──いや、その眼はその通りだ──声が裏返っている。  レイス :「お前は。俺より。偉いのか?オレより上か?おい?聞いてるのか?」   GM  :エデンは、傍目に見ても怯えている。   GM  :レイスは、ひたすら壊れた視線で得物を射殺す。  レイス :「喋れるんだろ。なに無視してんだ?お前。オレをバカにしてんだろう。そうだろ?そうに違いない」  エデン :「……ッ……は……ぅッ……」  レイス :「お前は。黙って。ろ。」   GM  :レイスの体は怒りで痙攣したかのように震えている。そして爪が食い込むほど握りしめた拳を。エデンに。   GM  :……何か行動をを起こすかい?  ルシエ :んー  ルシエ :止めるか。今殴ろうとしてるその拳を、物理的に。  ルシエ :「―止めなさい。」   GM  :──得物を二人の間に割り込ませると、レイスの腕が止まった。  レイス :「ああ居たのか」と小声でつぶやき。  レイス :「すいませんねぇ。見苦しい所をお見せして、はい」ぐるりと、朽ちた人形のように此方を振り向く。   GM  :その表情は、あふれんばかりの笑顔だった。  ルシエ :「いえ、止めてくれたのならいいわ。こちらも失礼したわね。」仕舞って席に着く  レイス :「さぁ食事を再開しましょう」  ルシエ :「ええ。」まあ正直めしを食えるような空気ではないが、食わねばならんからな   GM  :レイスはニコニコと笑って食事を促している。エデンは硬直したように動かない。  ルシエ :「…ところで、この食事は誰が用意してるの?」  レイス :「外の者ですよ。 言ったでしょ? この辺りの治安隊は私のトモダチでしてね、そういった斡旋もしてくれます」  ルシエ :「なるほど。毎食外から食事が来るなんて、意外といい暮らしはしてるのね。」  レイス :「まあ、ソレの食事は別ですがね」エデンを見ながら  エデン :「…っ」びくっと怯えたように身を震わせて、「…ぅ、ぅ」ひとくち、またひとくちと、毒を口に運んでいる。  ルシエ :「その斡旋もその友達がやってるなら、それは流石に止めさせないといけないけど。どこに毒が漏れるかわからないもの。普通、毒を食べたら苦しいものだからね。」  ルシエ :「それはそれで別の伝手なり手段があるなら、深くは詮索しないわ。」  レイス :「良識的ですねぇ。その御蔭で私も貴女という駒を使えるようになった訳です、感謝しませんとね」  ルシエ :「皮肉なのかどうなのかわかんないけど…。まあ、官憲抱きかかえてたりヤバい物のルート持ってるのは他にもいそうだし…。詳しくは知らないけど。」  レイス :「聞き分けが良くて結構なことです」レイスはそれきり、此方を見もせず食事に戻った。  エデン :「…ごちそう、さまでした」入れ替わり。エデンが食事を終わらせ、部屋を出ていった。かなり、急いで済ませたのが分かる。   GM  :男女2人と、骨3体が残された。  ルシエ :こちらもまあ、普通のスピードで食事を済ませていく。  レイス :「ああ、そうです。言い忘れてましたが、寝床の用意は済ませましたので」  ルシエ :「ありがとう…そういえば聞き忘れたけど、私の寝床ってどこなの?あの地下牢?」  レイス :「ええ、今朝もそこで起きられましたでしょう?」  レイス :「上質の寝具で揃えました。ご自分の宿よりぐっすりと出来ますよ」   GM  :…やがて、貴女も食事を終わらせた。 レイスも程なくして終わらせるだろう。  ルシエ :「それは有難い限りね。…ごちそうさまでした。明日もまた、よろしくお願いね。」  レイス :「帰りはお一人でどうぞ。 これらは片付けも兼ねていますので」  ルシエ :「了解。」言いつつ、昼間来た時と同様に地下牢の方へ進んでいく  ルシエ :「お疲れ様でした。」出ていくときに一礼   GM  :…貴女が食堂から出て、地下牢へと進む途中。   GM  :柱から解離するように、エデンが此方に歩いてきた。  エデン :「……貴女はバカなんですか」  ルシエ :「何の事?」  エデン :「なぜ、あんな危険な事をしたんです」──暴行されかけた時、貴女が制止した事を指しているようだ。  ルシエ :「子供を守ることに、理由がいるのかしら。」  エデン :「貴女は父さまに命を握られているんですよ? 理解していますか?」  ルシエ :「ただそうしなければいけないと思っただけよ。」  ルシエ :「ええ、そうね。わかってるわ。」  エデン :「……次は、絶対に無視していて下さい」  エデン :「……あなたの在り方は危険です。 ここでは、特に、強く」  ルシエ :「そうかもね。忠告ありがとう。」  エデン :「…………双方の安全の為、金輪際……わたしに話しかけないでください」   GM  :それだけ伝えて。エデンは、貴女から離れるように走っていった。  ルシエ :(…あんまり自信ないわねえ。)  ルシエ :「…さて、寝床に戻ることにしますか…。あばら家よりはマシだと嬉しいけど。」   GM  :……やがて、貴女は自室──と言いたくもない、地下牢へと戻る。  ルシエ :勿論小声   GM  :死臭と血臭は、如何せん濃く。 あまりいい夢は、見られそうになかった。  ルシエ :(…牢で寝起きする生活を、またする日が来るとは思わなかったな。)  ルシエ :(…もう20年以上前か…。明日も知らない生活をしていた剣奴がこんなになるなんて…人生はわからない者ね…。)  ルシエ :(ヒューレ様、マキシム様。私は、彼女を救うことができるんでしょうか。見殺しにするしか、ないのでしょうか。死を嗤い、死を冒涜する術師の意のままになるしか、ないのでしょうか。)  ルシエ :(…様。私は、ルシエは。…貴方の言う通り、生きていけるのでしょうか…。)   GM  :    GM  :    GM  :──3日目──   GM  :新しい朝が来た。   GM  :死臭漂う牢獄の硬い寝台。置かれた寝具は上等だが、それでも夢見はよろしくなかった。  ルシエ :「う~…んん。…とりあえず、生きてはいるみたいね。」 エクリプス:「起きたか」   GM  :部屋の暗がり。誰か居る。昏い藍色のローブだけが浮かんで見える、影。  ルシエ :「…貴方は。」 エクリプス:「昨日、エデンに何か言ったのか」  ルシエ :つまびらかに起きたことを話すかね。椅子を持ってきたときに身の上を聞かれた事と、ぶん殴られそうなのを止めたこと、そのせいで彼女が口をきいてくれなくなったこと。  ルシエ :勿論小声 エクリプス:「……そう、か」 エクリプス:「……すまなかったな。昨晩、帰ってきてから塞ぎ込んでいた。お前に原因があるのかと考えてしまってな」そう言うと、後ろでに持っていた大鎌を置く。 エクリプス:……刃先から、尋常でない程の寒気がする鎌だ。  ルシエ :ライフポイントがけずれそー  ルシエ :「もしそうだったら、今ここで貴方に殺されても、文句は言わないけどね。」 エクリプス:「……昨日」 エクリプス:「あの子が、あれに何をされているのか、と問うたろう」  ルシエ :「ええ。」 エクリプス:「答えは、視れたか」  ルシエ :「―あれが、その答えなら。」 エクリプス:「…もう1つ。既にお前も診ているだろうが」  ルシエ :「…昨日彼女が負ってた傷のことかしら?」 エクリプス:「ああ。それが、あの子があれにされている事だ」  ルシエ :「…あれが、手伝い…。」  ルシエ :「…実の父親の癇癪をその一身に受け、死ぬやもしれない傷を負うことが、手伝いと?」 エクリプス:「……ああ。あの子は、"そう"教えられて育ってしまった」  ルシエ :「…毎食…はどうか知らないけど、毒を食らうことも?」 エクリプス:「……そうだ」  ルシエ :「…。」 エクリプス:「……言いたい事があるなら、言うがいい」  ルシエ :「そうね…一言で言うなら。」  ルシエ :「ふざけてるわね。」 エクリプス:「……」  ルシエ :「…幸せの形っていうのは、人それぞれよ。周りからどんなに歪んで見えたとしても、その形でしか幸福にならない者もいる。」  ルシエ :「だから、よそ様がそれに口を出したりするのは、極論としては間違いなのよ。でも。」  ルシエ :「…子供が虐げられてるのが普通なんて、それは間違ってると思うわ。」 エクリプス:「……正しく、そうであろうな」やはり、苦虫を噛み潰した様な声で。  ルシエ :「ねえ、エクリプス。」 エクリプス:「なんだ」  ルシエ :「その…無茶を承知でお願いするんだけど…何とかアイツ(館の主人)の力なしで、私にかかってる呪いを解く方法はないのかしら。」  ルシエ :「―今のままじゃ、あの魔法使いを殺せないのよ。」 エクリプス:「……私に解呪など出来ぬよ。第一、それが出来る者との接触など、子供でも許さぬだろう?」  ルシエ :「…よねー。うーん、気に食わないけどやっぱり従うしかないのかなあ。」ごろん   GM  :では、ルシエは冒険者Lv+知力Bで判定をどうぞ。 目標値は秘密。  ルシエ :d+19 うーん聞かれてたら私の人生はここで終了ですね      ->d+19 = [3,2]+19 = 24   GM  :……では、君はまだ、何も思いつかなかった。  ルシエ :まあ、最悪そうなってもいいと思ったけど。 エクリプス:「…蔑まないのか」  ルシエ :「誰をよ。この館の主人のことなら大声で叫びたいくらい罵りたいけど。できないけど。」 エクリプス:「あの男を殺さぬ、私をだ」  ルシエ :「え?何で貴方を。そのつもりはないわよ。」  ルシエ :「だって、殺さないってことは力量的か、もしくは事情があって"殺せない"んでしょ?」 エクリプス:「……殺すだけならば、何時でも出来るさ」 エクリプス:「……敏いな。そして、甘い。エデンが懐く訳だ」  ルシエ :「つまり、事情があるんでしょ?殺せない事情が。今その事情はわからないけど、理由あって殺せない人を馬鹿にするほど、私は落ちぶれてるつもりないわよ。」  ルシエ :「まあ…いい加減その事情を教えて欲しいなとは、思うけど。」 エクリプス:「……フ、そうだな。 …一つ昔語りをしよう。 いいか?」  ルシエ :「ええ。死神さんの昔語りなんて、滅多に聞けるものじゃないわ。」 エクリプス:「ただ、少し長くなる。 手短な方が良いか、詳細な方が良いか」  ルシエ :勿論周囲の警戒をしつつ  ルシエ :「なるべく詳細に聞きたいわね。何、主人に訊かれたら最悪、私の命が消えるだけよ。」 エクリプス:「…何、あの男は耳目を張り巡らせている訳ではない。 そこの心配は要らぬだろう。 ──……」 エクリプス:「……今から、200年ほど前の話だ。」     「当時、私が滞在していた街で、ある一つの事件が起きた」  「男、女、子供、老人、赤子。何の差別もなく殺された。その死体達には、共通点もなく、統一性もなく、ただの一人も、顔がなかった」  「数ヶ月後、一人の若者が捕らえられた。その日までに殺された者は、54人だった」  「当然、無差別なその殺人に理由はない。亡くされた者達は、ただ、その場に出会したから選ばれただけだ」  「謂わば、天災のような物だろう」  「そうして、当然のように、その若者は釈放された」  「理由は捻るまでもない。領主の息子だったから」  「そうして1年後、死者の数はその3倍を超えた」  「その2日後、私はその若者を殺害した。神からの命もなく。別の、その日死ぬ筈だった子供の代わりに」  「その日から、私は、その街に留まり、ある行動を始めた」  「それは、死ぬ筈の運命にある、善良な者の代わりを、別の人間に代えさせる作業だった」  「先程の若者を筆頭に、世界には…いや、人族、蛮族を問わず。人類の中には、元から「なにか」を欠落しながら社会に存在するバケモノがいる」  「ザールギアスは、刈り取る命に貴賎を問わない。だが……私には、どうしてもそう思えなかったのだ」  「悪意を撒き散らす毒袋に搾取される筈だった者を刈り取らず、下水の源泉を私は刈り取った」  「そうすれば、いつか、あの様な事件に巻き込まれる者達が居なくなると信じて、な」  ルシエ :「死の…すり替え…。」  「──山に巣食い、通りかかる旅人、商人を虐殺し略奪。奪い、浚い、犯し、最期には焼き殺す。 そんなごくありふれた盗賊」  「──平民から、当然の権利として略奪し、彼らの十年の苦労、一生を、夕食に一品加えよう程度の気まぐれで捻り潰す。 そんなごくありふれた貴族」  「──魔女狩りを利用し、邪魔者を殺し、資産を奪い、攫い、嬲り、口封じに処刑し、堂々と、爽やかに教えを説く。 そんなごくありふれた司祭」  「私のやり方は後手だったので、効率的ではなかったが、それでも確実に悲劇は減少していった」  「……そして、ある朝」  「街の人間は、ひとり残らず息絶えていた」  ルシエ :「…。」黙って聞いてる  「何が起きたか、分からなかった。そんな折だ。悲鳴が聞こえ、私はその源である大通りへと急いだ」     ──其処には、夥しい数の人だったものと、堪え難いほど濃密な死臭と……数多の、同胞たちの姿があった。     『何をしている?それは此方の台詞だ、"月喰らい"』  『貴様この街で、何をしてくれた?』  『お前の独断で、ここは歪みきっている。ここまでの醜悪さ、どう責任を取る』  『あんたのやり方は、量的には等価じゃないんだよ。しかもその質も歪曲し過ぎている』  『我が神の命に無いにも関わらず、極端になった天秤を元ある形に戻すには、こうして穴を埋めるしかない』  『その行為を貴様、蛮行と見るか?』  『放置しておれば、手遅れだったろう。それに比ぶればこの程度、児戯に等しい、かわいいものだ』  『旧友よ、気を落とすな。お前が秀でている事は我ら誰もが知っている』  『それではな、旧友よ。気を取り直して勤めに励め』  『あんたともあろう者が、こんなおままごとに精を出してたなんてねぇ。まぁ、長く生きると色々と試したくなるのかねぇ』      ひとり、またひとりと同胞は去っていく。   最後に、ひとり、  『月喰らい。お主のしたかった事、分からぬ訳ではない。 ──が、刈り取りは等価であり、神に捧げる儀式である』  『死神と人は違うモノだ。深く干渉せず、哀愁も抱くな』   突風とともに、親友は去った。   多くの屍と、私だけが残された。    エクリプス:これ以降、私はひたすら各地を彷徨い、流れに流れた。その間の記憶は殆ど無い。覚えることも、なかっただろうが。 