セッション参加特典

『隼の止まり木亭』では、セッションに参加してくれる人へ、特典を用意しています。
得られる特典は3種類に分かれていて、それぞれ使い道に差があります。
遊べば遊ぶほど、自分のPCに様々な恩恵を与えられる制度です。

○:使用可 △:一部使用可 ×:使用不可 -:未採用
※本稿における端数計算は、原則として切り上げで処理すること
  1. 特典について
    1. プレイヤーポイント(PLP)
    2. ゲームマスターボーナス(GMB)
    3. サポーターボーナス(SPB)
  2. PCを育成する
    1. PCの成長
    2. PCの促成
    3. 名誉点の獲得
    4. 鍛冶師のコネクション
    5. 流派・学派への入門
    6. サモン・ドラゴンの契約
    7. 追加枠の解放
  3. PCを調整する
    1. 戦闘特技のリビルド
    2. 戦闘特技以外のリビルド
    3. 信仰の改宗
    4. 冒険者技能の払い戻し
    5. 蘇生時の保険
    6. PCの引退
    7. PCの復帰
  4. PCを演出する
    1. 住宅の獲得
    2. 独自の二つ名
    3. 爵位等の獲得
    4. 著名人のコネクション
    5. 一般技能の制限突破
    6. 独自の一般技能
  5. 恩恵を取り消す
    1. PCの抹消

特典について

得られる特典の種類は、どのような形でセッションに参加したかによって変わります。
プレイヤー(PL)ゲームマスター(GM)、そしてサポーター(SP)として。
セッション終了まで参加すると、終了時の処理=リザルトにおいて、特典を獲得します。
特典の獲得はセッションごとに、基本的にGMによる判断のもとで行われます。GMはリザルトで特典の獲得状況を整理し、参加者全員に確認を取るようお願いします。

特典はリザルトで獲得直後から使用できますが、ひとまず保留し貯める場合が大半です。
獲得した特典の合計数や未使用の所持数は、PL/GMシート等に記載して管理します。どのセッションで獲得したか、どういう目的で使用したか、記録を残してください。
記録が曖昧だと、特典の使用が認められない場合があります。更新はこまめに。
特典を自己都合で破棄はできません。獲得したあと、不要ならば使わず保管しましょう。

1-1. プレイヤーポイント(PLP)

PLが自身の所有するPCを用いてセッションに参加したときの特典がPLPです。
PLPの獲得数はセッション1回ごとに固定で1点になります。
PLPの使い道と消費数は次の通りです。(+の項目は別途GMBが必要)
2-2. PCの促成PLP5~25+GMB
2-7. 追加枠の解放PLP10
3-6. PCの引退PLP5
3-7. PCの復帰PLP15
4-2. 独自の二つ名PLP5
4-6. 独自の一般技能PLP5

1-2. ゲームマスターボーナス(GMB)

GMが自身で開催したセッションに参加したときの特典がGMBです。
自作ではない公開シナリオを利用した場合でも、GMBの獲得や使用に影響はありません。
GMBの獲得数はセッション1回ごとに固定で1個になります。
GMBの使い道と消費数は次の通りです。(+の項目は別途上乗せで恩恵拡大)
2-1. PCの成長GMB1
2-2. PCの促成GMB3~10
2-3. 名誉点の獲得GMB1
2-4. 鍛冶師のコネクションGMB2
2-5. 流派・学派への入門GMB1~3+1
2-6. サモン・ドラゴンの契約GMB1~5
2-7. 追加枠の解放GMB2
3-1. 戦闘特技のリビルドGMB1~5
3-2. 戦闘特技以外のリビルドGMB1
3-3. 信仰の改宗GMB6
3-4. 冒険者技能の払い戻しGMB1
3-5. 蘇生時の保険GMB1
3-7. PCの復帰GMB3+1
4-1. 住宅の獲得GMB3
4-2. 独自の二つ名GMB1
4-3. 爵位等の獲得GMB3~100
4-4. 著名人のコネクションGMB3
4-5. 一般技能の上限突破GMB3

1-3. サポーターボーナス(SPB)

