蛮族に襲われた村を救え! #このシナリオは経験点3,000~5,500(Lv:2~4)程度のPC4人でのセッションを想定されています。 #人数が上下については、敵の数を1~2程度増減することで対応すると良いでしょう。 #このシナリオは蛮族に襲われている村からの依頼で、その蛮族を討伐するという物になっています。 #まず冒険者の店、隼の止まり木亭からお話はスタートし、その場で店主であるべアトリスから #依頼内容の説明と、報酬の説明がされます。。 #その後は村へと移動し、調度村を襲っている蛮族との戦闘になります。 #蛮族との戦闘後、村人(村長)から、他の種類の蛮族もいた、という情報を与えます。 #蛮族の足跡を辿ったり、前述の戦闘で捕らえた蛮族から話を聞き蛮族の巣へと向かいます。 #その後、蛮族の巣で簡単なダンジョンアタックを行い、蛮族のボスとの戦闘を行います。 #戦闘に勝利後、村長からお礼の言葉を述べ、セッションは終了となります。 #次の分はセッションのスタートの枕詞に使ってみても良いでしょうし、 #アナタが独自に文章を作っても構いません。 #このセッションが始めてのセッションとなるPCに対しては、スタート前に #最初の5分だけ、発言を控えていただくようにお願いし、 #GMの合図でもって店に入ってくるようにお願いするなどすると、セッションがスムーズに #進むことになるでしょう。 時刻は昼過ぎ、大体1時くらいでしょうか 昨日まで続いていた雨も今日はカラリと晴れ渡っています 残念ながら皆さんは仕事にありつく事が出来なかったようで、 なんとはなしに同じテーブルにつき、注文の品が運ばれているのを待っています。。 ベアトリス「はい、ポトフおまたせ」と、皆さんの前に店主のベアトリスが皆さんにポトフを差し出します。 #NPC:ベアトリス、隼の止まり木亭の店主 #    エルフ、女性、年齢は100歳程度、一人称は「私」 #     「そうねぇ」「~じゃないかしら」など、少しおばちゃんくさいしゃべり方 #     店には他のNPCも存在しますが、最初はベアトリスだけで良いでしょう。 #この後、各PCに2~3ずつ発言を促します。 #時間にして5分ほど経ったところで、店の扉が開いて新たな冒険者を迎え入れましょう。 そんな事を話していると、店の扉が開いて人が入ってきました。 その姿は冒険者のそれですが、見たことがない人・・・新たな仲間のようです。 #この後10分ほど、各PCの交友を深めるように促します。 ベアトリス「4人か、なら大丈夫かしら。ねぇ、あななたち仕事する気はあるかしら?」 ベアトリス「依頼元はここから徒歩で1日ほどの村、ジンクの村長から」 ベアトリス「村の近くに蛮族の集団が住み着いて、畑などを襲ってるらしいわ」 ベアトリス「幸い死者は出てないけれど怪我人は出てるみたいね」 ベアトリス「依頼はその蛮族達を討伐すること、報酬は全員で3000ガメルね」 #もしジンク村について詳しい事を知りたがった場合、見識判定を行うように促します。 #見識判定10~で以下のことが分かります。 # ジンク村:ミラボアから徒歩で1日半のところにある村。 # 守りの剣が1つあり、名産は芋。人口は80名弱。 #見識判定12~で以下のことがさらに分かります。 # 村長の名前は、ムァサ=ヨッシーニ 人間(男性)63歳、禿げ上がった小太り。 # 村の芋はこの時期旬を向かえ、かなりの美味。 #仕事を請けるとした場合でPCたちが望んだ場合、前払い金として1000ガメルを渡します。 #そのお金の範囲内で保存食などの消耗品を買うように促します。 #準備が終わったら、ベアトリスに見送りさせ、村へと移動します。 ベアトリス「それじゃ気をつけてね、いってらっしゃい」 #村までは特に問題なく進むようにしましょう。 1日半の旅の後、皆さんはジンク村へたどり着きました。 10数個の家の周りに、広大な畑を持つ平凡な村です。 ちょうど収穫の時期を迎えているのでしょう、農民が畑でクワを振るっている姿が見えます。 #村人に話しを聞く事で村長の家を教えてもらえます。 #村長の家は、村の中心部分にある神殿の横にある建物です。 #村の神殿はフェトルが祭られています。 #村長の家に行くと、村長から現在の状況を聞く事が出来ます。。 村長「おお、よく来てくれた!