エクリプス:「エリシア・アレテス……彼女の母が、私を連れて来た。そして、先代当主がそれを認めた。レイス──その頃は別の名であったが──も、渋々と賛成していた」 エクリプス:「──道端で朽ちていた所に、声をかけられ、それに答えた。」 エクリプス:「……だが、それ以上に」 エクリプス:「かのじょと抱えた赤子は、今のカタチであれば、ひと月後の死を約束されていた」 エクリプス:「誰かが、其処に異物として雑じらぬ限りには」 エクリプス:「腐っても、死神だ。いつ、どこで、どのように死ぬなど、ひととせ以内であれば匂いで気付く」 エクリプス:「そして…エデンが物心付く前に、先代当主が死に、そしてあの子の父だった者は、今のあの男となった」 エクリプス:「エデンの定義で言えば、攻撃しない母は優しかったのだろう。だが…同時に、何もしなかった。」 エクリプス:「エデンの世界にいる人間は、母と父だけだった。害を成す者と、無視する者だけだった」 エクリプス:「……私は、質問されれば答えもした。無視という無視もしていない。だが──」 エクリプス:「名を付けるというのは、存外、強い意味を持つらしい」  ルシエ :「…そうでしょうね。エデンにとって貴方は"もう一人の親"だもの。」 エクリプス:「お前は、エデンには──生気が薄いと、思わないか」  ルシエ :「…まあ、確かに。最初にロビーで会った時はなんか影から出てきたし。毒を食べても死なないし…。」 エクリプス:「変化に気づいたのは、最近だが……私との名の契約で、あの子は……私寄りのモノに、"死"の眷属に成りかけている」  ルシエ :「…そんなことがあるの…。」 エクリプス:「前例など、私も知らぬ。何より、こんな事をしたのは私が初めてだろう」 エクリプス:「ここまで言えば分かるだろう。名の契約に加え、さらに心を寄せ、庇護してしまえば──」  ルシエ :「…彼女は、人間ではなくなる。…完全に、死の使徒になる。」  ルシエ :「…だから殺せないのね。」 エクリプス:「人として生を受けたものが、無理矢理死神となれば…そんなもの耐えれるべくもない。死ねば良い方だろう。心と体、双方が壊れた現象に成り下がる。生きたまま」  ルシエ :「…現象に…。」 エクリプス:「…長くなったな。 私の"事情"は……こんな所だ」  ルシエ :「…一つ聞いていいかしら?」 エクリプス:「なんだ」  ルシエ :「刈り取る命を選んだ事…今は後悔してる?悪い事だったと思ってる?」 エクリプス:「……私には、分からない」 エクリプス:「……ただ」 エクリプス:「あの時の、悲鳴だけが、ずっと遠くに遺っている……そう、思うのだ」  ルシエ :「…そう。」  ルシエ :目を閉じ、少し。やがて小さく頷き 「なら、いいわ。私は貴方を否定しない。聞かせてくれて、ありがとね。」 エクリプス:「…そうか」やや、間を置いて。「……お前になにか期待しているのは、あの男だけではない。それだけは、知っておいてくれ」   GM  :ではな、と告げて。現れた風と同じように、蒼衣の死神は去った。立て掛けていた大鎌は、いつの間にか消えている。  ルシエ :「やれやれ。」   GM  :──そろそろ朝食の時間なのだろう。 かしゃん、かしゃん、と、本館側の階段から、聞き覚えた足音が近づいてくる。  ルシエ :「行きますか。―さて、次は何を見せられる事やら…。親子喧嘩は他所でやってほしいもんね。」つぶやき   GM  :    GM  :……心配とは裏腹に、朝食は何事もなく終わった。 親子に会話と言えるものも、なかった。   GM  :   ルシエ :この親子にとってはそれがかえって幸福なのかもしれんなあ、と思うわ。   GM  :そして、恙無く朝食を終えた貴女は、北棟のホールへと戻ってくる。 何かしら、今日も仕事をしなければならないだろう。  ルシエ :とりあえず顔洗うか―   GM  :水回りでぱしゃぱしゃと顔を洗う。 そんな貴女を横目に、エデンが本館側から入ってきて、ついと此方を見て……   GM  :……何を言う事もなく、2階へと、上がっていった。  ルシエ :何よりも彼女のために、こちらも声はかけない。  ルシエ :顔を洗い終えー …特にすることは思いつかないな。椅子そのままならエクリプスの近くに座ろう。   GM  :行ける場所は、昨日と大して変わる事はない。 エクリプス:「暇そうだな」  ルシエ :「まあ、ね。どうするか、と考えてはいるのだけど。」 エクリプス:「……ひとつ、手合わせでもしてみるか」  ルシエ :「…そうねえ。…何かとザールギアスの使徒と刃を交わす機会に恵まれるわね、私…これで三回目だけど。」 エクリプス:「調査…というお前の仕事に沿うかは分からんが。 あの男に尋ねられた時、言い訳のひとつにもなるだろう」  ルシエ :「協力してくれるのはありがたいわ。そうね、力量の調査、といえば名分は立つかしら…たぶん私にあなたは殺せそうにないし。」 エクリプス:「中々お前も、得難い経験をしてきているようだな」言いながら、廊下の隅に立てかけられていた鎌を掴む。 エクリプス:少し小振りな以外は形こそ殆ど変わらないが、その鎌からはさしたる脅威を感じない。 エクリプス:あの、「死」そのものの具現でるような、気持ちの悪さを、危機感を有していない鎌だ。  ルシエ :「おかげ様でね…。」  ルシエ :距離をとって、剣を抜き、盾を構える。 エクリプス:「……それに、これで会話してこそ分かるものもあるだろう」  ルシエ :「…ふふっ。そうね。剣士がもつ最上の口は、剣だものね。」 エクリプス:魔物知識判定。 目標値は32/36となる。 なお、この場において──先の騙し討ちで行われたような制限は一切ない。  ルシエ :d ひらめ あっても困るw      ->d = [6,3] = 9 エクリプス:では、相対しただけでは彼の力量の全ては判別できない──分かるのは、踏み込みの鋭さ、そして彼が<神族>に属する事くらいだろう。 エクリプス:先制判定、目標値は33!  ルシエ :えっとー(データあさり  ルシエ :d+22+2+4 先制判定:イニブSとケンタ→3点MCC イニブSSは甘えだ、数字で勝負したる!      ->d+22+2+4 = [2,5]+22+2+4 = 35   GM  :では、ルシエの先手。ファストアクション取得! エクリプス:「…遠慮は要らぬ。来い、旅人」  ルシエ :「そのつもりよ。」行動は少々おまちください  ルシエ :よしまずはFA以外できた いきます  ルシエ :☆練技:猫鹿瞑想抗体腕足指Sノレ巨生 ☆魔導韋駄天ブーツ →3点MCC×10  ルシエ :☆ポンジェクでDEXP使用 ☆呪印:HP増強+5→装備MP のちに ☆見えざる手でその他1のアティザンリングを地礫2に変更(なんとまだ二枚刃 ☆呪印:浮遊魔導書→装備MP  ルシエ :☆呪印で守護の障壁/-5も追加 装備MPから  ルシエ :☆賦術:ヴォパSS→自分 使用方法はいつもの  ルシエ :☆地礫の刃生成+最大強化×2→3点MCC×6 全弾エクリプスに投擲  ルシエ :「さーて…言ったはいいものの、マジモンの神の使徒に刃が通じるかどうか。」  ルシエ :d+26+1+1+2+2**2 命中:猫指DEXP      ->d+26+1+1+2+2 = [5,1]+26+1+1+2+2 = 38      ->d+26+1+1+2+2 = [3,4]+26+1+1+2+2 = 39 エクリプス:1発目を《切り払い》、2発目を回避 エクリプス:2d+35 目標38      ->2d+35 = [1,4]+35 = 40 エクリプス:2d+32 目標39 回避      ->2d+32 = [5,5]+32 = 42 エクリプス:どちらも回避  ルシエ :ひゅー 高い 流石に補正なしで当たってくれるようなのじゃないねえ  ルシエ :□不敵なる攻守の備え(行使-2/精神抵抗+2)宣言  ルシエ :主動作Ⅰ:射すくめる視線→5点MCC+MP4点 エクリプスに  ルシエ :d+14+2 行使:Sノレ      ->d+14+2 = [3,3]+14+2 = 22 エクリプス:2d+30 精神抵抗      ->2d+30 = [2,2]+30 = 34  ルシエ :r10+14+2@10 ダメージ:Sノレ 満額だなあ      ->Rate10+14+2@10 = [4,5:5]+14+2 = 21 エクリプス:ダメージは21点、但し回避ペナルティは受けず。  ルシエ :ほう  ルシエ :「…効いた、と思ったけどそうでもないわね。…なるほど、自力でやらなきゃダメか。」  ルシエ :主動作Ⅱ:首切りでエクリプスを攻撃  ルシエ :d+26+1+1+2+2+1 命中:猫指DEXP韋駄天      ->d+26+1+1+2+2+1 = [1,1](1ゾロ)+26+1+1+2+2+1 = 35  ルシエ :( 'ω')…。  ルシエ :振り直しのできるスキルはない…。 エクリプス:「私の、死神としての加護…というものだ……盛大に鞘に突っかけた様だが。仕切り直すか?」  ルシエ :「お気遣いどうも、私はまだ動けるわよ。」  ルシエ :でーFA これ視線ペナ通ってないならもう一回ダメージ通るのかな   GM  :そうですね  ルシエ :ならこれが一番効率がよさそうだから前回の繰り返しだ  ルシエ :主動作Ⅱ:射すくめる視線→5点MCC+MP4点 エクリプスに  ルシエ :d+14+2 行使:Sノレ      ->d+14+2 = [5,2]+14+2 = 23 エクリプス:2d+30 抵抗      ->2d+30 = [2,3]+30 = 35  ルシエ :r10+14+2@10 ダメージ:Sノレ 主動作Ⅲでしたね      ->Rate10+14+2@10 = [2,5:3]+14+2 = 19 エクリプス:ダメージ19点  ルシエ :主動作Ⅳ:首切りでエクリプスを攻撃 いやあペナルティないとここまであたらないか、新鮮だなー  ルシエ :d+26+1+1+2+2+1 命中:猫指DEXP韋駄天      ->d+26+1+1+2+2+1 = [2,3]+26+1+1+2+2+1 = 38 エクリプス:2d+32 回避目標38      ->2d+32 = [6,6](6ゾロ)+32 = 44 エクリプス:速いな…(他人事  ルシエ :速いな…  ルシエ :「いやあ影を斬ってるみたい。実際影だけど! やー、ここまで刃が立たない相手は久しぶりよ!」  ルシエ :補助動作の魔法って主動作後でも使えましたよね… エクリプス:「…唯人がこうも私に迫るのも大概だと思うが」 エクリプス:使えますね  ルシエ :☆危地での俊敏 5点MCC+MP3点  ルシエ :で、☆ポーマスは…スカポでも飲んどくか。HP+10  ルシエ :おしまい! エクリプス:では、エクリプスの行動。  *topic > 【ルシエ エクリプス】  ルシエ :「一応人間やめかけてはいるからね…。あいつには指先引っかかってるって言われたけど。」ちょっと気にしてる エクリプス:《斬り返しⅡ》と《闇撫で》なる戦闘特技を宣言し、ルシエへと攻撃。 エクリプス:2d+38 と言って、1回目の命中。 これが当たれば打撃点が上昇。      ->2d+38 = [4,5]+38 = 47 エクリプス:ちょっと高かった、基準値2d+35なので44でお願いします  ルシエ :十分高いw  ルシエ :d+27+2+1+1+2+2+1 回避:鹿足韋駄天      ->d+27+2+1+1+2+2+1 = [2,4]+27+2+1+1+2+2+1 = 42  ルシエ :えー…  ルシエ :斬り返しがあるならここ回避すると確か次命中上がるからいいや ダメージください エクリプス:2d+40+3 点の物理ダメージ      ->2d+40+3 = [5,6]+40+3 = 54  ルシエ :33点ー エクリプス:「…そして、疾い。 反らせたろう、今のを」 エクリプス:こちらはそれで終了  ルシエ :「躱し切れなかったけどね。生憎、身の軽さだけは自信があるのよ。」  ルシエ :いきまーす  ルシエ :☆練技:腕足指 ☆魔導韋駄天ブーツ ☆タゲサ(さっき忘れてた) → 3点MCC×5  ルシエ :☆見えざる手→左手の月光指輪を水乱の刃に  ルシエ :☆地礫×2+水乱生成・最大強化 合計3枚 3点MCC×9  ルシエ :☆負傷増力→5点MCC 自分  ルシエ :三枚全部エクリプスに投擲  ルシエ :d+26+1+1+2+2+1**3 命中:猫指DEXPタゲサ      ->d+26+1+1+2+2+1 = [1,4]+26+1+1+2+2+1 = 38      ->d+26+1+1+2+2+1 = [6,6](6ゾロ)+26+1+1+2+2+1 = 45      ->d+26+1+1+2+2+1 = [6,5]+26+1+1+2+2+1 = 44 エクリプス:3発目に《切り払い》、ほか2つは回避。 エクリプス:2d+32**2 前2つを回避、38/45(6ゾロ)      ->2d+32 = [1,4]+32 = 37      ->2d+32 = [6,5]+32 = 43 エクリプス:2d+35 3つ目を切り払い、目標値44      ->2d+35 = [6,4]+35 = 45 エクリプス:前2つが当たった  ルシエ :r6+21+1+2+8+2+2+2@9**2 威力:腕強化強化ヴォパSS増力      ->Rate6+21+1+2+8+2+2+2@9 = [6,5:5][1,4:1]<クリティカル>+21+1+2+8+2+2+2 = 44      ->Rate6+21+1+2+8+2+2+2@9 = [6,1:3]+21+1+2+8+2+2+2 = 41 エクリプス:防護点は18点なので、26点と23点。  ルシエ :防護点は見た目通りだった…  ルシエ :☆賦術:バクメSS→自分 使用方法はいつもの  ルシエ :□不敵なる攻守の備え(行使-2/精神抵抗+2)宣言  ルシエ :主動作①:拒絶の障壁→5点MCC+MP1点  ルシエ :d+14 行使      ->d+14 = [3,1]+14 = 18  ルシエ :主動作②:首切りでエクリプスを攻撃  ルシエ :d+26+1+1+2+2+1+1 命中:猫指DEXP韋駄天タゲサ      ->d+26+1+1+2+2+1+1 = [2,2]+26+1+1+2+2+1+1 = 38 エクリプス:2d+32 回避 目標値38      ->2d+32 = [4,2]+32 = 38 エクリプス:同値にて避け  ルシエ :んーむ!