SPがGMの要請を受けてセッションに参加したときの特典がSPBです。
SPは主に、PCの冒険に同行するNPCひとりを運用し、そのデータ管理やRPを担当します。あるいはサブマスターとして、場の進行や敵の管理を代行するのもSP参加の範疇です。

ただし、たとえばPLがNPC操作を引き受けても、あくまでPLでありSPBは得られません。
また、同行NPCを操作してSP参加する際に、以下の場合はPL相当として扱われます。得られる特典もSPBではなくPLPとなりますので、注意してください。
  • セッション参加者のうちSPがPLの2倍を超えている
  • セッションが限定枠で開催されている
SPBの獲得数はセッション1回ごとに1~2個で、貢献の度合に応じて変化します。
おおよそ以下の分類で、予備枠は固定で1個、移動枠と確定枠は固定で2個になります。補佐枠はセッションの一部だけ参加なら1個、全体を通して参加なら2個が目安です。
もし複数の分類に該当しても、セッション1回での獲得数は最大2個としてください。
「予備枠」(SPB1)… PLの人数不足により締切時に補欠採用されたNPCを運用する場合
「移動枠」(SPB2)… PCの役割不足により応募済のPLがSPに転じてNPCを運用する場合
「確定枠」(SPB2)… 特別な背景を設けて立卓時に事前募集されたNPCを運用する場合
「補佐枠」(SPB1~2)… 同行NPCの操作以外で卓運営に協力するサブマスターである場合

SPBの使い道と消費数は次の通りです。(+の項目は別途GMBが必要)
2-1. PCの成長SPB2
2-2. PCの促成SPB1~5+GMB
4-2. 独自の二つ名SPB1
4-6. 独自の一般技能SPB1

PCを育成する

特典消費による恩恵のうち、PCの可能性を広げるもの、PCの作成を認めるものです。
これらの恩恵は、リザルトで報酬として直接配布することを禁じます。

2-1. PCの成長

○GMB1○SPB2×PLP

自身の所有するPCひとりを任意に選び、経験点・報酬・名誉点を与えます。与えられる点数や金額は、対象PCのレベルに応じて以下の式により算出します。
PCひとりに対して与えられる回数に制限はありません。
特典の消費数は、PCの成長を1回行うごとに、GMB1個またはSPB2個です。

経験点: 1000+(Lv+3)×50 報酬: Lv×1000ガメル 名誉点: Lv×Lv+30

総経験点が増加することで、能力値の成長も1000点ごとに1回、ハウスルールの通りに行います。
〈勇者の証〉は装備していても無効ですが、代わりに類似の効果を誰でも使用可能です。
心技体の区別なく、能力値の出目が望まないものなら、追加でサイコロ1個を振れます。追加で振ったサイコロの出目には、必ず従わねばなりません。

特典でPCの成長を行うときは、IRCで第三者から確認を受ける必要があります。公式チャンネルや特典獲得直後のリザルトなど、きちんとログが残る場で行いましょう。
PCの成長を行うと、その時点でPCのデータが確定し、成長前には巻き戻せません。直前に行った技能レベルの上昇や買物なども変更できませんので、注意してください。

2-2. PCの促成

○GMB3~10△SPB1~5△PLP5~25

自身の所有するPCひとりを任意に選び、総経験点を特定の段階まで一気に上昇させます。対象PCに、総経験点の上昇に伴う経験点と、促成段階に応じた報酬・名誉点を与えます。
能力値の成長、第三者の確認、データの確定などは、【2-1. PCの成長】に準じます。

PCの促成は基本的にGMBが必要で、促成段階ごとに消費数が異なります。ただし、消費数の2分の1()を上限として、GMB1個をSPB1個またはPLP5点で代用可能です。
また、総経験点が促成段階の半ばに至ってから促成を行う際に、消費数が軽減されます。促成後の総経験点は規定通りで、報酬・名誉点・消費数がそれぞれ2分の1()となります。