今まさに芋の最盛期でしてな、収穫ができんと村は干上がってしまうのじゃ」 村長「目撃されておる蛮族は3種類ということですじゃ」 #目撃されている蛮族は、グレムリン、ゴブリン、ボガードです。 #村長はセージを持ちませんので、特徴だけを説明しましょう。 #特徴から魔物知識判定が出来るか聞かれた場合、許可しましょう。ですが実際に見ないと弱点は見抜けません。 そんな話をしていると、家の外から悲鳴が聞こえます。 何かあったようです。 #ここで村に蛮族が襲い掛かってきます。。 #悲鳴の方へ良くと、村人達が逃げてきているのが分かります。 村人が逃げてくる先へと行くと、3つの影が畑で動いているのが見えます。 #畑にいるのは、ゴブリンx2、グレムリンx1です。 #そのまま戦闘へと以降しましょう。 # PT 10m ゴブリンx2 5m グレムリンx1 #こんな状況から戦闘をスタートします。 グレムリン「降参だ!助けてくれ!」とグレムリンが両手を上げます。 グレムリン「俺達は無理やりこんなことをさせれれていたんだ、助けてくれ」 #戦闘中、ゴブリン2体が死んだ時点でグレムリンは降参させ、命乞いをさせましょう。 #グレムリンは冒険者を罠にかけようとします。 #蛮族の巣へと連れて行き、罠のある方へPCを誘導するようにします。 #PCたちが尋問すれば、グレムリンは巣へと案内します。徒歩で2時間程度の道のりとします。 グレムリン「ボスはボガードだ、あいつらは力ずくで俺たちに命令するんだ」 グレムリン「俺達からも頼む、あいつを倒してくれ」 #グレムリンの命乞いを無視したり、普通に倒した場合、足跡を追うことで巣へと行くことができます。 #足跡探索判定、もしくは探索判定を行うように促します。 #目標値は公表せずに、1ゾロ以外では足跡を辿れるように処理すると良いでしょう。 #蛮族の巣へとたどり着いたら、巣の状況を説明します。 皆さんの前に洞窟の入り口が姿を現します。 岩肌にぽっかりと開いたそれは、中は真っ暗です。 大きさは横幅3m、高さ2m程度。獣臭が中から漂ってきています。 #探索を行った場合、いくつ物足跡が出入りしているのが分かります。 #洞窟の前に見張りなどはいません。 #洞窟の内部は以下のような構造になっています。 ■■■■■■■ ■□□□■■■ ■□B□■■■ ■□□□■■■ ■■□■■■■ ■■A△△△■ ■■□■■△■ ■□□□■△■ ■□■□■△■ ■□□□■△■ ■■□■■△■ ■□□□■△■ ■□■□■△■ ■□■A△△■ ■□□□■■■ ■■□■■■■ #■:壁です。移動できません。 #B:ボスがいます。 #□:通路です、移動できます。 #△:隠し通路です。Aの場所で探索を行い、目標値15を出さないと発見できません。   ただし、グレムリンから隠し通路の情報を聞くことで達成値に+5のボーナスが得られます。 #通路には基本的に全て罠があります。特定の場所を踏むと矢が飛んでくる、落とし穴が発動するという罠です。 #グレムリンはPCたちをこの罠にはめようと行動します。 #彼らは空を飛んでいるため、これらの罠にはかかりません。 #罠は通路で探索を行い、目標値11で発見できます。 #特定の場所を踏むことで発動する罠なので、解除する必要もありません。 #罠(アロー):冒険者の前から2人に対して矢が飛んできます。 #       目標値12の回避判定を行い、失敗したキャラクターは「2d+4」の物理ダメージを受けます。 #グレムリンはこの罠の存在を知っているため、矢の対象にはなりません。 #罠(落とし穴):全員に危険予知判定を行うようにいいます。 #       目標値12の危険予知判定を行い、全員が失敗した場合落とし穴が発動します。 #       全員に「2d」の物理ダメージを与えます。 #グレムリンは命の危険にさらされて尋問されると、罠の存在を自白します。 #さらに強く尋問すれば隠し通路通路についても話してしまいます。 #ボスの部屋にたどり着いたら、ボガードx1、ゴブリンx1、グレムリンx1がいます。 #ボガードには剣の欠片を3つ入れます。 #通常の戦闘処理を行います。 #ボスのいる部屋には、村の畑から奪ってきたであろう芋が転がっています。 #ボスとの戦闘に勝利すればセッションは成功です。 #村へ戻り、村長の家で村の名産の芋料理で冒険者を労い、報酬の残りを渡しましょう。 #セッション終了後、リザルトとなります。