惜しいね! エクリプス:「終わりか」  ルシエ :☆練技:リカバリィ→HP11点回復 3点MCC そして☆ポーマスでHP17点のMP16点回復 終わり エクリプス:ではこちら。 エクリプス:《闇撫で》のみを宣言し、〆月刈りなる能力を使用。 手に持った鎌に、冷たく蒼い炎が纏い付き、それを、ルシエへと投射する。 エクリプス:2d+34 と言って、ルシエを起点に貫通攻撃。 回避力判定で対抗どうぞ      ->2d+34 = [1,6]+34 = 41  ルシエ :d+27+2+1+1+2+2 回避:鹿足 韋駄天は乗らないものと見た      ->d+27+2+1+1+2+2 = [1,4]+27+2+1+1+2+2 = 40  ルシエ :あーん エクリプス:2d+32 ではこれだけの物理ダメージを与えて      ->2d+32 = [6,5]+32 = 43  ルシエ :#43-29      ->43-29 = 14  ルシエ :14点受け エクリプス:その投射された軌道を、そっくりそのまま戻ってくるかのように──ルシエへと急襲する。 エクリプス:背後から再び。 命中値は43に上昇して回避力判定をどうぞ。  ルシエ :「―終わりじゃない…!」  ルシエ :d+27+2+1+1+2+2 回避:鹿足      ->d+27+2+1+1+2+2 = [1,3]+27+2+1+1+2+2 = 39  ルシエ :今度はしっかり足りない エクリプス:2d+32 再度物理ダメージを与えて、こちらは行動終了。      ->2d+32 = [3,3]+32 = 38  ルシエ :#38-29      ->38-29 = 9  ルシエ :しめて23点受け  ルシエ :#92-23      ->92-23 = 69 エクリプス:「──手応えが浅いな。 守りにも長けているか」  ルシエ :「どちらかというと…耐えるのが得意かな。私以上の剣の鋭さを持つ奴なんて、エーテルにはゴロゴロいるわよ…ゴロゴロはいないか。でもたくさんいる。」 エクリプス:「凄まじい土地だな」  ルシエ :「ほんとにね。」  ルシエ :次こちら 3R目かな エクリプス:ですね  ルシエ :☆練技:腕足指 ☆魔導韋駄天ブーツ ☆タゲサ → 3点MCC×5  ルシエ :☆見えざる手→正しき信念を水乱2に  ルシエ :☆地礫×2+水乱×2生成・最大強化 合計4枚 3点MCC×12  ルシエ :四枚全部エクリプスに投擲  ルシエ :d+26+1+1+2+2+1**4 命中:猫指DEXPタゲサ      ->d+26+1+1+2+2+1 = [1,4]+26+1+1+2+2+1 = 38      ->d+26+1+1+2+2+1 = [2,5]+26+1+1+2+2+1 = 40      ->d+26+1+1+2+2+1 = [3,3]+26+1+1+2+2+1 = 39      ->d+26+1+1+2+2+1 = [4,4]+26+1+1+2+2+1 = 41 エクリプス:4発目に《切り払い》、1~3発目は普通に回避 エクリプス:2d+32**3 38/40/39      ->2d+32 = [4,1]+32 = 37      ->2d+32 = [6,3]+32 = 41      ->2d+32 = [3,4]+32 = 39  ルシエ :一発は当たったかな エクリプス:2d+35 切り払い 目標値41      ->2d+35 = [2,6]+35 = 43 エクリプス:刃は1発のみ  ルシエ :r6+21+1+2+8+2+2+2@9 威力:腕強化強化ヴォパSS増力      ->Rate6+21+1+2+8+2+2+2@9 = [4,5:4][3,5:3]<クリティカル>+21+1+2+8+2+2+2 = 45 エクリプス:防護点を引いて27点  ルシエ :□必殺Ⅲ宣言 首切りでエクリプスを攻撃  ルシエ :d+26+1+1+2+2+1+1 命中:猫指DEXP韋駄天タゲサ      ->d+26+1+1+2+2+1+1 = [4,1]+26+1+1+2+2+1+1 = 39   GM  :2d+32 回避/目標39      ->2d+32 = [4,6]+32 = 42  ルシエ :からぶりー 終わり   GM  :「……では、旅人よ──」こちらの番   GM  :「死ぬなよ」   GM  :《影潜み》と《闇撫で》なる2つの戦闘特技を宣言。 《影潜み》によって、気配が瞬時に消える。   GM  :危険感知判定、目標値33でどうぞ  ルシエ :d+14 たかいなあ      ->d+14 = [6,2]+14 = 22   GM  :音も立てずに、ルシエの背後に再度現れて、その頸に冷たい刃が触れそうになる。 命中力判定が自動成功となります   GM  :回避判定をどうぞ  ルシエ :d+27+2+1+1+2+2+1 回避:鹿足韋駄天 アサシンの攻撃を避けたセイバーばりの回避を      ->d+27+2+1+1+2+2+1 = [5,2]+27+2+1+1+2+2+1 = 43  ルシエ :できませんでしたね   GM  :2d+40 点の物理ダメージ、《闇撫で》の効果により、命中判定が自動成功しているので防護点は無視して与えられます      ->2d+40 = [4,4]+40 = 48  ルシエ :ほうほうなるほど 斬鉄剣  ルシエ :んー 拒絶の障壁と守護の障壁を両方使用 ダメージを19点減らします エクリプス:以上で行動は終了  ルシエ :#48-19      ->48-19 = 29  ルシエ :29点受け  ルシエ :#69-29      ->69-29 = 40   GM  :そして──その一撃を受けた所で   GM  :エクリプスの持つ刃の中に、貴女ではない、女性の姿が映ったのが確認できました  ルシエ :「ったぁ!さすがは死神…今の何?なんかいたけど…。」   GM  :周囲に散る血しぶきで、詳細な顔までは確認出来なかったが──刃に映っていた口許が、声なき音で貴女の耳朶に音を遺す。   GM  :    『我が子、楽園の遺児』   GM  :  エクリプス:「──こんな所か」残心を取り「……? 何か、あったのか」困惑するルシエを見て  ルシエ :「―!」  ルシエ :「貴方の刃の中に、誰かいた…。」  ルシエ :「その人が…私に教えてくれたことがある…。」 エクリプス:「…誰か、とは」刃を見る。そこにはもう、揺らめく灯と、風景しか映っていない。  ルシエ :「わかんない、女の人のようだったけど…。ごめん!試合はいったんここで終わりでいいかしら。」 エクリプス:「……ああ。 元より、私もここで仕舞いにするつもりだったからな」  ルシエ :とりあえずぽーしょんをぐびぐび飲んで傷を回復しつつ エクリプス:「本分を執って居なかったとは言え、確かな腕前だ」そう言って、使っていた鎌を立て掛けた。  ルシエ :「ありがと。そちらも流石だったわ、本気でこられたら10秒と持たなかった…それより!」   GM  :死神は、確かに強いが、搦手を持たない──ただ単に『戦う』だけであれば、貴女でなくとも、勝負になる相手は他にもそれなりにいるだろう。 エクリプス:「どうかな。私の"鎌"は、さほど即効性のあるものではない」  ルシエ :「ねえ、あの子の母親…エリシアさんの部屋には、彼女が死んで以降誰も入れないって言ってたわよね。」 エクリプス:「…ああ」  ルシエ :「…その人が残した言葉が、もしかしたらわかったかもしれない。」 エクリプス:「…真か?」  ルシエ :「やってみないとなんとも。…本当なら、誉められることじゃない。故人の思い出を汚すものじゃない。でも。」  ルシエ :「その人が私に教えてくれたなら…私が知らないといけない気がする。」 エクリプス:「……私には、なにとも言えぬ。 だが」 エクリプス:「……見るならば、お前一人の方が、良いだろう」エデンには伝えるな、と、言外に。  ルシエ :頷き…エリシアの部屋の前に  ルシエ :(エリシアさん…あれは貴女なの?もしあれが貴女なら…この子の名前で…。)  ルシエ :「お願い、道を開けて。―エデン。」   GM  :…………静かな音を立てて、扉を閉じていた魔力が、消えた。 エクリプス:「……後悔など、幾つしたかも知れぬさ」その部屋に入っていく姿を見て、独り言ち。 エクリプス:「……あの子とも、話をせねばならぬな」呟いて、図書室の中へと。    GM  :    GM  :扉は、いとも簡単に開いた。目に見える錠前はないので、当然とも言えるが。  ルシエ :中の様子はどうなっているのか…。   GM  :中に、明かりはない。 積もった埃のにおいが、何年もここに踏み入る者がなかったことを、貴女に教えているようだった。   GM  :家具も少ない。あるのは、文机と、何冊かの本。 朽ちかけたベッド。 その程度。  ルシエ :(魔術師とはいえ、貴族の奥方の部屋にしては、あまりにも物がないわね…。)  ルシエ :ひとまず探索しよう   GM  :開けた扉は、ひとりでに閉まった。 鍵が掛かった音はしないが、恐らくはまた、外からは開けられなくなっているだろう。   GM  :探索をどうぞ、目標は12です  ルシエ :d+14 探索      ->d+14 = [3,4]+14 = 21   GM  :なら…文机に置かれた何冊かの本くらいしか、目につくものはない。   GM  :本はいずれも、日記であるようだ。 物理錠がついているが、どれも開いている。  ルシエ :(…特に何か隠されてるってことはないのね…この本が、貴女が私に教えたかった事…?) 本をとり、ページをめくる   GM  :中を開く。文章は、魔法文明語で記され…そのどれもが、鏡文字だ。  ルシエ :魔法文明語の鏡文字は図書室で見たから少しわかるぞー   GM  :さらに言えば、ほとんどが暗号化されている。 先にエデンに教えてもらった解読方法とも違う。  ルシエ :ダメか…   GM  :辛うじて判読できる日付から見ても、古い部分は複雑な暗号化で、内容までは読み取る事ができない──が。   GM  :2,3冊を開いて見ていくと、その、最も新しい日付。 その後ろの、わずかな残り。   GM  :ただの鏡文字で記された、部分がある。   GM  :『この部屋に入る、私の知らない誰かへ』  ルシエ :(…ん?これは暗号…じゃないのね。)その部分を読めるなら読んでみる   GM  :『あなたが、彼の死神に見込まれた者と信じ、綴ります』   GM  :──どうやら、貴女に宛てた文章のようだ。  ルシエ :更に読み進めるよー     『──私は、悔いています。近く訪れる私の死に対してではなく、こんな方法しか取れなかった無力を』  『あの男は、既に、私と心を通じさせたクライヴ・アレテスではありません』  『私の父であった、レイス・アレテス。彼の死から、彼はまるで、父が取り憑いたかのように振る舞いだしました』  『──父は以前より私を、道具として扱いました。気に入らぬ事があれば殴り、意に沿わぬ事があれば詰り、私は、父に逆らえないままに生きていました』  『母は、気付いた時には、いませんでした。 やがて、私が逆らわない様になると、父は暴力を余り振るわなくなりました』  『父に決められた通りであれば、外に出る事も許されました』  『そして、20を過ぎた頃に、父があの人──クライヴを連れて来て、夫婦となりました。幸いにも、心の通じる事のできる、方でした』  『そうして、私とあの人の間に、ひとり、仔を成しました。父は言いました。「名付け親を見繕え」と』  『そんな折でした。うらぶれた、路地の影に、紛れるように。朽ちかけていた、死神と出会ったのは』  『声を、掛けました。あの人を、夫を裏切るようなつもりは、毛頭ありませんでしたが』  『何かが変わることを、祈っていました』     『死神は、我が子が、何もしなければ一歳までには死ぬだろう、と予言し』  『私の何を代償としても良いから、この子に加護を与えて欲しい、と乞いました』  『──そして、彼は「名付け親」となってくれました。夫も、渋々ながらに了承してくれました』  『程なくして、父が死にました。葬儀も終わらぬ内に、あの人は、変わり果てて。段々と、理解しました』  『死んだのは、心を通じ合わせたあの人の方なのだと。あの人は、もう居ないのだと』  『そして、こうやって、この家は『主人』を引き継いできたのだと』  『  あの子も、同じ運命を、たどるのかと  』     『私は』  『私は、愚かな母親です。 あの子に、何もしてやれなかった。 それどころか』  『死神に名付けられたあの子を、レイスは、父は、自らの実験の贄にしようとすら言い出しました』  『私が、死神に名付けを乞うたから』  『──私は、許されないことを、しました』  『死神に名付けられたならば、この子は死神に育つかもしれない。死神を仕えさせたとなれば、あなたの力のひと角になるのではないか、と』  『そう、進言しました。 少しでも、あの子を、死から遠ざける為に。 緩慢な死を、破滅を、約束させました』  『少しでも、目に見える運命に、逆らうためだけに、あの子を、更なる地獄へ、追い込んでしまった』  『私は、近く、死ぬ事になります。エクリプスに乞うた代償として』  『それでも──それでも』  『虫のいい話と、分かっていても、願っています』  『この部屋に入った、誰かへ』  『これを読むことが出来た、誰かへ』  『もし、間に合うのなら』  『あの子を、エデンを、この、閉じた地獄から、連れ出して──あの男を、殺してでも』  『──救って、下さい』      GM  :文章は、ここで終わりだ。  ルシエ :(…長い事冒険者やってきたけど、一番難しいことを依頼されてしまったわね。)  ルシエ :日記を閉じて、出来る限り元あった時と同じように戻す   GM  :では、日記を閉じた時。ふわりと、落ちてくるものがある。   GM  :栞だ。  ルシエ :(ん…?)手に取る   GM  :そこにも、鏡文字が記されている。   