促成を連続で行うときは、総経験点の低い段階から一段階ずつ順番に処理してください。その場合、最終的な総経験点に対し、報酬・名誉点・消費数は各段階の累積となります。
《促成段階:通常時》
段階総経験点の変化報酬名誉点消費数最低数
新人3000~ ⇒ 1200012000100GMB3GMB1+PLP10
中堅12000~ ⇒ 2000030000250GMB3GMB1+PLP10
熟練20000~ ⇒ 3500072000650GMB6GMB3+PLP15
精鋭35000~ ⇒ 550001450001350GMB10GMB5+PLP25
《促成段階:軽減時》
段階総経験点の変化報酬名誉点消費数最低数
新人7500~ ⇒ 12000600050GMB2GMB1+PLP5
中堅16000~ ⇒ 2000015000125GMB2GMB1+PLP5
熟練27500~ ⇒ 3500036000325GMB3GMB1+PLP10
精鋭45000~ ⇒ 5500072500675GMB5GMB2+PLP15

2-3. 名誉点の獲得

○GMB1×SPB×PLP

自身の所有するPCひとりを任意に選び、名誉点を大幅に与えます。与えられる点数は、対象PCのレベルに応じて「Lv×50」の式により算出します。
PCひとりに対して与えられる回数に制限はありません。
特典の消費数は、名誉点の獲得を1回行うごとに、GMB1個です。

特典で名誉点の獲得を行うときは、IRCで第三者から確認を受ける必要があります。公式チャンネルや特典獲得直後のリザルトなど、きちんとログが残る場で行いましょう。
名誉点の獲得を行うと、その時点でPCのデータが確定し、獲得前には巻き戻せません。直前に行った技能レベルの上昇や買物なども変更できませんので、注意してください。

2-4. 鍛冶師のコネクション

○GMB2×SPB×PLP

自身の所有するPCひとりを任意に選び、以下のコネクションを獲得する権利を与えます。実際にコネクションを獲得するには、段階に応じた名誉点を消費する必要があります。
それによって〈イグニダイト加工の武器〉〈イグニダイト加工〉が使用可能となります。

異なる鍛冶師であれば、PCひとりに対して与えられる回数に制限はありません。
特典の消費数は、コネクションの相手ごとに、GMB2個です。
コネクションの段階を上げる場合、通常通りの処理となります。GMBの消費は不要です。
「ダークドワーフの鍛冶師」
顔見知り:100点 友人:200点 貴重な友人:300点

蛮族と共存するエーテル自治区では、ダークドワーフも市民権を認められています。また、アルフレイム大陸では、人族社会に生きるダークドワーフが各地に点在しています。
たとえ人族がダークドワーフと縁を得ようとも、社会的な不都合は発生しません。
鍛冶師の名前や背景などは、個人の裁量で任意に設定して構いません。

2-5. 流派・学派への入門

○GMB1~3+1×SPB×PLP

自身の所有するPCひとりを任意に選び、旅行不要で流派・学派ひとつへ入門させます。
入門条件の名誉点は消費されたものとみなし、そのぶん合計名誉点に加算されます。名誉点以外の入門条件は、事前に満たしておかねばなりません。
入門のあと、秘伝・秘術の習得や流派・学派装備の購入は、通常通りの処理となります。
流派・学派の利用に関しては、ハウスルールの記述にも従ってください。

異なる流派・学派であれば、PCひとりに対して入門させられる回数に制限はありません。
GMBの消費数は、入門に本来要する旅費に応じて「旅費÷5000」の式により算出します。入門に手数料が設定されていても、旅費に加算してGMBを消費することで入門可能です。
旅費が不要な流派・学派など、この式で算出できなければ、消費数は最低1個とします。ただしその場合、他の手段で得た名誉点で通常通りに入門するほうが効率的でしょう。

入門にGMB1個を上乗せすると、旅費を免除し流派・学派装備を購入する権利を与えます。
免除の対象は金銭のみで、他に旅行の条件があるなら、同時に満たさねばなりません。また、実際に装備を購入するには、規定の金銭や名誉点を消費する必要があります。
この権利は、セッションに参加、または他の恩恵でPCのデータが確定すると失われます。
入門における消費等の具体的な考え方は、後述の例1~2を参照してください。

