知能:動物並み　知覚:五感（暗視）　反応:敵対的
言語:なし　 生息地:海洋
知名度／弱点値:17／23　弱点:物理ダメージ＋２点
先制値:20　移動速度:9/45（水中）
生命抵抗力:19(26)　精神抵抗力:17(24)

部位数:2（頭部／胴体）　コア部位:頭部

○水・氷無効

○水中適正
　水中の行動によるペナルティ修正を受けません。

☆練技
　【ビートルスキン】【マッスルベアー】を習得しています。

○繊細な戦利品
　この魔物を水中で討伐すれば、「海魔の氷肝」の戦利品を得られます。
　ただし、いずれかの部位でも地上で撃破した場合は得られません。

〆ブリザードブレス／１７（２４）／生命抵抗力／半減
　凍りつかんばかりの深海水温のブレスを吐き、「射程：２０ｍ」「形状：貫通」の対象に【２ｄ＋２２】点の水・氷属性の魔法ダメージを与えます。
　この時、抵抗力判定の達成値が「２０」以下で失敗した対象は低体温症となり、１時間の間、器用度・敏捷度が－６されます。この効果は－１２まで累積します。
　この能力は連続した手番には使用できません。

〆大渦潮／１８（２５）／生命抵抗力／半減
　周囲の大気に自身のマナを通わせ、擬似的な渦潮を再現させます。自らの属する乱戦エリア内のすべての対象に【２ｄ＋２７】点の水・氷属性の魔法ダメージを与え、同時に窒息させます。窒息している間は発声ができず、あらゆる行動判定に－４のペナルティを受けた上で、手番の開始時に【１ｄ６】点の魔法ダメージを受けます。
　窒息した対象は、自身の生命力ボーナスと等しいラウンドの間、生命抵抗力判定を行い続けます。１回成功すれば回復されますが、すべて失敗した場合、対象は即座に気絶します。更に３０秒が経過した場合、対象は生死判定を省略して死亡します。
　ダメージ以外の効果は、対象が［剣の加護／優しき水］や「○水中適正」、練技【スケイルレギンス】、装飾品「うろこの仮面」などの水中で呼吸できる効果を受けている場合、その効果を発揮しません。
　水中でこの能力を使用した場合、効果の対象は「半径３０ｍの水中／すべて」となり、達成値が＋２、ダメージが＋４点されます。
　この能力を使用すると、［部位：頭部］のＭＰを３０点消費します。

☆フェンリルバイト
　練技【フェンリルバイト】を習得しています。

○攻撃障害＝不可・＋４　大きさが攻撃を妨げます。
　［部位：頭部］は近接攻撃の対象にならず、また、射撃攻撃に対する回避力判定に＋４のボーナス修正を得ます。
　［部位：胴体］のＨＰが０以下になった場合、この能力は失われます。

〆暴れまくり／必中
　激しくのたうち、乱戦エリア内のすべてのキャラクターに【２ｄ×５】点の物理ダメージを与えます。この能力は地上でしか使えません。
　また、この能力を使用すると［部位：胴体］のＨＰが２０点減少します。

　大量の水葬が行われた際に現れるとされる、大きな２本の牙と体長２ｍ程のエイの様な身体を持つ魔獣です。
　巨大な牙に目が向かれがちですが、その口には鋭い歯がびっしりとついており、『フェンリルバイト』のように素早く補助攻撃を行います。地上であると油断していると、気づけば装甲ごと噛み砕かれ『ブリザードブレス』の餌食となってしまうでしょう。
　巨体でありながら、その動きは俊敏です。海上を跳ねるように移動し、船上に飛び乗ったがすぐに『暴れまくり』、船ごとボロボロにした挙句に『大渦潮』を発生させ、強引に大量の水死体を創りだす、と言う残酷な風説が船乗り達の間で語り継がれており、海を司る悪魔の名前を冠するに至っています。
　ヴェパールは地上で命を落とすと、いかなる理論かその体はすぐに腐り始め、尾鰭と牙を切り落とす頃には水となって還ってしまいます。元来水中に親しいマナを持っている為と論じられていますが、真偽は不明です。
　ただし水中で活け〆が出来た場合は、一攫千金のチャンスとも言われています。なぜならば、ヴェパールの肝臓は「海魔の氷肝」と呼ばれる、いわゆる霊薬の材料のひとつに数えられているものだからです。