GM  :『これを読んだ、誰かへ』   GM  :『ここで見たものは、この部屋に入る鍵は、あの子には、エデンには、伝えないで下さい』   GM  :『少なくとも、レイスが──完全に、滅するまで』   GM  :『この家は、魔物です。もし、識られれば、この願いすら、利用されるでしょう』   GM  :文章は、そこで終わり──読み終えた時に、君の脳裏に。   GM  :    GM  :『私も、せめて、抱き上げてあげたかった』   GM  :    GM  :こんな声が響いた、気がした。  ルシエ :(…やめてよね。私はこんな情に絆されるキャラじゃ…ないってのに…。) すっと目じりをぬぐったりして  ルシエ :(やってやるわよ。できるかわからないけど…。) 栞も…日記の上に置いとくか。持ち出したらいかん気がした。 で、剣を抜いて騎士が誓うように  ルシエ :(ヒューレ様、マキシム様。私に力を…辿るべき道を教えてください。 私に…この家に巣食う妄念を、斬る力を。)  ルシエ :(…やってやるわ。貴女が出来なかったことを。…例え事情があっても、殺しは悪。貴女が受けるべきだった咎までも、まとめてこの身に負いましょう、エリシアさん。)  ルシエ :…と心静かに近いまして、ゆっくりと部屋を出るかな。   GM  :…では、その決意をした君は、もう一度冒険者Lv+知力Bで判定をどうぞ。 今回は+4のボーナス修正有り。  ルシエ :d+15+4+4 ここでピンゾロ出たら笑う      ->d+15+4+4 = [6,2]+15+4+4 = 31   GM  :では……では。 君は、ふと、思いついた──というより。   GM  :『思い出した』。   GM  :死神は、あの男はいつでも殺せると言っていた。   GM  :そのまま死神の庇護のもと居続ければ、エデンは、死の眷属に近づき続けると言っていた。   GM  :レイスは、貴女の呪縛は、レイス自身の死によっても雪がれると言っていた。   GM  :──最も、その言葉に嘘がある可能性はある。そこに関しては、再び、図書室なりで調べる必要があるだろう。   GM  :だが、もしその言葉が真であれば。   GM  :レイスだけを殺し、貴女が、エデンを外に連れ出して、貴女が信頼出来る誰かに……あるいは、貴女の常宿で世話を見るなりすれば。   GM  :なんとか維持させる方法も、貴女の知る限りの知恵袋なら思いつくかもしれない。   GM  :あの男さえ死ねば。ここにあるあれだけの魔術の蔵書、溜め込んでいるだろう秘術の山、教会とここが繋がっていたという数々の証拠。利用できるものは揃っている。   GM  :いつも呑気にポトフを煮込んでいる長耳の顔が、頭に浮かぶ。  ルシエ :<へっちぷ!   GM  :──貴女の『仲間』たちの顔が、くるくると、浮かんでは消えた。  ルシエ :(―まあ。そうよね。そう。…まだ、全然、なんとかなるじゃない。)   GM  :では…扉の向こうから、コンコンとノックの音が聞こえた。 ごく軽く、貴女だけに聞こえるような音だ。 エクリプス:「……私だ」そのまま、小声で声を掛けられる。「随分と長いが、大丈夫か」  ルシエ :扉の傍によって「…ええ、大丈夫よ。今出るから、少し離れて。」  ルシエ :その後扉を開けて出ていくよ コマンドワードがいるならもっかい言う   GM  :出る時はコマンドワードは不要だ。 暗く冷たい部屋は、再び閉じられ、封された。 エクリプス:「2時間以上も入っていたようだったからな。一応、声を掛けさせてもらった」  ルシエ :「…マジで?」   GM  :体感的には、30分程度も経っていないように覚えたが…廊下の窓から外を見れば、たしかに太陽は昼過ぎに差し掛かろうとしている頃だ。  ルシエ :「参ったなー全く感覚なかったわ。…この家の主人に呼ばれてたりした?私。」 エクリプス:「特にそういった様子はなかったが」  ルシエ :「ならよかった…。」もう一度エリシアの部屋を見やり エクリプス:「…何か、得られたか」疑問ではなく、確信を持ったように  ルシエ :「大変なことを託されてしまったわ。」 エクリプス:「そうか」そう言うと、下への階段に向かっていく。  ルシエ :なんとなくついていった方がいいような空気を感じたのでついていく エクリプス:「…お前はまだ、来ずとも良い。 それよりも…エデンと、少し、話してやってくれ」  ルシエ :「あっと。わかったわ。…あの子に、金輪際話しかけるなって、言われたんだけど…。」  ルシエ :ばつがわるそうに エクリプス:「それでも、だ。 あの子が、陽の光を、向けるように」 エクリプス:「……頼んだぞ」それだけ言って、死神は階下へと降りていく。  ルシエ :「口きいてくれるかなあ。…まあ、やるだけやってみるわよ。こっちもこっちで結構難題だなあ、閉じた子供の心って、そう簡単に開かないのよ。」つぶやきつつこちらは階段を上る  ルシエ :で、図書室の前でノックして。「エデン、いる?調べたいことがあるから、お邪魔してもいいかしら。」  ルシエ :応えは帰ってきそうにないがのう   GM  :返事はない。だが、図書室に鍵は掛かっていないようだった。 物理錠自体は存在しているが。   GM  :しばらく待っても、錠が掛かる様子はない。  ルシエ :「…お邪魔するわよー。」そーっと開けて図書室に入る  エデン :「…………」ぱらり、ぱらり、と音を立てて、椅子に座って本を読んでいる。  エデン :ちら、と貴女を見て、目を逸らす様に本へと視線を戻した。  ルシエ :いるか。机に向かってて、背は向けてる感じですかね。まあやることはあんま変わんないんだけど。  エデン :いえ、ドアに向かって椅子を向けて、そこで読んでる感じ。  ルシエ :扉を開けたら1秒でエデンだった。  ルシエ :まあいいや、向いてるなら向いてるで都合がいい。     すいませんがね、黙ってエデンを胸に抱きよせますよ。  エデン :「!?」びくっ  ルシエ :あくまで優しく、我が子を抱くように。まあ、子供がいたことはないのだが。で  ルシエ :「…これは独り言だと思ってもらっていいわ。…すこーし、私が昔した冒険の話を聞いて頂戴。」  ルシエ :「これは、遠い遠い、ずーっと遠いある世界のお話。」  エデン :「……、……」驚きながらも自分の言い出したことだから、声は出す事なく  ルシエ :「そこには、神様めいた何かと、それに呼ばれた5人の戦士がいました。」  ルシエ :「そこは、何故か戦士達以外、みんな名前を亡くした人たちばかりでした。子供も、大人も、…神様でさえ。」  ルシエ :「そんな中、とある魔物を母と呼ぶ子供達を、戦士達は見つけました。」  ルシエ :「―夜、その魔物が、戦士達を襲いました。皆必死に戦って、なんとか戦士達はその魔物を倒し、生き残ることができました。」  ルシエ :「でも、子供は何もしらず、残されたままでした。戦士達はその子供達と一緒に小さな集落をつくり、子供達と一緒に暮らし始めました。」  ルシエ :「そうして幾日が過ぎたころ…集落を、魔女の大群が襲いました。戦士達は戦おうとしますがとても敵わず、魔女は子供を差し出せば命は助けるといいました。」  エデン :「……」  ルシエ :「―戦士達は、逆らうことはできませんでした。いつか雪辱の時を誓って、子供達を助け出すために力をつけ、その時を伺っていました。」  ルシエ :「そんなある時、集落に神様がやってきました。神様は子供達の話を聞くと、魔女の居城に乗り込み、見事子供達を救ってくださいました。」  ルシエ :「その後は―色々あって、戦士達と子供達は生き残り、やがて各々の戻るべき場所に戻っていきましたとさ。終わり。」  エデン :「…………あの」  ルシエ :「うん?」  エデン :「……戦士たちは、どうして、その子供たちを助けたんですか?」  ルシエ :「見捨てられなかったからよ。」  エデン :「……だって、関係無いでは…ないですか。 その子供たちの母は、敵だったのですよね」  ルシエ :「それでも…その子供達に、罪はないでしょう?」  エデン :「子供たちが、戦士たちの敵になるかもしれないでしょう」  ルシエ :「そうかもしれないわね。」  ルシエ :「それでも。私はそれでいいと思った。助けて、恨まれて、倒されるなら仕方ないと思ったの。」  エデン :「……どうして。貴女に、罪はないのに」  ルシエ :「―刃を持つものは、刃で返される覚悟をせよ。」  ルシエ :「…遠い遠い南方の国の、小さな神様の言葉よ。私達戦う者は、刃を持つものは…その報復として刃を返されることを覚悟しなければならない。」  エデン :「でも、殺さなければ、殺されていたんじゃないですか。その、魔物の母に」  ルシエ :「そうね。それでも、殺すことは悪なの。いかなる事情があっても、その事実から逃げちゃいけない。だから私は―殺す時に受ける咎は一切を受け入れようと決めてる。」  ルシエ :「だから…助けたその子達にやられても、仕方ないと思ったの。」  エデン :「…なら」  エデン :「…死神である、あの人も、悪なのでしょうか」  エデン :「誰かを、命を……奪い、運ぶ事を生業とするなら、それだけで、悪と任ぜられるのですか」  ルシエ :「誰あろうと、命を奪うなら悪だと私は思うわ。でも…エクリプスはその事を悔やんでいる。悔いているならまだマシだと、私は思うわね。」  エデン :「…そう、ですか」静かに目を伏せて「…その、いつまで、この姿勢で」  ルシエ :「…ああ、ごめんなさいね。つい長くなっちゃった。」ゆっくり手を離す  エデン :「…貴女は、バカなんですか。 昨晩、話しかけないで、と、言ったじゃないですか」  ルシエ :「そうね、私はバカね。でもね。」  ルシエ :ついとエデンの鼻をつつきつつ 「そういうなら、答えてくれて、何ならあの時私を心配してくれた貴女もバカよ。」 にひひと笑い  エデン :「……っ」初めて、ちいさな頬にわずかな紅が差した。  エデン :「……もういいです、わかりました」ぷい「何か調べ物でもあるんですか」やや畳み掛けるように  ルシエ :「うふふ。ええ、私の体に掛けられた呪いについて調べたいの。」   GM  :「…呪い? 父さまの術に関しての式は、ここにはないと思いますが」  ルシエ :「まあそれは昨日聞いた時にわかってはいたんだけど、それでも私が探せそうなのってここしかなくて。あの主人が、私に言ったのよ。"私の呪いは、自分が死ぬことでも解ける"って。」   GM  :「………」   GM  :「…ただの呪術に関してだけなら……奥、二列目、五段目の左。手前、一列、二段目の左に、それぞれ」  ルシエ :「ありがとー。…さーてどれくらいかかるやら。」   GM  :言われた箇所を探すと、背表紙とタイトル、ぼろぼろになった装丁が目印の本がある──が。   GM  :何より、それらの本だけが、整列された中からまるで取ってくれと言わんばかりに1センチほど飛び出していた。  ルシエ :わかりやすい 「まずはこれかしらね。」 出ている本を取る   GM  :「そこまで内容は難しくないはずです。 暗号化もされていませんから」ぱたんと本を閉じ   GM  :「……決して無理はしないで下さい。貴女が賭けているものは、命なんです」  ルシエ :「そうね。まあ、出来る範囲のことをできる限りやるわ。」   GM  :「そうですか。 ……わたしも、諦めていたけれど」   GM  :「何が出来るのか、考えて、努力してみます」  ルシエ :「その姿勢が大事よ。人生何あるかわからないもの。特に…私達は普通なら、人間の倍は生きるんだから。」   GM  :「はい。 ……彼とも、相談してみます。……長い話になるでしょう」そう言って。図書室を出る。   GM  :貴女と本だけが、残された。  ルシエ :「さーてっと。…相変わらず頭を使うのは苦手ね…。機会があればアールやリゼあたりに…なんか変な事教えられそうな気がする…。」  ルシエ :ということで手に取った本を読んでいくー   GM  :では、解読判定なんてものもないけど……グリモワール技能なら多少は本を読む事についても慣れてはいるだろう。   GM  :貴女は少しずつ解読していく。【ギアス】【クエスト】等の魔法、それらの成り立ち──ゴーレムやアンデッド、そして魔神の【使役】と【契約】──。   GM  :強制力がなぜ生まれるのか、なぜその魔法を固着出来るのか──契約と制約、そして誓約──。   GM  :やがて、貴女はその一文に辿り着く。   GM  :『相手と約束、ないし説明する際、嘘を混ぜると効果が激減あるいは無効になる』という【ギアス】の大原則は、他の使役術においても適用される。   GM  :──ならば、あの時の呪いの説明に嘘はない、と見ていいはずだ。  ルシエ :うむ   GM  :であれば。   GM  :貴女が先に、エリシアの部屋で思いついた『プラン』は──十分に、実行可能な余地があるだろう。  ルシエ :(…むしろ嘘であったほうが嬉しいんだけどねえ。)   GM  :いずれにせよ…今度は、エクリプスとの話が必要だ。  ルシエ :(…とはいえこれでは、私は手を下せない。彼に頼むしかないか。)  ルシエ :本を閉じる   GM  :ぱたりと音がして、本が閉じられる。  ルシエ :本は元の場所に戻してー  ルシエ :他の本を調べる余裕もないし、図書室の外に出よう   GM  :静かな図書室から、貴女は出ていく。 旧い本たちと、黴びた空気だけが、残された。   GM  :2階には、今は誰もいないようだった。   GM  :廊下に出れば、既に外は宵の口だ。   GM  :陽は沈みはじめ、夕闇が窓の外を覆いつつある。  ルシエ :(エデンも…彼のところにいったというなら、下かしらね。)階段を下りていく   GM  :からん、からんと、遠くの市街から、晩鐘の音が響いた。   GM  :……ホールに出れば、二つの影。  エデン :「──わたしもそこまで莫迦ではありません。 ……ええ、そうですね」  エデン :「それでは、エクリプス。話に付き合ってもらい、ありがとうございました」  エデン :エデンは話を終えたらしく、本館の方へと去っていく。  ルシエ :「ハァイ。何の話をしてたの?」残ったエクリプスに声をかけてみよう エクリプス:「立ち聞きしていたとは、趣味が悪いぞ」咎める様子はなく。「……その前に、私から問わせてくれ、旅人」  ルシエ :「偶然だってば。…何?」 