<一話> PC1:ミラボアから徒歩で五日ほどの村の若者、人間の男性。 PC2:PC1と同じ村に住んでいる。正体は蛮族、それを隠している(ドレイク)     ドレイクの中では頭の角が小さく、背中の翼を見られない限り普通は蛮族と気が付かれない     性別は女性が望ましい。FT,セージ技能を有する必要がある。 PC3:同じ村に住む若者、PC1に対して強い友情or恋慕を持つ、人間、性別は問わない。     プリースト、ただしライフォスやキルヒアであってはならない。 PC4:隼の止まり木亭の冒険者、蛮族以外、性別は問わない。 PC5:隼の止まり木亭の冒険者、PC4のパートナー、蛮族以外、性別は問わない。 PC4、5は集落へ剣の欠片を届けるという仕事を請けています。 二人とも隼の止まり木亭へは登録したばかりで、今回の仕事が3回目の仕事です。 <状況説明>PC1,2,3 PC1の父親は工夫であったが、PC1が幼い頃に鉱山の事故により亡くなっている。 PC2は剣を失ったドレイクだ。剣を持っていた頃から争いを好まず、結果同属のドレイクにより剣を 折られることとなった。剣を折られた後、各地を転々としてきた。 2年前から村で鉱山技師として活躍している。そのためセージ技能は必須である。 当然頭の角を隠す手段を施している。村人はナイトメアだと勘違いしている。 PC3はPC1の幼馴染である。PC1に対して強い友情、あるいは恋慕を持つ。 PC2に対して嫉妬を持ってもいいだろう。 <導入>PC4,5 君達二人は冒険者に成り立ての若者だ。 二人は今までに仕事で組んだ事があり、お互い悪くない印象を持っている。 場合によってはパートナーであっても良いだろう。 君達二人が店にやってくると、店主のベアトリスが声をかけてくる ベアトリス「どう?そろそろ懐具合も寂しくなってきたんじゃない?」 君達二人は一週間ほど前に近くの森に出没していた蛮族討伐の仕事をしていた たしかにそろそろ新しい仕事に付く頃だろう ベアトリス「仕事内容は簡単なものよ。ミラボアから五日ほどにある集落へコレを届けるだけ」 とベアトリスがカウンターに皮で出来た袋を出してきた。 中身は剣の欠片である。 村は良質の鉄鉱石が出る鉱山で、守りの剣がある場所。定期的に守りの剣を届けているとのこと。 報酬は1200ガメル。 村への旅の途中、蛮族と遭遇する。レッドキャップ2体、ゴブリン1体との戦闘を行う。 5日の旅路のあと、彼らの前には鉱山を背にした村が姿を現す。 村は中央に石造りの祠と、その周り半円を描くように建てられた木製の家が20ほど。 祠は鉱山の近くにあり、鉱山も守りの剣の範囲にはいっているのが見て取れる。 夕日が鉱山の向こう側へと落ちていく様は、ある種独特の美しさを村にもたらしていた。 君達は夕日の美しさに心を奪われながらも、村長の家へと歩を進めた。 <状況説明>PC1,2,3 PC1は工夫見習いだ。鉱山に入って山を掘ることもあるが、もっぱら使いっぱしりのような仕事を している。今回は鉱山内部で不思議な物が見つかったため、それをPC2に見せるために 鉱山から出てきたところである。使いっぱしりは楽しい仕事ではないが、PC2に会うのは悪い気分ではない PC2はPC1が今まで見た中でも一番の美人であり、他の年頃の男達と同様、PC1もPC2に対して ほのかな憧れか恋心を持っている。 PC1がPC2の所へ向かう途中でPC3と出会う。PC3はプリーストだ。両親と共に村で唯一の神殿 に住んでいる。父親も同様にプリーストで、村の中では権威のある家族だ。 PC1が何かを持ってPC2の所へ行くという話を聞き、PC3は複雑な思いに駆られる、PC1に対して 攻撃的になるかもしれない、あるいはPC2もPC3への憧れを抱いている可能性もある。 PC3はPC1に同行するのもしないのも定められていない。 PC2の家は村の外れにある、守りの剣からかなり遠い場所だ。PC2が有能な鉱山技師である事がわかると 村人達はPC2に対して村の中心部に移り住むように促したが、PC2はそれを固辞した。 曰く「ナイトメアである自分は守りの剣の近くに行くと不快感がある」無論嘘だが、村人達にそれを 見抜くことが出来るだろうか? PC1が持ってきたアイテムは、「腐った大地の種子」と言われるアイテムである。 丸い、ごつごつして黒っぽいコブシ大のそれは、大地の精霊の怒れる感情の表れとされるアイテムで このままの状態でいけば、鉱山の崩落は免れないとのこと。 「腐った大地の種子」が出た鉱山から伸びる竜脈の先の山へと行き、大地の精霊と対話をすることが 必要であるとPC2は語る。 そこまで離したところで、腐った大地の種子が異常な振動を起こし、割れて内部からノーム(−2)x2 が現れる。彼らは反応:敵対的であり、PC達と戦闘になる。 PC3がこの場に同席していなかった場合、PC3は2Rより戦闘に参加できる。 