入門で消費するGMBは、旅費や手数料などの金銭を直接的に賄っているとは限りません。即ち、旅費や手数料の一部にGMBを、残りに金銭を消費する、ということはできません。
現地へ赴かずして伝手を辿り、見つけた近場の継承者を師と仰ぐような例もありえます。旅行による入門に代わる総合的な手段を、GMBで実現しているものと捉えてください。
例1) ダグニア地方で流派【ヴェルクンスト砦建築一党】へ入門
  • 「旅費3000÷5000」でGMB1個を消費。50名誉点を合計に加算
  • 入門時の装備購入はGMB1個を上乗せし旅行条件の200名誉点を消費すると可能
  • 入門後の装備購入は旅費3000Gと旅行条件の200名誉点を消費すると可能
  • 入門後の秘伝習得は旅行不要で必要名誉点を消費すると可能
例2) フェイダン地方経由でディルフラムの流派【バルフォール式忍術道場】へ入門
  • 「(旅費10000+手数料5000)÷5000」でGMB3個を消費。50(30)名誉点を合計に加算
  • 入門時の装備購入はGMB1個を上乗せすると可能
  • 入門後の装備購入は旅費10000Gを消費すると可能
  • 入門後の秘伝習得は旅行不要で必要名誉点を消費すると可能

2-6. サモン・ドラゴンの契約

○GMB1~5×SPB×PLP

自身の所有するシムルグ神官PCひとりを選び、高位の竜1体と契約する権利を与えます。実際に竜と契約するには、契約相手に応じた旅費や名誉点を消費する必要があります。
それによって契約相手を特殊神聖魔法【サモン・ドラゴン】で使用可能となります。
【サモン・ドラゴン】の利用に関しては、ハウスルールの記述にも従ってください。

異なる相手であれば、PCひとりに対して与えられる回数に制限はありません。
GMBの消費数は、契約相手のレベルに応じて「Lv-10」の式により算出します。
契約相手となる高位の竜は11レベル以上が該当し、それ未満ならばGMBは不要です。
種族名主な所在地レベル名誉点消費数
レッサードラゴン各地に点在131300GMB3
ジャバウォック各地に点在154500GMB5
サブテレイニアンドラゴンザルツ地方141400GMB4
ピグロウドラゴネットユーレリア地方111100GMB1
ウォードラゴンユーレリア地方144200GMB4

2-7. 追加枠の解放

○GMB2×SPB○PLP10

既に解放済の作成枠とは別に、新たなPCを作成可能な追加枠ひとつを解放します。
追加枠で作成されたPCが引退すると、その枠は消滅します。注意してください。
PLひとりに対して解放できる回数に制限はありません。
特典の消費数は、追加枠の解放を1回行うごとに、GMB2個またはPLP10点です。

追加枠の解放を行うときは、申請スレッドで第三者から確認を受ける必要があります。
確認により追加枠の解放が確定するまでは、新たなPCを作成できません。確定前に作成掲示板で能力値の決定を行った場合、その結果は原則として棄却されます。

PCを調整する

特典消費による恩恵のうち、PCの方向性を変えるもの、PCの進退を定めるものです。
これらの恩恵は、リザルトで報酬として直接配布することを禁じます。

3-1. 戦闘特技のリビルド

○GMB1~5×SPB×PLP

自身の所有するPCひとりを任意に選び、戦闘特技の習得枠ひとつを変更させます。変更後の戦闘特技が置き換えの条件を満たしているなら、即座に適用しても構いません。
PCひとりに対して変更させられる回数に制限はありません。
GMBの消費数は、1回目がGMB1個、2回目がGMB2個と増え、5回目以降はGMB5個で固定です。
変更の回数はPCひとりごとに、またSW2.0では『イグニスブレイズ』適用前と適用後でも、別々に数えます。