エクリプス:「お前は、私がどう見える」  ルシエ :「そうね、苦悩してるように見えるわ。」 エクリプス:「……そうだな。 私は……あの子を、救ってやることができなかった」  ルシエ :「それだけでなくて、貴方が過去にやったことについてもよ。だから、私は貴方を否定しなかった。」 エクリプス:「…あの日の償いと言えば、易い話かもしれぬな。だが」 エクリプス:「私は、奴の蛮行を、止めずに傍観した。償いきれぬ事をし、それを十一年も続けてきたのだ」  ルシエ :「そうね、もっと早く止めることはできた。でも、それも貴方にも事情があったから、それも否定はできない。」  ルシエ :「だから。」  ルシエ :「あの子の事は、今度は私が守る。どうやって守っていくかはまだ決まっていないけど、ウチの宿は大きいから、しばらくなら面倒を見れるかもしれない。」 エクリプス:「……あの男を殺して、それ以降の案があると?」  ルシエ :「ええ。子供一人、何とかして見せるわ。」 エクリプス:「……信頼して、良いのだな」  ルシエ :「レプラカーンは義理堅いのよ?…任せなさい。大人として、女として、一レプラカーンとして…私として、あの子は守ってあげる。」  ルシエ :「…だから、お願い。呪いのために手を下せない私に代わって」  ルシエ :「―この館の主人を、レイス・アレテスを殺して頂戴。」 エクリプス:「……礼を言う。ルシエ、感謝する」 エクリプス:頭を下げる死神。その手には、具現した死の凶器。 エクリプス:2階の廊下で伐り合った時などとは比べ物にならぬ──何者をも絶ち、何物をも断つ死神の象徴。 エクリプス:   ルシエ :(…あの牢で見たものと同じ。あれが―死神…!)   GM  :    GM  :これで、貴女の依頼も終わりだ。                  ぱちん。   GM  :長かったような、短かったような。 何方でもいい話だろう。    ぱちん。   GM  :    GM  :    GM  : ────。   GM  :   エデン :(これと……あとあれも必要……)  エデン : 熱に浮かされたようだ、と自分でも思う。それは、何度も確かめた。 ──でも、違う。 わたしは、もう決めたんだ。  エデン : 廊下や玄関、物置に隠したわたしの宝物たち。  エデン : 見る人が見れば、ただのガラクタやゴミにしか見えないのだろうけど、わたしにとっては。  エデン :「……ふう。 これで全部……でしょうか? 見えなくしてしまった物を探すというのは……ずいぶん疲れる」  レイス : ぱちん。 ぱちん。  レイス :「なにをしている?」  エデン :……見つかった。  レイス :「なんだその袋やらカバンやらは。」  レイス :「もう一度聞く。なにをしている?」  エデン :……説明、してしまおう。  エデン :わたしは、わたしの意見をはじめてこの人に伝えるんだ。  エデン :はじめて……たぶん、生まれてはじめて父さまの目をまっすぐに見る。  エデン :「……っふ、ぅ──」  エデン :……怖くない……怖くない……。  エデン :「……わたしは……わたしは、この家を、出ます」  レイス :「…………」  エデン :「ここを出て、自分で生きかたを決めます。その結果がどう、なろうと……わたしは、それでいい」  エデン :「……もう、ここにいるのはいやです」  レイス :「…………」  エデン :父さまが、近づいてくる。笑顔を浮かべて。そして、わたしに手を伸ばし──  エデン :頸を掴んで持ち上げて、壁に叩きつけた。  エデン :「──ッ」  レイス :「ずいぶん態度がでかくなったな。 あの、生意気な小娘の影響か」  エデン :みしみしときしむ音を感じる。  レイス :「フッ、ハハハ……士族に憧れて、私は自由になりたいな……ってか?」  エデン :反射的に呼吸をしようとしても、か細い声が洩れるだけだ。  レイス :「ずいぶん安っぽい動機だ。オマエはな、いいか?」  エデン :そのまま壁にもう一度叩きつけられる。  レイス :「ハイハイ俺の言うことを聞いていればいいんだよ」  エデン :叩きつけられる。  エデン :    叩きつけられる。  エデン :        叩きつけられる。それでも。  エデン :「……いやだ」  エデン :それでも。  レイス :「あん? ……なんだ、今とても奇妙なことばが聞こえたが……気のせいか?」  エデン :「……わたしはもう、あなたの言うことは聞かない……」  エデン :父さまの手を掴んで、  エデン :「わたしのことは……わたしが、決める」  エデン :爪を立てて、引き剥がそうと、  エデン :「父さまは、関係ない」  レイス :「……ほう、ほうほう。 関係ない、と来たか」  エデン :力を込め続けて。  レイス :「フッ……クッ……くクククッ……いはははハハ……」  レイス :「いい気分だ。とても爽快だ。今日はひとつ、オマエに良いことを教えてやる」  レイス :「……と言うより間違いの訂正だ。オマエの母親のことさ」  エデン :──なぜ、今、母さまの事が出てくるのだろう。  エデン :ひどく、嫌な予感がする。  レイス :「オマエの母親は優しかった。あいつが今もいれば、オマエを守ってくれたかもしれないなあ」  レイス :「ひひっ……くはっ……それはな、間 違 い だ」  エデン :──え?  レイス :「あいつは、オマエの事など完全に無視していたよ。関わるのは面倒だ。私には関係ないってツラでな」  レイス :「ちらとでもオマエを見る時の、あの、ゴミ虫でも見たような顔。思わず噴き出しそうなくらいだった」  エデン :わたしには、関係、ない──  レイス :「……これはな、いつか教えてやろうと、ずぅーっととっておいた、とっておきの話さ」  レイス :「ちょっと勿体ない気もするが……まあ良い。 どうだ?身に染みるか……思わず泣きそうか?」  エデン :……そっか……わたしは……  エデン :……父さまだけでなく……母さまにも……  エデン :「………………」  レイス :「ちっ……またいつものそれか。じっと黙りやがって。昔はすぐピーピーと煩かったが、これはこれで癪に障る」  エデン :掴んでいた手が払われて、床に落ちた。  レイス :「フー。よし、やめだ。 つまらん茶番はもう止めだ」  エデン :咳き込む身体の、髪を乱雑に掴んで。  レイス :「来 い」   GM  :    GM  :    GM  :──そう。かのじょが放り出されると言うのなら、あのポトフ狂いにも、貴女の知り合いにも、頼れる者は幾らでもいる。   GM  :    GM  :これで、貴女の依頼も終わりだ。                  ぱちん。   GM  :長かったような、短かったような。 何方でもいい話だろう。   ぱちん。   GM  :    GM  :●危険感知判定 目標値:28  ルシエ :d+14 危険感知      ->d+14 = [5,2]+14 = 21   GM  :瞬間の判断、扉を突き破りながらの炎の大槍。   GM  :ちょうど、エクリプスと話していた事で、渡り廊下に背を向けていた貴女へと直撃する。  ルシエ :「―ッ!?」   GM  :R60+39@10 炎属性の魔法ダメージ      ->Rate60+39@10 = [6,5:16][6,2:13]<クリティカル>+39 = 68   GM  :だが、この術の真価は。   GM  :●生命抵抗力判定 目標値:30  ルシエ :d+21+1+2 生命抵抗      ->d+21+1+2 = [1,4]+21+1+2 = 29  ルシエ :+1陽光魔符破いて一応抵抗しておく   GM  :地に這うほどの低い姿勢で、熱波の衝撃に耐える。気を抜けば、即座に背骨が砕けるだろう。   GM  :爆煙のむこうに、大小ふたつの影。  *topic > エクリプス 5m ルシエ 20m レイス/†エデン  ルシエ :「ぐっ…は…げほっ!ったく、なんだってのよ…!」 エクリプス:「──ッ、これは」衝撃で、エクリプスとルシエの距離がやや離される。  レイス :「チ、まだ息があるか。能無しの癖に」   GM  :レイスの左手はエデンを囚え、羽交い締めにしている。右手には、鋭いナイフ。つまりは──人質だろう。 エクリプス:「……貴様、何のつもりだ」  レイス :「いやぁ、コイツがいつにも増して生意気な口を聞いたんで」  レイス :「そしたらあなた達はなんだか楽しそうな話をしてるし。実に愉快だ。いや、不愉快なんだよ」  レイス :つま先でガンガンと床を叩く。  *topic > エクリプス 5m ルシエ 20m レイス/†エデン 骸骨騎士AB   GM  :──連れている骸骨騎士は、牢で伴をしていたものに比べ、一回り大きい。 恐らくは、この死霊術師が本気で練り上げたもの。   GM  :そのどちらもが、いつでもレイスへの射線を塞げるように護衛している。  レイス :「私の思ったとおりに動かないばかりか、下らねえコトこのクソに吹き込みやがって、ああ」   GM  :首に掛かった左腕が、食い込むように締め上げられる。どう素人目に見ても、相当の力だ。   GM  :例えばそれだけで、頸をへし折る程に。  エデン :「……ぁ、ぐ……」   GM  :苦痛に呻く少女の声が、ホールに響いた。  レイス :「あなたもあなたですよ、折角呼んだ目的を台無しにしてくれて、まあ」   GM  :ルシエへ向けて、侮蔑と罵倒を含んだ、慇懃と乱雑の混じった言葉が飛ぶ。  ルシエ :「…お気に召さなかったかしら? ぐ、はぁ…これで、少しは人の気持ちが…ぐっ、わかるんじゃないの…?」  ルシエ :たぶんはいつくばってる状態だと思うんだけど、その状態でも不敵に笑ってみてやるよ ルシエさんがただの従順な犬だと思ったかね!  レイス :「自分の立場が分かってるますか? 小娘」胡乱な目で。両手は塞がっている。 心臓を握りつぶす仕草はない。  ルシエ :「ええ、ええ、わかってるわ。私の命を握っておきながら。」 エクリプス:「……なんだ……何のためにこの旅人を呼んだ!」  レイス :「彼女を呼んだ目的? こいつを死神にするコトですよ。そうすれば私は、ふたりの死神が手に入ります」  レイス :すいと、皮膚に浅くナイフをなぞらせる。浅い傷痕が、朱い血を垂れさせる。   GM  :「ひとりは、殺して家に取り込みます。ひとりは、生きたまま私の使い魔です。素敵なプランでしょう?」  レイス :「だからコイツにバカな勘違いをさせようと、死神依りにさせようと、貴女というお節介を呼んだんです」再びルシエに向けて。  レイス :「他人の危険にすぐ首を突っ込む英雄気取りのバカなら、こいつ等のコトにも喜んで土足で踏み込むと思ったからなあ」  レイス :「ですから貴女には失望だ。クズに用はないですし、そろそろ本題に入りましょう」視線を切り。 代わりにエクリプスに向けて。   GM  :   レイス :「エクリプス、あなたを殺します」   GM  :    GM  :その言に、一瞬の緊張と沈黙が降りる。それを破ったのは、少女の声だった。  エデン :「──ッ! なに……を……莫迦な…………ことを……」  レイス :「人が死神を殺すことはできない。ならどうするか、簡単なコトだろう?」  レイス :「おい死神、おまえ死ねよ。でないと、このガキ殺すぞ」 エクリプス:「──……」   GM  :死神は、絶句したように見えた。  エデン :「……っ、無理、です……彼は、死なない……死神なんだからっ……ぁ……」  エデン :「そう……ですよね……エクリ……プス……」  ルシエ :「…。」死神をじっと見やる エクリプス:「……生憎だが──我らに、自死は許されていない。 ザールギアス様か……あるいは、同族においてのみ」 エクリプス:「我らは、我らを自裁する事が許される」  レイス :「──ああ、幾ら命を奪い続けてきた死神でも、自らを殺すには恐ろしいか! ハハハ、ハハハハ! 笑いものだなあ!」  レイス :「なら、まあ、ええ。 おい、ゴミ」>ルシエ  レイス :「出番だぞ」   GM  :その言葉とともに。   GM  :貴女の身体は、自分の意志を無視して立ち上がった。  ルシエ :「…ぐっ!…そう、これもあの時に…!」  レイス :「ほら、エクリプス。 彼女に──その大鎌、渡して下さいよ」骸骨騎士にエデンをサーブしつつ。片腕ずつを動かして。   GM  :片腕は、ルシエを操り。片腕で、術印を描く。 エクリプス:「……何、を……考えて…」  レイス :「早くしろよ。 それともコイツの頸を斬ってからの方がいいか?」左手。ぐしゃりと握りつぶせば──   GM  :貴女の心臓が、握りつぶされたかのように、止まる。  ルシエ :(――ッ!?) 声も出ん   GM  :    GM  :●ルシエ:現在HP=0   GM  :●生死判定:ペナルティ-20   GM  :   ルシエ :えーと 生死判定ー エクリプス:「……ッ、旅人」その姿を見て……大鎌を、その足元に放る。  ルシエ :d+21+1-20 生死判定      ->d+21+1-20 = [3,3]+21+1-20 = 8  レイス :「安心して下さい、死にませんよ。 "そうなるように"しましたから」  レイス :「ザールギアス、死神の加護──アンデッドでもどうにもならない。 "生きている"なら、絶対に傷も害も与えられない」  レイス :「ですので、ええ。 今の貴女は、死にませんよ。 儀式で永続化した【イモータル】……心臓を貫き、繕ったのは、それが一番の理由ですから」  レイス :「まあ、代わりに」   GM  :声とともに、貴女の身体は足元の武器を拾い上げる。 ──暖かく感じるのは、自分の身体が、冷え切ったからか。  レイス :「そうなれば、この通りですが」そして、もう1つの術が完成する。   GM  :●ウェポンマスターⅡ:武器の達人 > ルシエ エクリプス:「──そうか、貴様は……神話の再現とは……」  レイス :「ええ。かつてザールギアスはダルクレムの持つイグニスの魔剣を奪い、簒奪した」  レイス :「──殺れ。」   GM  :……その言葉とともに。 貴女の身体は──大鎌を握りしめ、動き出す。   GM  :目の前の死神を、黄泉へ送るべく。   