この結果を持ち、PC1は村長の下へと行くと、そこに見知らぬ二人組みがいる事に気がつく 一見して冒険者と分かる彼らは村に剣の欠片を届けにきたという。 話を聞いた村長は、PC2に大地の精霊との対話を頼み。また、PC4,5に対してPC2の護衛を お願いする。PC1、PC3にもその旅に同行してはどうかとほのめかす。 <2話> 竜脈はPC2がFTによって感じることが出来る。 村からまっすぐに南に向かっているようだ。PC2は竜脈の先に自分の故郷があることを知る。 竜脈に従い進んでいくと、目の前に大きな森が姿を現す。森を迂回することができない なぜならば竜脈にしたがって進むことも対話の一つであるからだ。 <森の内部> 森の中は木々がとても濃い場所だ。竜脈は薄く広がり、森のどこを通っても同じように思える。  ABCDE 1○○●○○ 2○○○○○ 3○○○○○ 4○○○○○ 5○○○○○ ●:現在PC達がいるところ ○:適当にイベントを起こす、1〜2回の戦闘があるといいだろう。 罠とかもいいよね、滑ったりする坂とかでダメージを与えるのもアリだ。 竜脈は最終的にE5⇒E6に続いている。 E6にたどり着いたところでボスとの戦闘になり、ボスを倒すことで森を抜ける事が出来る。 <第三話> 森を抜けた後、竜脈は平野を行く。三日ほどの旅路のあと、 途中で街道にあたり、その先には一つの宿場町があった。 竜脈は宿場町を通っているようだ、丁度太陽がその姿を地平線の向こうへと隠し始めたところ 君達は宿場町で宿をとってもいいし、取らなくてもいい。 ただし、君達の誰かが風上にいると、風下にいるものは決まって顔をしかめるようになっている #宿場町には3件の宿がある。金獅子亭、跳ねる小鹿亭、青の洞窟亭である。 金獅子、小鹿の二つは人が一杯で、青の洞窟亭しか泊まる事が出来ない。 また部屋は2人部屋と3人部屋の二つしか空いていない。 青の洞窟亭は1階が食堂兼酒場、二階三階が宿となっている。 一階には数多くの客が酒を飲んでいる。あまり礼儀正しいとは言えない客層が集まっているようだ。 この時点で疑いを持ち、他の宿の酒場に情報収集に向かうと、洞窟亭に悪い噂があることが聞ける。 曰く、泊まった客の身包みをはいだり、女性はいかがわしい店に売ってしまったりする、と。 宿の部屋で寝ていると、それぞれの部屋の天井から催眠ガスが吹き出る。 危険予知判定を行い、成功するとガスが吹き出る直前に目を覚ますことが出来る。 ガスが吹き出るまでには10秒ほどの余裕しかない。 ガスは生命抵抗判定を行う。失敗すると深く眠ってしまう。 全員が眠ってしまった場合、武器を奪われ、女性PCと男性PCは引き離される。 女性PCはいかがわしい店に売り飛ばされ、男性PCは奴隷として売り飛ばされる。 そのため、危険予知判定、生命抵抗判定共に成功率8割を超えるような値にしておく。 ガスが噴出した後、部屋にゴロツキがなだれ込んで来る。 ガスが噴出す前に部屋から脱出しようとした場合、廊下にはゴロツキがいる。 彼らは口の部分を布で覆っている。 ゴロツキとの戦闘になる。 窓から逃げた場合、落下判定15mを行う。 ゴロツキに勝利した後、また戦闘を行わずやり過ごした後 また旅を続けることになるが、野営の際に山賊から襲撃を受けることになる。 山賊の狙いはPC2で、彼女をいかがわしい店に売ることで大金をせしめようというのだ。 山賊の数は多く、勝ち目は薄いと思われたところに山賊たちから悲鳴があがる 一体のダークトロールが山賊達に襲い掛かっている 多勢でもって襲撃するさまを見て、情けないと感じ、さらに襲撃を受けている人物が知人であったため 助力をかってでたという、もちろん、知人とはPC2である。 この時点で、PC2がドレイクであるとばれる。(もちろん、それまででばれてしまってても構わないが) <第四話> PC2がドレイクであるとばれてしまう。ただ、PC4,5は隼の止まり木亭で蛮族にも慣れている PC1,PC3がどのようにロールするかをしばらく放置しよう。 とりあえず竜脈は変わらず南を指している。PC3の故郷にどんどん近づく。 山道に続く竜脈、苦労して昇っていく間落石とかあるといい 洞窟とかもあっていい、洞窟の中には蛇とかの危険な生き物がいるだろう そして頂上付近にたどり着くと、大きな影が君達を覆う 優雅に降りてきたそれは、PC2の剣を砕いたドレイクだった ドレイクはPC2を浚おうとする、君達はそれを止めるために煮えセリフを言うと良いよ。 <第五話> ドレイクとの戦闘、そしてやっと竜脈の先へとたどり着きタイタンとの対話がまっている ミーミルとの対話を終わらせ、鉱山に平和が戻る。 PC4,5はPC2に対し、隼の止まり木亭へ着たらどうかと持ちかける。 そこには蛮族の冒険者もいる、と。 それを聞いて、PC2はどうするかは自由です。PC1、2もどうするか自分で決めてください 全員が隼の止まり木亭の冒険者になるといいなぁ、いいったらいいなぁ。