変更後の戦闘特技は、変更時点で前提を満たしている特技ひとつを任意に選びます。
複数の変更を同時に行えば、前提の特技と本命の特技を一気に習得することも可能です。ただし、特技の前提となるレベルが、変更対象の習得枠が増えたときのレベルを超えてはなりません。
また、変更前の戦闘特技が他の特技の前提ならば、他の特技も強制的に入れ替わります。入れ替わりにおける具体的な考え方は、後述の例1~2を参照してください。

リビルドを行うときは、申請スレッドで第三者から確認を受ける必要があります。
確認によりリビルドが確定するまでは、変更後の戦闘特技を使用できません。確定前にセッションに参加する場合、戦闘特技は変更前のまま運用されます。
例1) 《頑強》《超頑強(頑強II)》を習得済で《頑強》を《ブロッキング》に変更

SW2.0

  • 《超頑強(頑強II)》が《頑強》に強制的に入れ替わる
  • 《ブロッキング》《頑強》を習得済となる
例2) 《両手利き》《双撃》《二刀流》を習得済で《両手利き》を《魔力撃》に変更

SW2.0

  • 《双撃》《二刀流》の任意に選んだ側が《両手利き》に強制的に入れ替わる
  • 《魔力撃》《両手利き》(《双撃》or《二刀流》)を習得済となる

3-2. 戦闘特技以外のリビルド

○GMB1×SPB×PLP

自身の所有するPCひとりを任意に選び、以下の提示項目ひとつを変更させます。
PCひとりに対して変更させられる回数に制限はありません。
特典の消費数は、リビルドを1回行うごとに、GMB1個です。

リビルドを行うときは、申請スレッドで第三者から確認を受ける必要があります。
確認によりリビルドが確定するまでは、変更後の習得内容を使用できません。確定前にセッションに参加する場合、習得内容は変更前のまま運用されます。
「秘奥魔法・学派秘術・超越魔法の習得魔法」
習得枠ひとつを任意に選択。変更後の必要レベルが習得レベルを超えないこと
「その他技能の習得能力/練技・呪歌・騎芸・賦術・鼓砲・占瞳・呪印・貴格」
習得枠ひとつを任意に選択。変更後の必要レベルが習得レベルを超えないこと
「セージ・バード技能の習得言語」
会話/読文を問わず最大で習得枠ふたつまでを任意に選択
「魔動天使専用の習得能力/エンジェルオーダー」
習得枠ひとつを任意に選択。変更後の必要レベルが習得レベルを超えないこと
「ドレイクナイト・バジリスク専用の習得能力/魔装・魔剣・邪視」
魔装:習得枠ひとつを任意に選択。変更後の必要レベルが習得レベルを超えないこと
魔剣:習得魔装に応じて使用可能な近接武器ひとつを任意に選択
邪視:習得魔装に応じて使用可能な追加邪視ひとつを任意に選択
「一般技能の習得内容」
習得済の技能すべてを未習得に戻し、習得制限の範囲内で再度任意に選択

3-3. 信仰の改宗

○GMB6×SPB×PLP

自身の所有する神官PCひとりを選び、信仰する対象を他の神へ改宗させます。
PCが信仰できる神に関しては、ハウスルールの記述にも従ってください。
PCひとりに対して改宗させられる回数は1回だけです。
特典の消費数は、信仰の改宗を1回行うにあたり、GMB6個です。

信仰を改宗すると、改宗前のプリースト技能は封印され、使用できなくなります。
封印されても、経験点は使用済のまま未使用に戻らず、総経験点も減少しません。作製済のほこらは失われ、名誉点事業の神殿運営は強制的に休業・廃業となります。
この封印は、いかなる手段を用いても解除できません。

改宗後のプリースト技能は、改めて経験点を消費し、1レベルから習得しなおします。たとえ改宗前後の神々が近しい関係でも、改宗前の技能レベルは継承されません
行使可能な神聖魔法は、改宗後の信仰および技能レベルに準じます。

信仰の改宗を行うときは、申請スレッドで管理人から確認を受ける必要があります。PCのイメージが著しく変化する場合、相応の説得力がなければ、申請は却下されます。
確認により信仰の改宗が確定するまでは、改宗後のプリースト技能を使用できません。確定前にセッションに参加する場合、プリースト技能は改宗前のまま運用されます。