GM  :    GM  :●装備変更:首切り刀 → 黄泉の階段(http://duck-hawk.sakura.ne.jp/uploader/src/up3902.txt)   GM  :    GM  :●先制判定:目標値33  ルシエ :これはこっちが振るのか…  ルシエ :d+21 先制判定      ->d+21 = [5,1]+21 = 27   GM  :はい、戦闘です   GM  :<1R表/エクリプス> エクリプス:「…………」 エクリプス:手番を放棄。   GM  :    GM  :<1R裏/ルシエ>  レイス :「じゃあ、身体は動くようにしてあげましょう。 但し」  レイス :「そいつを殺すために全力を尽くして下さい。 でなければ、先にこのガキを殺す」  エデン :「……やめ、て……ルシエ、さ……エクリプス……私、は……どう、なっても……」  レイス :「黙 れ」  ルシエ :喋れるならー 「…エデン。」   GM  :再度、エデンをレイスの左腕が羽交い締めにした。   GM  :喋ることは出来る。身体を動かす事もできる。貴女の身体は、今は、貴女の自由意志で動く。   GM  :……その上で、少しでも後ろに下がれば……あの男が動く方が、先だろう。  ルシエ :でーは 殺すとするか 死神を ルシエさんが信じる、その先を信じて  レイス :「じゃ、待つのもムカつくんで、カウント開始いきますね」  レイス :「じゅ~う、きゅ~う、はやく、死ね~」  ルシエ :んー 全力出せっつーことだから全力出さないといかんな ☆練技:猫鹿腕足指Sノレ ☆魔導韋駄天ブーツ ☆タゲサ 全部3点MCC エクリプス:「…………」フードに隠れたその双眸は、視えない。  ルシエ :装備変更はしてないから4枚刃のままだな ☆地礫+水乱の生成・最大強化×12 3点MCCから  ルシエ :☆賦術:ヴォパSS…まだあるよな…あった  ルシエ :使用方法はいつもの  ルシエ :地礫+水乱4枚をエクリプスに投擲  ルシエ :d+26+1+1+2+1**4 命中:猫指タゲサ      ->d+26+1+1+2+1 = [6,4]+26+1+1+2+1 = 41      ->d+26+1+1+2+1 = [6,6](6ゾロ)+26+1+1+2+1 = 43      ->d+26+1+1+2+1 = [5,6]+26+1+1+2+1 = 42      ->d+26+1+1+2+1 = [4,6]+26+1+1+2+1 = 41 エクリプス:回避は、しない。 全て受ける。 エクリプス:自らの身を、晒すように。  ルシエ :r6+21+1+2+8+2+2@9**4 威力:腕強化強化ヴォパSS      ->Rate6+21+1+2+8+2+2@9 = [4,3:3]+21+1+2+8+2+2 = 39      ->Rate6+21+1+2+8+2+2@9 = [1,3:1]+21+1+2+8+2+2 = 37      ->Rate6+21+1+2+8+2+2@9 = [3,6:4][5,6:5][4,5:4][1,5:2]<クリティカル>+21+1+2+8+2+2 = 51      ->Rate6+21+1+2+8+2+2@9 = [1,1]<自動的失敗>  ルシエ :ここで1ゾロは出なくてもいいんだよ((( エクリプス:「……ぐっ……」  ルシエ :「…エクリプス。」刃を放ち、鎌を握りて顔のない顔を見る その顔は穏やかに笑っている 「…安心して。私が、その悔しさも全部、引き受けてあげる。」   GM  :仕合の時とはまるで異なる、刃が肉を貫く感覚。 エクリプス:「──ああ。頼んだぞ、ルシエ──」そう、貴女だけに届くよう、小声で呟いて。  ルシエ :でー 主動作 黄泉の階段でエクリプスを攻撃…これアックスだから、習熟乗らないんだよな…(式見直し  ルシエ :あ、□必殺Ⅲ宣言  ルシエ :d+26+2+1+2+1 命中:猫指韋駄天      ->d+26+2+1+2+1 = [3,6]+26+2+1+2+1 = 41  ルシエ :r70+21+1+2+1+2+8@8 威力:腕ヴォパSS      ->Rate70+21+1+2+1+2+8@8 = [6,6:19][2,1:5]<クリティカル>+21+1+2+1+2+8 = 59 エクリプス:回避は、しない。  ルシエ :で、一応HP0だからリカバリィとぽーますヒルポ+1使うんだけど回復すんのかなこれ   GM  :回復しようとするとレイスが行動制限を掛けますね  ルシエ :えー じゃあいいや 終わりですー   GM  :して。 エクリプス:2d+30-(108-114)-15-30 生死判定。      ->2d+30-(108-114)-15-30 = [6,6](6ゾロ)+30-(108-114)-15-30 = 3 エクリプス:ウッソだろお前  ルシエ :こいつ無茶苦茶生きる気あるやん  レイス :「──ハ? 何仕留め残ってるんですか」エデンの首をギリギリと締め付けながら  ルシエ :「…あのねえ。今のは私悪くないでしょ。殺ったと思ったわよ私も。」 エクリプス:「…………エデン、聞け。 旅人に、ルシエに、咎は……無い」   GM  :<2R表/エクリプス> エクリプス:行動を放棄。   GM  :<2R裏/ルシエ>  ルシエ :まあ先ほどの焼き直しだなー 生死判定入ってるなら増力はいらないだろ(忘れてた  レイス :「イライラしますねえ、さっさと殺してしまって下さい。 ほら、それでズバッとやれば終わるでしょう?」  ルシエ :☆練技:腕足指→3点MCC×3 ☆韋駄天 ☆タゲサ →3点MCC×2 一応全力は尽くす  ルシエ :補助動作それ以上なし 主動作 黄泉の階段でエクリプスを攻撃  ルシエ :d+26+2+1+2+1 命中:猫指韋駄天      ->d+26+2+1+2+1 = [5,4]+26+2+1+2+1 = 41  ルシエ :r70+21+1+2+1+2+8@8 威力:腕ヴォパSS      ->Rate70+21+1+2+1+2+8@8 = [5,3:16][1,1:0]<クリティカル>+21+1+2+1+2+8 = 51 エクリプス:回避を放棄し エクリプス:「…………暫しの別れだ、エデン。 ──本当に、今まで済まなかった」   GM  :重く響く、死神の声。人では発声不可能な、聞き慣れぬ呪文。 エクリプス:2d 生死判定。      ->2d = [4,4] = 8   GM  :エクリプスは、貴女の肩越しに、最後に、自分の娘を見遣る。   GM  :その虚構の瞳に宿る色は、贖罪と、暖かさだろうか。   GM  :死神は、その蒼い衣だけを遺し、滅びた。  エデン :「──う、して……そんな……違う……」   GM  :ぱさり──と、彼の残滓が冷たい地に落ちて。  エデン :「は……はは……うそ、でしょう……エクリ、プス……」  レイス :「うあははは!うはぁ!ついに、ついに!私が、我が、成し遂げた!!」   GM  :大粒の涙をぼろぼろと、大量の涎をだらだらと、両の腕は通電したかのようにぶるぶると、体全体でその歓びを撒き散らしながら、その男と魂は狂喜した。   GM  :それはエデンを突き飛ばし、思い出したように此方を向いた。最早、およそ人の表情ではない。既に此方が見えていない。万年の夢が叶ったかのような陶酔。   GM  :エデンは、エクリプスの汚いローブへと歩み、その蒼の衣を掻き抱いた。  エデン :「いやだ……わたし……いや……」   GM  :彼女は、ぼうっとした表情のまま、大粒の涙を流し続ける。   GM  :    GM  :……だから、誰も気付かない。   GM  :貴女の手に、死神の残した鎌が握られている事に。   GM  :貴女の心臓が、死霊術師に握りつぶされた筈のそれが、確かな鼓動を刻み始めている事に。  ルシエ :(…エクリプス。月を食らう…優しき死の使徒よ。…貴方の想い、貴方の覚悟、貴方の願い。…確かに、受け取りました。)   GM  :貴女の魂へ──"死神を殺した"、その偉業を称えるかのように、第四の剣の託宣が、下されたことに。  ルシエ :ゆっくりとレイスの方へ向き直る。   GM  :──貴女は、超越者となった。 《剣の託宣/運命凌駕》が使用出来る。   GM  :    GM  :積もった時間は、深すぎて高すぎて、誰にも分からない。   GM  :だが。彼女が彼を想うこの時を守れるのは、貴女だけだ。   GM  :    GM  :●不意打ちしつつ移動・主動作ができます。(レイスから15m距離まで) 目標値:15  ルシエ :d+21 不意打ち判定      ->d+21 = [2,3]+21 = 26  ルシエ :あと運命凌駕して状態は万全にしておきます ここで使わなくてもいいなら使わないけど…   GM  :その一瞬で、貴女は距離を詰める。 一足飛び。相手に気取られず、その鎌を放れる、ギリギリの位置。   GM  :いえ、HPは0のままなので──剣の託宣により、貴女の身体は、心臓は──ようやく、その枷を外す。  *topic > エデン 10m ルシエ 15m レイス 骸骨騎士AB  ルシエ :ああ、かかったままなんか そりゃ使って外さないと死んじゃうね  ルシエ :(私は、殺しの全ての咎を引き受けるもの。この殺しだって、きっと悪。それでも。)   GM  :●黄泉の階段による投擲攻撃ができます。 目標値:25  ルシエ :「レイス・アレテス。この家に巣食う、積年の妄念よ。今その悔恨を―殺す。」  ルシエ :d+26 投擲の命中判定      ->d+26 = [4,3]+26 = 33   GM  :「おい冒険者、見ろ私を!すごいだろう!!神代が終わり、初めてヒトが死神を殺したのだぞ!!!」   GM  :刹那。死神の大鎌を握り、渾身の力でレイスへと投げつけられる。   GM  :合わせたように、左翼の騎士が射線に踊り出て。   GM  :当然のように、両断される。   GM  :勢いを全く殺す事なく、レイスに重なっていた分身の影すらも同時に。  *topic > エデン 10m ルシエ 15m レイス 骸骨騎士A   GM  :そのまま後ろにいたレイスの左腕をも断ち切り、さらにその後ろにある柱へと突き刺さる。  ルシエ :「―祈るがいい。晩鐘は、汝の名を指示した。」  レイス :「っつはあああああああああああああ!?」   GM  :千切れた部品のように転がるレイスの腕。   GM  :奴は即座にそれを、残った右翼の騎士に拾わせる。  レイス :「ハハ、今の我はこの程度、数瞬もあれば治し切る。なぜなら俺は凄いから!!」   GM  :騎士に腕を合わさせ、其処を右手で叩き続ける。術を行使しているようだ。  レイス :「ふう、どうです!これがアレテスの当主、万年を生きる死霊の王ですよ!」   GM  :仰々しく掲げた左腕が、ぼちゃりと血を噴き出して落ちる。  レイス :「あ、アレ?」   GM  :──何者をも絶ち、何物をも断つ死神の鎌。その左腕は、二度と再生しない。  ルシエ :「―忘れたの?あれは、死神の鎌よ。たかが人間様の知恵ごときでなんて破れやしない。」   GM  :──周囲を包む重圧も急激に霧散している。魔術具と化した館は、その魔力経路すらズタズタに殺された。  レイス :「……ありえん。そんなワケがあるかァ! 我はその死神を殺したのだぞ!!」   GM  :手のひらが熱い。おそらくはあの鎌を握ったせいだろう。   GM  :だがこの程度の火傷なら、戦闘に支障はない。   GM  :しかも向こうの片腕は奪われ、この屋敷の一角を担っていた結界は、柱の欠損で綻びる。   GM  :さあ、これで対等。 亡霊(レイス)が、去る時がやってきた。  ルシエ :「…往生際の悪い。それだけの悪逆を為したなら。」   GM  :    GM  :●先制判定 目標値:19  ルシエ :d+21 先制判定      ->d+21 = [2,3]+21 = 26   GM  :先手、ルシエ。 ファストアクションを取得。   GM  :    GM  :<1R表/ルシエ>  ルシエ :「今際くらい、大人しくしなさい。―ああ。最期の時くらい、名言がほしいんだっけ?」  ルシエ :☆腕足指瞑想抗体Sノレ巨血 ☆魔導韋駄天ブーツ→3点MCC×9  レイス :「ナメるな……舐めるなよ小娘! 我は王ぞ、デュランディルより生きる魔法王シュメリア! それこそが我が名! ザールギアス等に、我が死を握られて堪るかぁ!」  ルシエ :15m進んでレイスに接敵 影走りだから妨害はなし □必殺Ⅲ宣言して…賦術はあとだな  *topic > エデン 25m ルシエ レイス 骸骨騎士A  ルシエ :☆水乱+地礫の刃生成・最大強化全部 → 3点MCC×12 全弾レイスに投擲  ルシエ :d+26+1+1+2+1**4 命中:猫指タゲサ      ->d+26+1+1+2+1 = [4,3]+26+1+1+2+1 = 38      ->d+26+1+1+2+1 = [1,2]+26+1+1+2+1 = 34      ->d+26+1+1+2+1 = [5,2]+26+1+1+2+1 = 38      ->d+26+1+1+2+1 = [1,2]+26+1+1+2+1 = 34  レイス :残る右手で骸骨騎士を操り、全て身代わりとさせる!  ルシエ :1.2が多くないか   GM  :骨の身体で刃クリティカルは無しです  ルシエ :あい  ルシエ :r6+21+1+2+8+2+2**4 威力:腕強化強化ヴォパSS      ->Rate6+21+1+2+8+2+2 = [5,3:3]+21+1+2+8+2+2 = 39      ->Rate6+21+1+2+8+2+2 = [4,3:3]+21+1+2+8+2+2 = 39      ->Rate6+21+1+2+8+2+2 = [1,2:0]+21+1+2+8+2+2 = 36      ->Rate6+21+1+2+8+2+2 = [2,3:1]+21+1+2+8+2+2 = 37  レイス :79点もらい!   GM  :身代わりとなった骸骨の騎士は、回避すらせずその身を晒す。 レイスからの魔力の流れがあった。 恐らくはレイスの操る死霊術の一つであろう。  ルシエ :☆賦術:クリレイS→自分 使用方法はいつもの 首切りでレイスを攻撃  レイス :「ハハ、キハハハハ! バカな小娘が、貴様の剣など、届くはずもないわ!」  