『ランダムイベントチャート(Random Event Chart/R.E.C)』によるセッションの追加ルール 作:どんこ ランダムイベントチャート(以下REC)を使用するセッションでは、以下のようなルールが適用されます。 【1.マップ&タイル、そしてフロア】  RECを使用するマップでは、基本的に「大きさ:5×5マス」のベースマップに、「タイル」を任意の枚数置いて作成されています。  隣接したタイルはイベントの消化後に移動できますが、イベントによっては、特定の方向への移動が不可能だったり、判定が必要な場合があります。  タイル間の距離は特に決まってはいません、GMは不自然で無い程度に設定しましょう。  また、「マップ」を任意の箇所で隣接させ、隣り合わせたものを「フロア」と呼称します。 【2.単位時間(Segment/Seg)】  タイルを移動した時、特定のイベントに遭遇した時などに、「1単位時間(以下Seg)」が経過します。  単位時間の経過時間は特には決まっていませんが、"それだけの時間が経過した"と言うルールになります。 (目安として、1Segの経過で、効果時間:1時間未満の補助魔法が切れるものとします、実際に経過した時間とは異なります)  この単位時間が影響するものは、『セグメントよる追加報酬』だったり、『ボス戦の難易度』だったり、GMは好きな様に設定しましょう。  また、『指定Segが経過した場合、イベントが発生する』などを設定してみても面白いかもしれません。  追加報酬の場合は、GMはにセグメントを指定し、それより少なくクリアされた場合にバランスが崩壊しない程度の追加報酬を考えましょう。 [2.5 セグメント間の回復]  1Segが経過する際に、回復行動を取る事ができます。ただし、それらは各キャラクターで「1主動作ずつ」までに制限されます。  この時に主動作として、各種薬草(救命草・魔香草)の使用も可能ですが、睡眠をする事は出来ません。  その代わり、1Segの経過ごとに、自動的にHPが【生命力ボーナスの2倍】点ずつ回復していきます。 [2.8 オリジナルアイテム]  セグメント間の回復による、MP回復が廃止されました。その代わりとして、以下のオリジナルアイテムを開始時にPCへと配布して下さい。 『魔晶石のサンドグラス』 基本取引価格:0(取引不能) 使用制限:ランダムイベントチャート以外ではフレーバーアイテムとして扱う事  地名度:10 形状:紫苑色の砂が入った砂時計 アイテム区分:道具  概要:自動的にマナが充填する砂時計 製作時期:現在 「効果」  魔晶石を砕き、特殊な魔法によって砂時計型の容器に閉じ込めたものです。  この砂は最初から砂が下のほうに溜まっており、通常の行為では動く事はありません。  砂は使用者の精神力と連動しており、最大で【精神力ボーナスの2倍】点までのMPを所持しています。  使えば使うほどに砂は上に上がって行き、下部の砂がなくなると、このアイテムは一時的に魔晶石としての力を失います。  ですが、【1Seg】が経過するたびに、砂時計の砂はすべて下に落ち、元の状態に戻ります。 「1行で」  【精神力ボーナスの2倍】点の最大MPを持つ、壊れない魔晶石です。【1Seg】の経過ごとに魔晶石のMPは最大まで回復します。 【3.ランダムイベント:D66】  PCが未踏破のタイルに踏み込んだ場合、代表者(ローテーション制が望ましいと思われます)に「d66」を振ってもらいます。  この時、ダイスマクロによって出た出目を当てはめ、6×6の36種類からランダムで選ばれたイベントが発生します。 (例:d66 = [5,5] = 55 の時は『55』、d66 = [4,2] = 42 の時は『42』のイベントが発生します)  イベントが既に発生したタイルは、それ以上のランダムイベントは発生しません。が、クリアせずに移動した場合、その場所は固定イベントになります。 【4.ユニークエネミー】  R.E.Cのみに出現する強力なエネミーです。ネームドでこそありませんが、『探索者のレベルによって強さが変動する』と言う特徴を持っています。  戦闘を回避する事も可能にしてありますが、これを倒す事によって、追加報酬や、称号などが与えられる事があります。  作者の作った分のエネミーデータや設定は、出現シチュエーションごとのファイルにまとめてあります。ご自由にお使い下さい。 『5.諸注意』  ※タイル間の移動は基本的に隣接したもののみになります。テレポート等の遠距離移動魔法は、『踏破済みのタイル』にしか移動できません。  ※いかなる手段を利用してタイル間を移動しても、1回の移動は『1Seg』の時間経過が発生します。  ※同じイベントが連続して起こる場合もあります。バッドイベントばかりでも泣かないように。  なお、すべてのイベントチャートはテキストに落としこんでシチュエーションフォルダごとに入れてあります。が、  製作者は『Open Office http://www.forest.impress.co.jp/library/software/openoffice/』(紹介:窓の杜様)の表計算ソフトを利用して作っています。  この説明書の入っていたフォルダに同梱しているODSファイルをそれで見てみると、改造や利用が実際やりやすいのではないかと勝手ながらにステマしておきます。 ----更新履歴--- 2013/02/05 とりあえず完成    02/07 Seg間自動回復を追加    02/19 Ver1.01に地味なアップデート。シチュエーション【カタコンベ】を追加。ネームドはだいたいあのグラスランナーのお人のせい。俺は悪く(ry   ついでにユニークエネミー能力表を整理。経験点の壁を追加しました。    03/09 MP自動回復を撤廃、代わりにオリジナルアイテム[魔晶石のサンドグラス]によるものにしました。    03/18 スリーフェイスツリーの高速詠唱習得レベルを調整。