3-4. 冒険者技能の払い戻し

○GMB1×SPB×PLP

自身の所有するPCひとりを任意に選び、習得技能ひとつの技能レベルを減少させます。減少により生じる累積経験点の差分が、未使用の経験点として払い戻されます。
PCひとりに対して払い戻せる回数に制限はありません。
特典の消費数は、払い戻しを1回行うごとに、GMB1個です。

払い戻しによる減少後のレベルは、減少前のレベルに応じて段階的に異なります。
払い戻しを連続で行うときは、レベルの高い時点から1回ずつ順番に処理してください。その場合、最初と最後の技能レベルを比較し、累積経験点の差分を一括で払い戻します。
払い戻しにおける処理の具体的な考え方は、後述の例1~2を参照してください。
減少前のレベル減少後のレベル経験点A経験点B
1~40(固定)1000~5000500~4000
5~74(固定)2000~75001500~6000
8~97(固定)4000~90003000~7000
10~減少前-16000~5000~

生まれの初期技能が0レベルになると、強制的に経験点が消費され1レベルで習得します。
技能レベルが0になると未習得として扱い、行為判定等も平目で行うことになります。
冒険者レベルや技能レベルの減少に伴って、HPとMPの最大値も計算し直してください。

習得済の戦闘特技および技能に付随する言語や練技等の能力は、未習得には戻りません。習得時のレベルや前提を満たさなくなると、一時的に封印され、使用できなくなります。
この封印は、改めて経験点を消費し技能レベルを上げることで解除されます。封印の解除ではなく習得内容を変更したい場合、別項の記述に従って申請してください。
3-1. 戦闘特技のリビルド
3-2. 戦闘特技以外のリビルド
3-3. 信仰の改宗

技能の払い戻しを行うときは、申請スレッドで第三者から確認を受ける必要があります。
確認により払い戻しが確定するまでは、習得技能の技能レベルを減少できません。確定前にセッションに参加する場合、技能レベルは減少前のまま運用されます。
払い戻しを行うと、その時点でPCのデータが確定し、払い戻し前には巻き戻せません。直前に行った技能レベルの上昇や買物なども変更できませんので、注意してください。
例1)主技能プリースト7&副技能ファイター5のPCがプリースト4に減少
  • 減少前後の技能レベル7→4でGMB1個を消費。差分の経験点7500を獲得
  • 冒険者レベル7→5、プリースト7→4の減少に伴ってHPとMPの最大値を再計算
  • 冒険者レベル7で習得済の戦闘特技が一時的に封印され使用不可
  • 以降の成長で改めて経験点を消費し冒険者レベルを上げることで封印解除
例2)副技能バード11のPCがバード6に減少
  • 減少前後の技能レベル11→10→9→7→4でGMB4個を消費。差分の経験点24000を獲得
  • 改めて経験点3500を消費しバード4→6に上昇
  • バード7~11までに習得済の言語および呪歌が一時的に封印され使用不可
  • 以降の成長で改めて経験点を消費しバード技能を上げることで封印解除

3-5. 蘇生時の保険

○GMB1×SPB×PLP

自身の所有する蘇生直後のPCひとりを選び、以下の提示項目ひとつを適用させます。
PCひとりに対して適用させられる回数は、項目すべてを合わせて1回だけです。
特典の消費数は、保険の適用を1回行うにあたり、GMB1個です。
どのような経緯で保険の効果が発揮されたかは、個人の裁量で任意に設定して構いません。
「穢れの増加と影響を拒否」
蘇生による穢れ表の参照を行わず、穢れの増加と影響の発生を無効化
「穢れの影響を変更」
蘇生による穢れ表の参照において、出目とは異なる影響ひとつを任意に選択
「蘇生費用を免除」
操霊魔法【リザレクション】の行使を受けて発生する蘇生費用10000Gを無料化

3-6. PCの引退

×GMB×SPB○PLP5

自身の所有するPCひとりを任意に選び、セッションに使用可能な状態から引退させます。
基本枠で作成されたPCが引退すると、その枠は解放され新たなPCを作成可能となります。追加枠で作成されたPCが引退すると、その枠は消滅します。注意してください。