ルシエ :d+26+2+1+1 命中:猫指韋駄天      ->d+26+2+1+1 = [3,5]+26+2+1+1 = 38  ルシエ :r30+21+1+2+1+2+1+2+8@8c+$4 威力:腕ヴォパSS  レイス :再び骸骨騎士を身代わりにして  ルシエ :なんかおかしいな  レイス :骨の身体でクリ無しです  ルシエ :r30+21+1+2+1+2+1+2+8@8c$4 威力:腕ヴォパSS すいません、必殺Ⅲ宣言してますんでその骨の体のクリ無効は無効にします。      ->Rate30+21+1+2+1+2+1+2+8@8c$4 = [2,4+4:10][2,1:4]<クリティカル>+21+1+2+1+2+1+2+8 = 52  レイス :わあい。防護点18引いて34点もらい!  ルシエ :「…うーんいまいち刃の通りが悪い。人間やめてもこの程度かしら…。まあ、いいか。」  ルシエ :FA 首切りで再度レイスを攻撃  ルシエ :r30+21+1+2+1+2+1+2+8@8c 威力:腕ヴォパSS クリレイはきれてる      ->Rate30+21+1+2+1+2+1+2+8@8c = [3,3:6]+21+1+2+1+2+1+2+8 = 44  レイス :「……クソ、何故だ! 何故貴様がそうして生きている! 死神を殺したのは俺だ! お前を手繰っていたのは俺だ! 違うか? おい!」  レイス :骸骨騎士を身代わりにする!  ルシエ :「何もしてない分際で何を偉そうに。」  レイス :「死ね、死ねよ! お前はあの夜で一度死んだだろうが! 死んでなきゃダメだろうがああああああああ!!!!!!!1」  ルシエ :「そうねえ、本当は死んでるべきね。生き返らせてくれたのは誰だったかしらねえ?」  ルシエ :あ、終わりです。  レイス :あっこれダメージだったと言うか命中は振ってね!(  レイス :ダメージ自体は28点!  ルシエ :忘れてた…(  ルシエ :すいません…(  レイス :違うわ26点!  ルシエ :「…エデン。」  エデン :「……エクリプス……どうして……どうしてですか……」遺された、死神の貫頭衣。それを握りしめ、ただ……泣いている。   GM  :<1R裏/レイス>  レイス :「ナメやがって──ナメやがって! どいつもこいつも! 俺は貴族だ! 選ばれし蒼い血のエルフだ!」  レイス :「貴様らのような反逆者など生きていて良い筈がないのに! 奴隷どもが!」  ルシエ :(私はまた…彼女の望む形の救いを与えられなかった。それでも…許してくれるわよね…?)  レイス :《ダブルキャスト》《マルチアクション》を宣言。  レイス :死霊術【ネガティブオーラ】、操霊魔法【インテンス・コントロール】を選択し、骸骨騎士へと使用。 固定値で達成値は39と35。  レイス :骸骨騎士の行動判定+2、命中回避+2、与物理ダメ+4、被ダメ-4!  レイス :あとは補助動作で☆ブリンク、☆シールド・リフレクションを使用。射撃攻撃に対し回避判定前に1d6を振り、出目が1~2の場合跳ね返すようになる!  レイス :レイスの行動は終わり、骸骨騎士へ  レイス :骸骨騎士は《牽制攻撃Ⅲ》《全力攻撃Ⅱ》を宣言。2回攻撃&双撃、連続攻撃Ⅱでルシエを狙う!  レイス :#7+26+2+2+3 命中は固定値でこうなる、2回の回避をどうぞ      ->7+26+2+2+3 = 40  ルシエ :d+27+2+1+1+2+2+1**2 回避:鹿足韋駄天      ->d+27+2+1+1+2+2+1 = [6,6](6ゾロ)+27+2+1+1+2+2+1 = 48      ->d+27+2+1+1+2+2+1 = [1,5]+27+2+1+1+2+2+1 = 42  レイス :「な、が、あ、何故当たらない! 何故当てれねえ!? この木偶の坊がァ!!」   GM  :    GM  :<2R表/ルシエ>  ルシエ :☆腕足指 ☆韋駄天 ☆タゲサ ☆地礫+水乱生成最大強化4枚分 しめて3点MCC×17 ブリンクつきだとどのみち刃は投げなきゃいかんのだなあ  ルシエ :全弾レイスに投擲…これ骸骨騎士に放っても回避はされるけどブリンクやらシールド何とかはきかなくて、レイスのMPは減るのかな  ルシエ :放ったら、のほうが日本語が正しかった   GM  :骸骨騎士に自分をかばわせる魔法でMPが1回10点ずつ減って、ブリンクやらリフレクは消費されない感じになるね   GM  :>レイスに放ったら   GM  :1発ずつだから、途中で骸骨騎士が沈んだらそのままレイスへ行く  ルシエ :なるほど   GM  :骸骨騎士に放ったら普通に骸骨騎士が回避判定する  ルシエ :ではレイスに投げます  ルシエ :d+26+1+1+2+1**4 命中:猫指タゲサ      ->d+26+1+1+2+1 = [1,5]+26+1+1+2+1 = 37      ->d+26+1+1+2+1 = [5,6]+26+1+1+2+1 = 42      ->d+26+1+1+2+1 = [2,4]+26+1+1+2+1 = 37      ->d+26+1+1+2+1 = [3,2]+26+1+1+2+1 = 36  レイス :1発ずつ創作魔法によって庇わせます  ルシエ :r6+21+1+2+8+2+2**4 威力:腕強化強化ヴォパSS ダメージ      ->Rate6+21+1+2+8+2+2 = [4,1:1]+21+1+2+8+2+2 = 37      ->Rate6+21+1+2+8+2+2 = [6,3:4]+21+1+2+8+2+2 = 40      ->Rate6+21+1+2+8+2+2 = [4,3:3]+21+1+2+8+2+2 = 39      ->Rate6+21+1+2+8+2+2 = [1,6:3]+21+1+2+8+2+2 = 39  レイス :19/22/21/21でもらって  ルシエ :何本目で(骸骨騎士が)死ぬかなあ  レイス :骸骨騎士のHPは、188。 3本目で、ついに骸骨騎士──スケルトンザンガルズの身体が、耐えきれずに崩れ落ちる!  ルシエ :とんでもねえもんよんでんなおい(  レイス :残る1本は、回避……の前に、リフレク判定  レイス :1d6 出目1,2の場合はルシエへ反射      ->1d6 = [2] = 2  レイス :反射した、ブリンクは消費せず!  レイス :ルシエは目標36で回避判定をどうぞ  ルシエ :d+27+2+1+1+2+2+1 回避:鹿足韋駄天 命中に対して回避かな 投擲だから-1…目標36か      ->d+27+2+1+1+2+2+1 = [3,3]+27+2+1+1+2+2+1 = 42  ルシエ :41 OK  レイス :「くそっ!クソクソクソクソクソクソァ!!何を沈んでるんだ貴様らァ! どれだけ貴様らを喚び戻すのに時間がかかったと!」  ルシエ :□不敵なる攻守の備え宣言 主動作1:首切り刀で攻撃…これはブリンクだな  レイス :ブリンクで自動回避ですね  ルシエ :主動作2:射すくめる視線 5点MCC レイスへ  ルシエ :d+14 行使      ->d+14 = [5,1]+14 = 20  レイス :2d+27 抵抗      ->2d+27 = [4,2]+27 = 33  ルシエ :r10+14@10 ダメージ      ->Rate10+14@10 = [5,5:5][5,5:5][3,2:2]<クリティカル>+14 = 26  ルシエ :えー。  レイス :26点もらい  レイス :「があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!! 視るな! 貴様! その程度の下賎な眼で! 俺を! 我を!」  ルシエ :☆ポーマス:DEXP ☆見えざる手は装備変更だから主動作後だめっぽいな おわり   GM  :    GM  :<2R裏/亡霊>  レイス :レイスの行動。《クリティカルキャスト》《マルチアクション》を宣言し  ルシエ :「…べらべらと、よくしゃべる。」  レイス :練技【スフィンクスノレッジ】【リカバリィ(13点)】【トロールバイタル】を使用。  レイス :死霊術【ハンドル・ウェポン】を選択し、ルシエへと行使!  レイス :魔力は39+2の41です、精神抵抗どうぞ  ルシエ :今正信念外してるし…これ属性ないっぽいし難しいな  ルシエ :d+21+1+2 精神抵抗 ところで超判定って今するんですかね      ->d+21+1+2 = [6,5]+21+1+2 = 35  レイス :超判定してもいいよ  レイス :2d+35@10で振りたしどうぞ  ルシエ :わーい  ルシエ :2d+35@10      ->2d+35@10 = [2,1]+35 = 38  ルシエ :+3魔符…(断腸の思い  レイス :ルシエの装備している首切り刀がポルターガイストの様に勝手に動き、貴女の頸を──   GM  :──動き出した瞬間、貴女は刀の柄を強く握りしめ、制動する。  ルシエ :「もうその手はくわないっての!」  レイス :「バカな──バカなバカな、バカなァ! 有りえん、有りえんぞ!! 何故貴様ごときが! 俺に逆らう! 我に抵抗するッ!」   GM  :    GM  :<3R表/ルシエ>  レイス :あ、動揺してるけどブリンクとリフレク掛け直します(  ルシエ :( 'ω')ちっ  ルシエ :まあ仕方ない  ルシエ :☆猫鹿腕足指Sノレ ☆韋駄天 ☆タゲサ ☆見えざる手:その他3を正信念に変更 ☆地礫水乱生成最大強化4枚分→占めて3点MCC20  ルシエ :まずは刃を全弾レイスに投擲  ルシエ :d+26+1+1+2+1+2**4 命中:猫指タゲサDEXP あたりますように かえってきませんように      ->d+26+1+1+2+1+2 = [4,2]+26+1+1+2+1+2 = 39      ->d+26+1+1+2+1+2 = [4,4]+26+1+1+2+1+2 = 41      ->d+26+1+1+2+1+2 = [5,6]+26+1+1+2+1+2 = 44      ->d+26+1+1+2+1+2 = [1,5]+26+1+1+2+1+2 = 39  レイス :4d6 リフレク判定 1,2が出たらそこで終了      ->4d6 = [3,5,3,4] = 15  レイス :全て素通しィ!  レイス :1発目はブリンクで回避、2発目以降は……回避は固定値25、全て命中!  ルシエ :r6+21+1+2+8+2+2@9**3 威力:腕強化強化ヴォパSS そういやこいつは回るな      ->Rate6+21+1+2+8+2+2@9 = [4,4:3]+21+1+2+8+2+2 = 39      ->Rate6+21+1+2+8+2+2@9 = [5,2:3]+21+1+2+8+2+2 = 39      ->Rate6+21+1+2+8+2+2@9 = [1,4:1]+21+1+2+8+2+2 = 37  ルシエ :回らなかったけど  レイス :14点ずつ引いて、25/25/23点もらい!  レイス :「あっぎぃぃいぎっぎぁああああッ」  ルシエ :□必殺Ⅲ宣言 ☆クリレイS→自分 使用はいつもの 首切りでレイスを攻撃  ルシエ :d+26+2+1+1+2@10 命中:猫指韋駄天DEXP      ->d+26+2+1+1+2@10 = [1,2]+26+2+1+1+2 = 35  レイス :回避は25、命中。  ルシエ :r30+21+1+2+1+2+1+2+8@8c$4 威力:腕ヴォパSS      ->Rate30+21+1+2+1+2+1+2+8@8c$4 = [1,1]<自動的失敗>  ルシエ :( 'ω')…  ルシエ :振り直しはできない…  レイス :では、こちら…   GM  :   ルシエ :どうぞ…   GM  :<3R裏/悪霊>  レイス :《クリティカルキャスト》《マルチアクション》を宣言、【スフィンクスノレッジ】【リカバリィ13点】を起動  レイス :☆ブリンク、☆シールド・リフレクションを忘れずに発動し、ここまでで消費MP23  レイス :忘れないようにMAから攻撃しよう 固定値25と言って、回避どうぞ!  ルシエ :d+27+2+1+1+2+2+1@10 回避:鹿足韋駄天      ->d+27+2+1+1+2+2+1@10 = [6,6](6ゾロ)+27+2+1+1+2+2+1 = 48  ルシエ :ザールギアスの加護じゃ いいのかそれで  レイス :握っている剣は──恐るべき死の主、デスロードの持つ『凍てつく刃』である。 が。  レイス :「動くと当たらないだろ!? 動くと当たらないだろォ!!」  ルシエ :「当たらなければどうということはないのよ。」  レイス :続いて魔法、死霊術【ヘイトリッド・ジャベリン】を選択。  レイス :行使は41と言って、精神抵抗どうぞ  ルシエ :d+21+1+2+2@10 精神抵抗      ->d+21+1+2+2@10 = [6,1]+21+1+2+2 = 33  ルシエ :今度はばっちりたりねえ  レイス :R60+39+2@10 点の呪い属性魔法ダメージ。 先の爆炎の槍は、これを基幹に炎の属性を載せたものだったようだ。      ->Rate60+39+2@10 = [5,3:13]+39+2 = 54  レイス :以上でレイスは行動終了   GM  :    GM  :<4R表/ルシエ>  ルシエ :1d+6 7点消魔の      ->1d+6 = [6]+6 = 12  ルシエ :えー UMPはない 巨血はある  ルシエ :#54-16      ->54-16 = 38  ルシエ :38点  ルシエ :#84-38      ->84-38 = 46  ルシエ :んーと ☆腕足指Sノレ ☆韋駄天 ☆タゲサ ☆地礫水乱生成最大強化4枚分 →3点MCC18個  ルシエ :☆負傷増力、危地俊敏 → 5点MCC×2+MP3点 本は出して浮かせています  ルシエ :でー… 意味があるかわからないから使うのが怖いんだよな…やめとこう ☆見えざる手→ポンジェクをヒルポ+1に変更して、まだ使わない  ルシエ :地礫水乱をレイスに全弾投擲  ルシエ :d+26+1+1+2+1+2**4 命中:猫指タゲサDEXP      ->d+26+1+1+2+1+2 = [6,6](6ゾロ)+26+1+1+2+1+2 = 45      ->d+26+1+1+2+1+2 = [5,3]+26+1+1+2+1+2 = 41      ->d+26+1+1+2+1+2 = [1,5]+26+1+1+2+1+2 = 39      ->d+26+1+1+2+1+2 = [2,5]+26+1+1+2+1+2 = 40  レイス :4d6 リフレク判定1      ->4d6 = [5,3,2,5] = 15  レイス :3発目のみ反射  レイス :残りは固定値なので命中  ルシエ :ブリンクは  レイス :おっとそうだった 1発目が自動回避  ルシエ :d+27+2+1+1+2+2+1 回避:鹿足韋駄天 回避目標39 投擲なので-1      ->d+27+2+1+1+2+2+1 = [4,3]+27+2+1+1+2+2+1 = 43  ルシエ :では二発分  ルシエ :r6+21+1+2+8+2+2+2@9**2 威力:腕強化強化ヴォパSS増力      ->Rate6+21+1+2+8+2+2+2@9 = [2,2:1]+21+1+2+8+2+2+2 = 39      ->Rate6+21+1+2+8+2+2+2@9 = [4,3:3]+21+1+2+8+2+2+2 = 41   GM  :25+27点もらいの  レイス :「はー……ッ、はーッ、嫌だ、嫌だ、嫌だ嫌だいやだ、死にたく、死にたくないッ、嫌だ──」  ルシエ :主動作 首切りでレイスを攻撃  レイス :「死んだら、死んだらどうなるッ、ここに至るまでの万年はッ、我が生きて、繋いできた全てはッ、」  ルシエ :d+26+2+1+1+2@10 命中:猫指韋駄天DEXP      ->d+26+2+1+1+2@10 = [3,1]+26+2+1+1+2 = 36   GM  :回避の固定値は、25。  ルシエ :クリレイ忘れた…まあいいか  ルシエ :r30+21+1+2+1+2+1+2+8+2@8c 威力:腕ヴォパSS増力      ->Rate30+21+1+2+1+2+1+2+8+2@8c = [5,4:9][6,6:13][1,5:10]<クリティカル>+21+1+2+1+2+1+2+8+2 = 72  レイス :「頼む、助けてくれ、頼む、助けてくれ、たの」   GM  :ざぐん、と音を立てて。  ルシエ :必殺宣言忘れてますけど回ってるんで大丈夫です  ルシエ :「―いい加減、斃れなさい。」   GM  :数千年──あるいは一万にも届こうとする、妄執の魂は、その首を落とされた。   GM  :あまりにも、呆気なく。   GM  :永年の亡霊は、遂に滅びた。   GM  :    GM  :活路となった鎌はその役目を果たしたのだろう。   GM  :風に目を眩ませた隙に、最初からなかったかのように消えていた。   GM  :    GM  :<戦闘終了>   GM  :    GM  :    GM  :    GM  :    GM  :すすり泣く、声が聞こえる。  エデン :「……なんで……エクリプス……」   GM  :少女はとめどない涙を枯らして、嗚咽している。  ルシエ :血払いして、刀を拭いて仕舞いて エデンの元へ   GM  :……その血色は、白く、髪もより黒く、なにより。   GM  :元から薄かった生気が、まるで無い。  ルシエ :「…エデン。」   GM  :原因は、色々あるのかもしれない。けれど、掻き抱く──蒼の衣はとても無害には見えない。   GM  :繋がりの基が居ない事で、ぎりぎり「成らず」に済んでいるのだろう。  ルシエ :背を向けられてるだろうが跪く。 「エデン。」  エデン :「……ッ! いや……です……」   GM  :キッと貴女を睨むと、その蒼衣に顔を埋める。  ルシエ :「…ごめんなさい。私は、貴女の親を殺してしまった。」  ルシエ :「エクリプスがこう願ったとは…エクリプスがこんな形の救済を元より願っていたとは、私も思わない。」  エデン :「…違い、ます……彼は、貴女に…咎はない、と、言って、いました」  エデン :「…だから…だから…」ぎゅっと、彼が纏っていた衣を握りしめる。真っ白な手に、力が入らずとも。  ルシエ :「…でも、形が変わってしまっても…あの人は、彼は…そして、貴女のお母さんは、貴女がここから解き放たれ、自由になることを願っていると思う。」  エデン :「…でも、母さまも、父さまと、同じだったんです。 私には、関係、ないって」  ルシエ :「そんなことないわ。」  エデン :「…わたしは……彼の娘です……だから……」  エデン :「死神になるなんてのは……本当の、娘になるだけで……」  ルシエ :後ろからでもエデンを抱き寄せるよ  ルシエ :「貴女は愛されていた。」  ルシエ :「貴女のお母さん…エリシアさんは、貴女を守りきれず、愛しきれなかったことを、ずっと、ずっと後悔していた。」  エデン :「──うそ、です、そんな、そんな、こと」  ルシエ :「嘘じゃないわ。―教えてもらったもの。彼の刃を通じて、貴女のお母さん自身から。」  エデン :「っ、うう、うぅぅぅぅう……!」涙も枯れて、歯を噛み合わせて。 ──衣から、手を、離して。  ルシエ :「エデン。我が子、楽園の遺児。―本当は、もっとずっと、こうしてあげたかった。」  エデン :「うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!」聞いて、決壊したように。 すすり泣きは、子供が泣きわめく声に、変わった。  ルシエ :「…ごめんなさい、貴女を守ってあげられなくて。ごめんなさい、こんなやり方しかできなくて。…エリシアさんは、きっとこう言った。最期まで、愛してあげられなくて、ごめんなさい、と―」  ルシエ :「…私も、また、貴女を本当に救ってあげられなかったかもしれない。もっと私に力があれば、こんな結末は迎えなかったかもしれない。でも…。」  ルシエ :「貴女を、ここから出せる。自由にしてあげられる。それくらいなら、まだ私にもできるから。」   GM  :──遺児は、泣いた。 その背を、貴女に抱かれて、泣いた。 枯れ果てたはずの涙を、もう一度、滴らせて。   GM  :泣いて、泣いて、泣いて──貴女の手を、握って、こう言った。  エデン :「……ついて来て、下さい。 彼を……弔います」  ルシエ :「…ええ!」   GM  :    GM  :渡り廊下から、中庭へ。   GM  :生の気配のない、湿った土のにおい。   GM  :柔らかな土が掘り起こされ、宵の空に、陽が沈んでいく。  エデン :「彼の、ローブを貸して下さい」  ルシエ :「はい。」手渡す もう死に落ちることはあるまい   GM  :エデンは、受け取ったローブをゆっくりと、纏めて記憶も織り込むように畳んでいく。   GM  :土を、被せるように掛けていく。   GM  :そして、蒼の衣は見えなくなった。  エデン :「…………」   GM  :少女は、静かに祈る。  ルシエ :「…。」共に手を合わせる   GM  :欠けきった、月のない夜。祈りを聞き届ける神がいたかは、分からないけれど。  エデン :「……彼は、最後に、今まですまなかった……と」  エデン :「私が言いたかった事は、感謝の言葉しかなかったのに」  ルシエ :「彼も…また後悔していた。もっと早く、この館の主を殺せたら。でも…そうすると貴女が貴女でなくなってしまう。だから…ずっとできなかった。」  ルシエ :「お母さんと同じね。ずっと、本当はもっと早く―貴女を救ってあげたかったのに。それが、できなかったから。」  エデン :「…教えてもらって、いいですか。 母さまの……母の部屋に、入る、言葉を」  ルシエ :「…貴女の名前よ、エデン。」  エデン :「…そうですか。 ……そうだったん、ですね」   GM  :    GM  :こうして。   GM  :貴女に送られた手紙から始まった一連の出来事は、幕を閉じる。   GM  :    GM  :    GM  :──4日目──   GM  :目が覚める。この館での、三度目の朝。   GM  :昨晩は、エデンは母の部屋へ向かい、貴女は現場に最低限の事後処理をして、その日を終えた。   GM  :そろそろ、行動しなければならない。事後処理もそうだが、いつ教会の催促があるのか分からない以上、出来るだけ早く対応しておく必要がある。   GM  :エデンには今日、宿に向かうと伝えた。簡単な準備は済ませてあるだろう。  ルシエ :「エデーン、いるー?そろそろ出るわよー。」 旅支度など秒で済ませた  エデン :「はい、お待ちしてました」北棟のホールに出れば、エデンが待っている。  エデン :「……ルシエさん……出る前に、お願いがあります」ホールの入口に立って──エクリプスの埋葬跡を、見据えながら。  ルシエ :「ん?何?」  エデン :「……いずれ、私を、冒険に同伴させてはくれませんか?」  エデン :「──エクリプスのローブ。あれは鎌と同じく彼そのもののハズなのに、亡くなった後でも残っていました」  エデン :「だから……もしかしたら、彼は、彼自身は気付かなかったのかもしれないけれど……」  エデン :「完全には死んでいないのかも、と」  ルシエ :「どこかにいるかもしれない。だから―探しに行きたい?」  エデン :「いいえ。 ただ──彼と同質の、死を識る者ならば、死を操る術ならば、なにか、なにか手が……助ける方法が──」  エデン :「──ええ、分かります。虫の良すぎる話だとは、半分も、私も、理解しています」  エデン :「それでも、今は、私はそれに縋らないと、最初の一歩を踏み出せません」  ルシエ :「なるほど。いいじゃない。」  ルシエ :「―少なくとも、逃げて冒険者になった私より、よほど真っ当な理由だと思うわ。」手を差し出す  エデン :「……彼を……エクリプスを助ける方法を、私は知りたい、実現させたい」  エデン :「けれど……それを成すには、この館の術だけではとても及びません。おそらく、この国ミラボアの全記憶を持ってしても」  エデン :「そう、例えればそれは、数多の神秘、まだ見ぬ知識の先にあるのでしょう」その手を、取って。強く握って。  エデン :「もちろん、死ぬ気もありません。 だからこそ……貴女と」  エデン :   エデン :「──いつの日か、必ず、きっと──」  エデン :   エデン :    GM  : ──外に出る。眩しいほどの春の陽が、暗い館で過ごした眼には、少し痛い。   GM  : それでも。貴女は、幼子の手を引いて、歩き出す。   GM  :  ルシエ :……ねえ、エデン。私ね、最初は正直、なんて怪しい依頼なんだろうと思ったのよ。  ルシエ :でも、今となっては、こう思うわ。この依頼は、エクリプスと、貴女のお母さんが、貴女を私に引き合わせてくれたんだって。だから──  ルシエ :「──ありがとう、エデン。私を貴女に、会わせてくれて。」   GM  :    GM  :    GM  :    GM  :   月は硝子で出来ている   GM  :   満ち欠け砕き、沈みゆく   GM  :        そしてまた、新しい月が   GM  :        再び、空にのぼるだろう   GM  :  新しい月がのぼる空 / 原題「硝子月」より   【182000-182900】   GM  :                                     終幕   GM  :    GM  :    GM  :お疲れさまでした!  ルシエ :お疲れ様でしたー   GM  :うーんびっくりするほど吟遊!ゆるして  ルシエ :主に最初の方はちょっと展開的に不安になったけど、ある程度理解出来たら大丈夫だったので大丈夫   GM  :リザルトはこうなるかな  *topic > 経験点:1590+1ゾロ 報酬:80000(経費) 名誉点:0+コネ0 GMB:保留  ルシエ :うぇーい   GM  :宿に戻った後にアレテスの屋敷は調査され、違法な死体取引、協会及び教会への賄賂、その他諸々が見つかった事により   GM  :無事被害者当人となったルシエへは相応の報酬と経費が支払われました   GM  :発見された魔導書、禁書の類は全てミラボア国が接収、研究対象となったとの事  ルシエ :焚書じゃなくて研究対象になるあたりがミラボア   GM  :コネは "月欠けの娘"エデン・アレテス(保護者/0)…自動取得 となります。   GM  :エデンはこの後は、止まり木亭に住み込みで冒険者をするようです。 たまには一緒に出かけてやってね(何  ルシエ :マーチスがやってる孤児院に入れる 超越者がやってる塾みたいなもんだからなあそこ   GM  :孤児院に入れるなら関係性は恩人/0になるかな  ルシエ :あー  ルシエ :保護者って肩書は捨てがたいな…やっぱ今のなしで…   GM  :家を買った時に有能な金庫番にしてもいいのよ(   GM  :ではその様に>保護者   GM  :では、成長をどうぞ。 流石に1回かな  ルシエ :#182100+1590+50*4      ->182100+1590+50*4 = 183890  ルシエ :流石に一回ですね  ルシエ :#能力成長      ->【SW2キャラクター能力上昇】 上昇する能力:筋力 / 知力  ルシエ :んー!  ルシエ :知力だな   GM  :では総合リザルト!   GM  :2022/04/30~05/04【夜卓】新しい月がのぼる空   GM  : 経験点:1590+1ゾロ 報酬:80000 名誉点:0+コネ0 GMB:保留   GM  : PC:ルシエ(知)   GM  : 敵:アンデッドジェネラル、ロトンモブ、スケルトンザンガルズ、シュメリアの死霊術師(いずれも魔物知識判定は失敗)   GM  :コネ:"月欠けの娘"エデン・アレテス(保護者/0)…自動取得   GM  :以上のようになります、よろしいですか。  ルシエ :OK~   GM  :ではこれにてセッションを終了、解散と致します  ルシエ :お疲れ様でしたー ありがとうございました!   GM  :びたみんさん、中期間のお付き合いお疲れさまでした、ありがとうございました!