PLひとりに対して引退させられる回数に制限はありません。
特典の消費数は、PCの引退を1回行うごとに、PLP5点です。

PCの引退を行うときは、申請スレッドで第三者から確認を受ける必要があります。
確認によりPCの引退が確定するまでは、それが基本枠でも新たなPCを作成できません。確定前に作成掲示板で能力値の決定を行った場合、その結果は原則として棄却されます。

3-7. PCの復帰

○GMB3+1×SPB○PLP15

自身の引退したPCひとりを任意に選び、セッションに使用可能な状態へ復帰させます。
基本枠で作成されたPCが復帰すると、新たに解放された追加枠に作成枠が変更されます追加枠で作成されたPCが復帰すると、消滅していた枠が同時に復活します。

PLひとりに対して復帰させられる回数に制限はありません。
特典の消費数は、復帰を1回行うごとに、基本枠ならGMB3個またはPLP15点です。さらに、追加枠ならGMB1個を上乗せします。上乗せにPLPは使えません。

PCの復帰を行うときは、申請スレッドで第三者から確認を受ける必要があります。
確認によりPCの復帰が確定するまでは、対象PCはセッションに使用できません。

PCを演出する

特典消費による恩恵のうち、PCの人物像を深めるもの、PCの立場を固めるものです。
これらの恩恵は、リザルトで報酬として直接配布することを認めます。
ただし、自動獲得の際に、価格や名誉点が報酬の目安を逸脱することは避けてください。または、任意獲得に留め、実際の獲得には金銭や名誉点を消費するように求めましょう。

4-1. 住宅の獲得

○GMB3×SPB×PLP

自身の所有するPCひとりを任意に選び、金銭と名誉点を免除して住宅ひとつを与えます。
特典で得た住宅は売却不可の扱いとなり、合計名誉点に加算されません
住宅の種類は問いません。グレードアップはセッション間ならいつでも無償で行えます。〈城〉を所有するには、合計名誉点1200以上と爵位を前提とします。

PCひとりに対して与えられる回数に制限はありません。
特典の消費数は、住宅の獲得を1回行うごとに、GMB3個です。
住宅設備は付属しません。それぞれ既定の金銭と名誉点を消費する必要があります。〈有能な金庫番〉の名誉点は、住宅の種類に応じて通常通りに計算してください。

4-2. 独自の二つ名

○GMB1○SPB1○PLP5

自身の所有するPCひとりを任意に選び、単語表にない称号を獲得する権利を与えます。実際に称号を獲得するには、30点以上名誉点を消費する必要があります。
点数に上限はありません。称号に相応しいと思う点数を、5点刻みで設定してください。

PCひとりに対して与えられる回数に制限はありません。
特典の消費数は、称号の獲得を1回行うごとに、GMB1個またはSPB1個またはPLP5点です。
独自の二つ名は、意味が崩れない範囲ならば、単語を分割して用いても構いません。他の称号との組み合わせや称号の剥奪などは、通常通りの処理となります。

4-3. 爵位等の獲得

○GMB3~100×SPB×PLP

自身の所有するPCひとりを任意に選び、騎士位・爵位・王位のうちひとつを与えます。
獲得に本来要する金銭は免除されますが、代わりに売却不可の扱いとなります。名誉点は消費されたものとみなし、そのぶん合計名誉点に加算されます
爵位等の利用に関しては、ハウスルールの記述にも従ってください。

PCひとりに対して与えられる回数に制限はありません。
爵位等の獲得はGMBが必要で、階級ごとに消費数が異なります。
爵位等は個別に複数を所有することも、所有済の階級を上げることも可能です。階級を上げる場合、次の階級との差分を追加で消費し、累積で計算して構いません。
階級名誉点消費数
騎士位150GMB3
男爵位750GMB10
子爵位1200GMB20
伯爵位2000GMB30
侯爵位4000GMB50
公爵位5000GMB70
王位10000GMB100

4-4. 著名人のコネクション

○GMB3×SPB×PLP

自身の所有するPCひとりを任意に選び、コネクションひとつを獲得する権利を与えます。実際にコネクションを獲得するには、段階に応じた名誉点を消費する必要があります。
コネクションの相手は、必要名誉点が書籍に掲載されているNPCが対象です。ただし、ダークドワーフの鍛冶師は、【2-4. 鍛冶師のコネクション】を優先します。

異なる相手であれば、PCひとりに対して与えられる回数に制限はありません。
特典の消費数は、コネクションの相手ごとに、GMB3個です。
コネクションの段階を上げる場合、通常通りの処理となります。GMBの消費は不要です。

4-5. 一般技能の制限突破

○GMB3×SPB×PLP

自身の所有するPCひとりを任意に選び、一般技能の習得における制限を突破させます。任意の一般技能ひとつ、および一般技能の合計について、上限が5レベルずつ上昇します。
一般技能の利用に関しては、ハウスルールの記述にも従ってください。
PCひとりに対して突破させられる回数は1回だけです。
特典の消費数は、制限突破を1回行うにあたり、GMB3個です。

制限突破の前後において、その技能を必ずしも最大レベルまで習得しなくとも構いません。先に上限のみ緩和し折に触れレベルを上昇させることも、あえて才能に背を向け別の技能を伸ばすことも可能です。
6レベル以上の一般技能は、冒険者にとって前職や事実上の転職という意味を持ちます。冒険者を続ける限り、その職能が11レベル以上の高みへ至ることはありません。

4-6. 独自の一般技能

×GMB○SPB1○PLP5

自身の所有するPCひとりを任意に選び、一般技能一覧にない技能を習得させます。
一般技能の利用に関しては、ハウスルールの記述にも従ってください。
PCひとりに対して習得させられる回数に制限はありません。
特典の消費数は、技能の習得を1回行うごとに、SPB1個またはPLP5点です。

一般技能の習得における制限は、通常通りの処理となります。独自の一般技能でも、【4-5. 一般技能の制限突破】により、上限の緩和が可能です。
もしくは、既に一般技能の合計に余裕がない場合、【3-2. 戦闘特技以外のリビルド】を検討しましょう。

独自の一般技能は、習得前にその定義について管理人から承認を受ける必要があります。希望する職業名・一般技能名・概要を文章化して、申請スレッドに投稿してください。
承認により技能の定義が確定するまでは、申請した一般技能を習得できません。
既存技能で代替できる、汎用性が高すぎる、などと判断されると、申請は却下されます。一方で、過去に承認済の技能ならば、申請した本人以外でも自由に習得して構いません。

恩恵を取り消す

特典消費による恩恵は、一度獲得したら基本的に取り消すことはできません。
例外として、超越リビルド限界リビルドにおいて、特典が還元される場合があります。
それ以外に能動的に特典の還元を受ける方法は唯一、以下に記載するPCの抹消のみです。

5-1. PCの抹消

-GMB-SPB-PLP

自身の所有するPCひとりを任意に選び、セッションに使用する権利を完全に放棄します。対象PCは強制的に引退し、復帰できませんPCのみならずNPCとしても使用できません。
代わりに、それまで対象PCに使用したGMB/SPB/PLPを、全て未使用に戻して還元しますPL/GMシートでは使用履歴そのものは消さずに、還元された旨を追記してください。

PLひとりに対して抹消させられる回数に制限はありません。
基本枠で作成されたPCを抹消すると、その枠は解放され新たなPCを作成可能となります。追加枠で作成されたPCを抹消すると、その枠は消滅しますが使用済の特典を還元します。
対象PCが既に引退していても、死亡による引退の場合を含め、抹消することができます。死亡PCの追加枠で新たなPCを作成している場合、その枠に使用済の特典は還元しません。

PCの抹消を行うときは、申請スレッドで管理人から確認を受ける必要があります。
確認によりPCの抹消が確定するまでは、それが基本枠でも新たなPCを作成できません。確定前に作成掲示板で能力値の決定を行った場合、その結果は原則として棄却されます。
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